僕らは毎日同じことをしている。
アリストテレスは「人間とは習慣の動物である」と定義しました。それくらい人間は習慣の中でしか行動しておらず、普通に生きていれば、特殊な行動というのは起こさないわけです。あなたも昨日と似たような1日を今日も送っているのではないでしょうか。
僕も大体、同じですね。毎日記事を書いて、勉強して、ジムに行って、たまに遊んでというようなループを繰り返しています。
こういう、人間は習慣の中で生きているという前提を踏まえると、僕らが人生をよくするためにすべきことというのは悪い習慣を減らしていき、良い習慣を作っていくことだと思います。noteの毎日更新は約1ヶ月前くらいに取り入れたのですが、これのおかげで最近の人生は充実しています。
目に見える現象として何かが変わったというわけではないのですが、何かを学んだり、閃いたりしたら、即吐き出すということを当たり前のようにやっているおかげで、考える機会が増えたんですよね。
考えていたら自然と頭を使うので、その思考の過程で成長を感じることができます。これが充実感の正体なのかなと感じています。あと、更新した記事数がちょっとずつ増えていくのも何気に嬉しいですね。最近はもはやゲーム感覚で記事を書いています。最初の方は記事を書くのが割と苦痛だったのですが、今じゃ書かないと落ち着かないくらいです。そのくらい習慣というのは人間が物事に対して、取り組む意識を変えてしまいます。
一方で、悪い習慣を断ち切るということも考えていかなければなりません。いくら良い習慣を作り出しても悪い習慣が邪魔をしていれば、人生における充実度が相殺されてしまいます。
例えば、最近僕は寝る前にお酒を飲みながらお菓子を食べるというのが習慣になりつつあったのですが、今日朝起きて、かなり体調が悪かったので、これは断ち切ろうと決心しました。
まぁ、簡単に辞められるものであればいいのですが、人間は習慣の生き物と言われるように、意識したところで簡単に辞められないのが人間なわけです。僕は別にアルコール中毒でもないし、惰性で酒を飲んでいただけですので、辞めようと思えばすぐに辞められるのですが、ほとんどの場合は習慣を書き換えるというのは困難なケースが多いです。
そんな時に活躍するのがコミュニティの存在です。コミュニティというのは習慣を書き換えたい時に非常に便利で、僕がnoteを毎日更新しているのも僕が運営しているコミュニティで「みんなで毎日更新しよう」ということを提案したからです。そうなると、言い出しっぺの僕がサボるわけにはいかないじゃないですか。だから、僕が誰よりも記事を書いて、毎日更新しているわけです。強制力が良い意味で働いているんですよね。
コミュニティメンバーには特に強制力はかかっていないし、やらなかったところで別に僕は何も言わないですが、毎日更新することが当たり前の集団に混じると、当たり前の基準が上書きされるので、自然と自分も毎日記事を書くようになっていきます。一人でやると、かなり意思が強くないとできないでしょうけど、同じ志を持つ人々と協力すればグッと難易度を下げることができます。
こういう風にコミュニティのリーダーというのは問題における解決策を提示するだけの役割ではなく、メンバーの人生が良くなるための習慣をちょっとずつ変えていくよう誘導する役割もあるのです。
むしろ、僕はこっちがメインだと思っています。商品を売る技術とかって結局、一時的な解決策の提示じゃないですか。利益を上げるためにはそれももちろん重要ではあるんですけど、冒頭に書いたように人間は習慣の動物なわけです。比重としては習慣の方が圧倒的に大きく、ここを変えない事には人生は変わらないので、問題解決という特殊な事例にフォーカスしたビジネスだけでは徐々にジリ貧になっていくのです。
何かの解決策という答えをそのまま教えるというよりはちょっとずつ習慣が変わっていくような情報を与えていくことがコミュニティを長く運営する方法であり、息の長いビジネスをデザインする方法なのかなと思います。なんせ、僕らは習慣の中で生きているのですから。
ということで、今日は以上です。では。