淡いあの頃のおもいで
こんにちは、七色そよ風です。
今日は私の若かりし中学生の頃の部活動のことを懐かしみながら綴りたいと思います。
思いおこせば○十年前の思い出話。
中学校に入学すると必ず部活動に入部しなければいけないというのは当時の決まりで...。
私はクラスで友達になった子と一緒に同じ部活に入ろうと決めて悩んで入った部活動は卓球部。
私は球技は得意だったが走るのが苦手で、運動部にはつきものの練習前のウオーミングアップを兼ねたランニングや反復横跳びなど、きつい運動はなるべく避けたかったからで。
それでなくても体育館の中で見るバスケ部やバレー部は顧問の先生の指導が厳しい。竹刀を手にボールは飛ぶは折りたたみの椅子は飛ぶは熱くなりすぎて罵声のような声が響く。
終いには返事が悪い、連帯責任だと言われ皆ウサギ跳びをさせられている。
当時の部活動は当たり前のように部員がその指導についていく。
強くなりたい、試合に勝ちたい、そんな思いがあるからだろう。
隣町中学校との試合に負けると走って帰らせられる。
そんな友人達の部活の様子を卓球部の練習台がある体育館の2階から否応なしにも見えてしまう。
私の目から見たら可哀想なバスケ部やバレー部、罵声や怒号が聞こえるとこっちまで萎縮してしまい思わず大丈夫かと下にいる友人達を心配してしまう。
根性、根性がなければ...
それに比べたら、いたって平和な卓球部。
顧問の先生は年配の女性で、部員の自主性を尊重してくれているのかあまり口を出さず良いようにさせてくれる。
でももう少し部活動を見に来てくれアドバイスをしてくれる先生だったらもっと良かったのにと当時は思ったりもしていた。
卓球部の先輩はとてもやさしい人ばかり。
きれいな先輩、卓球の上手な先輩に憧れて、毎日練習を頑張った。
部活でもまた新たな友人もでき楽しく部活動を続けることができた。
土曜日の午後練、お弁当を持って部活の友人達と一緒に食べる。
こっそりお菓子なども持ち込んで... クラスが違う友達と食べるお弁当、解放されたような自由な時間が楽しかった。
当時私たちの仲間で流行ったお弁当の中身はチキンハンバーグ、袋のまま持参し蓋のうらに開けて食べる。チキンハンバーグが発売されて間もない頃、田舎だから遅れていたかもしれないけれど、必ずお弁当のおかずに欠かせなかった一品。
女の子同士だから中身が気になる。
オムライス、サンドイッチ、ピラフのようなチャーハンだったり、友達と見せ合いながら...。
この頃からかなぁ、お弁当を自分で作るようになったのは...
そしてデザートにピンクに白の水玉模様の細長いプラスチック容器にプリンを作って持って行く。カラメルソースももちろんかけて...
当時真新しい食材でお湯にプリンの素を入れ煮溶かし冷やし固めるだけの手軽で簡単なもの。
私は自分で作れる簡単なおやつがお気に入りで普段にもプリンはよく作っていた。
学校の近くにお店やさんがありそこで友達とパンとジュースを買うこともあった。好みのパンにコーヒー牛乳、茶袋に入れてくれて袋を開けると茶袋の紙とコーヒー牛乳の紙パックの匂いが大好きで、今でも茶袋の匂いを嗅ぐと懐かしく思い出される。
試合の時などに欠かせないのはレモンの砂糖漬け。
私たちと近しい世代の方たちは必ず作って部活動に持って行かれたのではないでしょうか。
レモンの甘酸っぱさがたまらない...
すっぱくてもみんなで食べると美味しいのよね。
その後、部活で知り合った友達とは高校進学で分かれてしまったり、その後も一緒で長く友人関係が続いていた子達も...。
それぞれが結婚をしてそれぞれの人生を歩み、今まだ会えない友人もいるが一緒に部活動で互いに汗して励んだ仲間、時には勉学に、時にはアイドルにアニメ、恋バナに花が咲き、乙女だったあの頃が本当に懐かしい。
箸がころがっても可笑しかったね、あの頃...
みんなどうしているかな...
私の中学時代、懐かしいあの頃...
淡い思い出。
カタバミ
花言葉 「輝く心」「喜び」「あなたと共に」
今日も最後まで読んで下さりありがとうございます。
感謝しています。