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私の目指す教師像(3)Specialist:専門性を持つこと

私の目指す教師像の3つめに、specialist:専門性を持つことをあげました。

ここでの専門性とは、専門教科である英語の専門性、教科指導の専門性、生徒指導における専門性、生徒の心の発達における専門性、コミュニケーションの専門性などを指します。

ここでは、英語の専門性と教科指導の専門性についてシェアしたいと思います。


英語の専門性について


まず英語教員として必須なものが、英語の専門性。
私はかれこれ20年以上英語に触れてきました。その中で、いつのまにか英語が好きになり、気づいたら得意なことになり、今では英語の勉強をすることが全く苦ではなく、勉強することが趣味となっきました。

夫からは、よくそんな勉強ばっかりできるね、本当にまじめだよね、と言われますが、私本人は努力しているつもりはなく、ただただ好きだからやり続けている、といった感じの存在なのです。

これこそ、好きこそものの上手なれ、ということでしょうか。

英語の習得というのは終わりがなく、どこまでいっても自分の満足いくことはないと思っています。周りの人からは、英語ができるね、と言われますが、自分よりも英語ができる人なんてこの世にごまんといますし、まだまだなびしろしかない、と感じています。
なので私はきっとこのまま一生英語を学び続けていくのではないかと思っています。

現在は夫の仕事の都合で海外在住のため、しばらく英検やTOEICなどを受けられる状況ではないのですが、いつか英検1級取得をしたいと思っているので、今できることをコツコツ積み重ねています。

生徒とともに、常に学び続けていきたいです。

教科指導の専門性について

英語教師として英語を教える以上、英語の専門性を磨き英語ができることは当たり前なのですが、それ以上に”英語を教える方法”についての専門性が重要となってきます。それが教科指導の専門性です。

私の英語の授業におけるテーマは、”楽しくなければ学びじゃない”でした。

私の持論ですが、生徒が英語が楽しい・好きと思えるようになったら勝手に勉強したくなり、自主的に学ぶ姿勢をはぐくむことができると思っています。
テスト週間に勉強し始めるときに、”まず英語からやろうかな”と思える生徒を一人でも増やすこと。
そのため、いかに生徒に楽しみながら学んでもらえるかを考えて授業研究をしていました。

英語が嫌い”な生徒を”英語は嫌いじゃない”に。
英語は嫌いじゃない”生徒を”英語が好き”に。
英語が好き”な生徒を”英語が得意”に。

目の前の生徒ひとりひとりの、英語に対するフェーズを1段階あげてあげること目標としていました。

そのために、教科指導や授業案、アクティブラーニング、4技能にあけるアクティビティの本など、ありとあらゆる本を読み、授業準備をしていました。職員室の引き出しには20冊近くの本を備え、活用していました。

良いと思ったら即行動で、授業に生かします。毎回の授業で反省をし微調整しながらよりよい授業になるようブラッシュアップしていきました。

直近の1年間は、5クラスを週4コマの合計週20コマをもち、約200人の生徒に英語の授業を受け持っていました。

年度末に行った授業に関するアンケートでは8割近くの生徒が年度初めよりも1フェーズ上の段階に上がったと実感すると答えてもらい、”前よりも英語が好きになった”と答えてくれる生徒が半分以上いました。

中でも”来年もnanase先生のおかげで英語が好きになりました。来年もnanase先生の授業が受けたいです”とたくさんの生徒に言ってもらえたことはとても嬉しかったです。

自分のやってきたことは間違っていなかったのかなと、少し自信をもらえた気がしました。

TEFLでの学びを生かす


TEFLの勉強をしようと思ったのも、より生徒の学びにつながる楽しい授業について深く学びたかったことがきっかけです。
また、TEFLはALTの先生が日本で働くために取るような資格なので、自分でALTのような英語だけの授業もできたら最高だ!というようなモチベーションでした。

実際にTEFLを学ぶ中で、各4技能における具体的なアクティビティの数々をたくさん学べたことが大きな収穫となりました。

特に勉強になったのが、文法を英語で教える方法です。

日本の英語教育では英語で英語を教えるように、と言われている中でも、
一見文法指導は日本語で行うしかないと諦められがちです。
実際に生徒のレベルによっては、日本語でしっかりと説明する必要があることは確かです。
しかし、英語で文法を教えるノウハウを知っていることだけでも大きな強みになるのではないかな、と思います。

もし需要があれば、教科指導の授業研究の方法や、TEFLで学んだアクティビティなどもシェアしていければと思います。



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