私の家族。
初めまして。
ご覧いただきありがとうございます。
簡単な自己紹介はこちらをご覧ください。↓
初めに
前回までは、私がうつ病を患ってから、
休職期間中のお話をしてきましたが、
その中で、悩んだことが、
「うつ病になったことを誰かに話すか。」
ということです。
このことについて、
少しずつお話ししていこうと思います。
今日は私の家族のお話しです。
1.私の母。
家族についての話は、これまで自己紹介などで
軽く触れてきたのですが、
私にとって家族は、
"大切な話をできる相手"
ではありません。
改めて簡単にお話しすると、
母子家庭で、上にはきょうだいがいて、
私は末っ子として生まれました。
私が3歳くらいの時に離婚しているので、
父親の顔は写真でしか知りません。
なぜ、相談相手にならないのかと言うと、
私は家族といると心が苦しくなるというか、
居心地が悪く、素を出せないからです。
相談相手に"ならない"というより、
"できない"の方が
ニュアンスとしては合っているかもしれません。
ここで勘違いしてほしくないのは、
幼少期の頃に虐待をされていたとか、
何か特別、嫌いになる出来事があった
というわけではありません。
けれど、前にも少しお話ししたように、
母子家庭で母は夜勤をしていたことから、
日中は、記憶にある限り寝ていましたし、
授業参観など、
見に来てくれると約束していたにも関わらず、
「眠くて起きれなかった。」
という出来事が積み重なって、
幼いながらも裏切られたというような感覚と、
中学、高校くらいになると基本的な家事全般は
自分たちで行っていたこともあり、
母親からの愛情というものを感じた経験が
少なかったことが原因の一つとしてあるかなと
思います。
今でもすごく覚えていることがあり、
私が一人暮らしを始めたばかりの頃、
レトルトのハヤシライスを食べたことが
ありました。
その時思ったことが、
「あぁ、懐かしい味だ。」
でした。
幼少期から記憶にあるのは、
レトルトやインスタント、お菓子類を食べていた
記憶です。
たまに、母の仕事が休みで家にいる時は、
夜ご飯を作ってくれたのですが、
時折、夜ご飯の時間になっても起きてこず、
きょうだいと一緒に
「夜ご飯は?」
とおそるおそる起こしてみると、
「ごめん、眠くて起きられないから
家にあるものを適当に食べて。」
という返答。
そして、家にある菓子パンやお菓子を食べた記憶。
もちろん、全く手料理が出てこなかったわけでは
ありませんし、覚えている味もあります。
けれど、
私がレトルトのハヤシライスの味で懐かしいと
感じるほど、染み付いていた味だったんだなと
思い知らされたような出来事でした。
それが何だか寂しくて、
一人暮らしの部屋で、心がギュッとなった
記憶があります。
2.私のきょうだい。
私には、上に2人のきょうだいがいるのですが、
特に1番上のきょうだいは幼少期から、
私は子どもながらにも
何だか周りとは違うんだろうなということを
感じとっていました。
そして、私自身も成長してくるにつれ、
発達障害という言葉を理解するようになり、
上のきょうだいもおそらく発達障害だろうなと
感じていました。
詳しくは、上記に添付した、「初めまして。①」
にも書いております。
明らかな発達障害の特徴があったのは
1番上のきょうだいですが、
真ん中のきょうだいも少し不思議なところは
ありました。
(ややこしくて申し訳ないのですが、
身バレ防止のために性別を伏せながら
書いてます。)
◯よく迷子になる
◯よく忘れ物をする
◯お小遣いが尽きているのにも関わらず、
欲しいものを買わずにはいられず、親にねだる
◯すぐにバレる嘘を頻繁につく
これらの出来事が一概に
発達障害の影響なのかは分かりませんが、
やっぱり真ん中のきょうだいも思い返すと
おかしな点は多々ありました。
そして、一年ほど前だったかと思います。
実家にいた時に、
とある内服薬が落ちているのを見かけます。
ずっと元医療従事者と書いてきましたが、
私は元看護師です。
ですが、聞き慣れない薬だったので、
何だろうと思って調べてみると、
"ADHD"の薬ということが判明しました。
そのことを母に問うと、
「病院に行って診断してもらったらしい。」
と言われました。
発達障害だということは勘づいていましたが、
今まで明確に診断されていたわけでは無いので、
今回の件で"ADHD"と診断されたということを
知ったので、ついに現実になってしまったんだな
という感覚でした。
また、そのあとに母から
「〇〇(真ん中のきょうだい)も
同じ薬飲んでたことあるんだって。」
と聞かされました。
1番上は明らかに何かしらの
発達障害はあるだろうなと思っていましたが、
真ん中は少し変わってるな程度だったので、
これには驚きました。
そこで思ったのは、
「上と真ん中がそうなら、
私もそういう気質があるのか…?」
ということです。
今までは、
「きょうだいの中で、私が1番しっかりしている。」
と親からも周りからも言われていましたし、
自分で言うのもなんですが、
自分でもそう思っていました。
当事者の方からすると
失礼な言い草かもしれませんが、
自分自身も発達障害なのかもしれないと思ったら、正直ショックでした。
3.家族とは…?
今現在、私は一人暮らしで、
真ん中はパートナーと同棲しています。
そして、
1番上はフリーターをしていて、
今も実家暮らしなのですが、
ADHDの言動が著明なので、その1番上と一緒に
二人きりで暮らす母はストレスが溜まっていることはわかります。
もちろん、”ADHD"であるということを
母も受け止めてはいるものの、
すでに20代後半の子どもが
◯何度言っても部屋は片付けないし、ゴミだらけ
◯人の話を全く聞かない
(聞いているようで、耳に入っていない)
◯夜中なども関係無く、
大声で独り言や歌を歌ったりする
◯一人暮らしをできるほどの経済力が無いので、
生活費もろくに入れない
これは、やりきれないなと思います。
私は、そんなきょうだいから逃げるように
家を出たので、母を見捨てたという罪悪感が無いと言ったら嘘になります。
それでも、私の人生だから、自由になりたいという気持ちもある。
そんな状況なので、時々、母と会っても、
1番上のきょうだいの愚痴ばかり。
いがみ合っているというわけでは無いのですが、
やっぱり家族同士の愚痴を聞かされるのは
気持ちの良いものでは無いです。
さらに、
母の中で、私は
「他のきょうだいに比べて優秀だ。」
という位置付けなので、
2人の“ADHD"の子どもに、
さらに"うつ病"の私。
こんな追い打ちをかけたくないという
気持ちもあり、やっぱり、
どうしても打ち明けられません。
ということで、長くなってしまいましたが、
"家族なのに、一緒にいても心が苦しくなる"
ということをお伝えしてきました。
なので、大切な相談ができないんです。
今回はここまでにします。
お付き合いいただきありがとうございました。
また次回。