製菓衛生師試験まとめ 製菓理論②小麦粉
少しずつまとめたものを公開していきたいと思います。ちゃんと学校へ行った学生さんほど勉強はできていないので、継続的に覚えておくことが難しいと感じます。
小麦について
胚芽:2% →脂質、ビタミン、ミネラルが豊富
胚乳:83% →小麦粉の原料
皮 :15% →ふすま …家畜の飼料
小麦粉は小麦のを粉砕し、ふるいわけ、皮と胚乳部を取り、内部の胚乳を製粉したものである。皮部が混入すると灰分含量が高くなる。
小麦粉の成分
小麦粉:でん粉70~75%、たんぱく質20%
※たんぱく質の80%がグルテン(グルテニン・グリアジン)
グルテンとは
小麦粉に適量の水を加えてよく練り、水で洗うとできる粘着性のある塊。主成分はグリアジン、グルテニンというたんぱく質。水に溶けにくい。
(グルテン形成阻害)油脂、砂糖
(グルテンの安定化)牛乳・卵
(グルテン形成補助)食塩
小麦粉の分類①たんぱく質量による分類(薄力粉など)
薄力粉(粒度:細、グルテン:少・粗)
たんぱく含有量:8、カステラ、てんぷら等
中力粉
たんぱく含有量:10、日本めん、クラッカー
準強力粉
たんぱく含有量:11、中華めん、フランスパン
強力粉(粒度:粗、グルテン:多・強靭)
たんぱく含有量:12、食パン、日本そばつなぎ
セモリナ粉(グルテン:多・柔)
たんぱく含有量:12、マカロニ、スパゲティ
小麦粉の分類②灰分量による分類(品位別、等級)
特等粉:灰分が少なく、色沢は白(優良)
1等粉、準1等粉、2等粉、3等粉、末粉
灰分が多いと、酵素活性が強く、品質低下が起きやすい