本質に気付くストンと刺さる言葉たち【おいハンサム！！２第四話より】
こんにちは。
私の大好きなドラマのシーズン２が２０２４年４月から放送されました。
「おいハンサム！！２」。
２０２２年１月に深夜にひっそりやってたドラマで、吉田鋼太郎さん演じる伊藤源太郎が個性豊かな３人の娘の幸せを願って奮闘し、生きていく中での大切な気づきを家訓・教訓として家族会議で共有していく、シュールだけれども温かいホームドラマです。
ちなみにシーズン２からみだしても、心配なく楽しめる内容になっています。
このドラマは狭まった視野や固定観念を、ハッと気づかせてくれたり価値観を見直すきっかけをくれるワードが多数でてきます。
特に終盤で毎回開催される伊藤家リモート会議（家族会議）は人生で大切にすべきことを家族で共有するために、吉田鋼太郎さんが押し付けがましくなくハンサムに言っていくところがドラマの一番の見どころです。
このコラムでは、ドラマを見てる見てないに関わらず、ストンと刺さる言葉たちを紹介していきたいと思います。
＜第四話あらすじ＞
父源太郎が家で探しものをしているときにたまたま長女ゆかの日記を見つけてしまう。日記を読みたい気持ちと葛藤しつつ、独身であることにゆかが悩んでいるのではと色々考え込んでしまい心配になる。
長女ゆかは山梨に出張へ、ホテルのリンスインシャンプーの効果に感動し、運命の出会いだと大量に買い込む。
次女りかは偶然あった元彼と懐かしい焼き鳥屋で思い入れのあった手羽先を食べる。
三女みかの職場では、先輩シイナのお気に入りのノーズシャドウが生産終了になることで大騒ぎして、、、。
そして伊藤家の周辺で「とにかく仕草の可愛い花屋さん」が話題に。
なんと今回の伊藤家リモート会議はなし！
第四話のテーマは「先入観に気をつけよう」でした。
今回は伊藤家のリモート会議はありませんでしたが、各エピソードで名言やハッとする言葉があったのでご紹介します。
父源太郎の職場でのエピソード
父源太郎の職場で、部下たちが取引先と商談をした際に中年男性を営業部長、若い女性を平社員だと認識していたことが判明する。源太郎は、実際の営業部長は平社員だと思っていた若い女性であることを教授する。（源太郎自身は以前より営業部長と関わりがあり、初見からキャリアのある女性として対応していた。）
源太郎：性別や年齢だけで人を判断するなよ。
これからはもうそうゆう時代じゃない。
先入観に気をつけろよ。思い込みだけで行動するな。
思い込みだけで人と接するな！
とはいえ、契約は成立した。これはお前たちの大手柄だ。（にこっ）
”これからはもうそうゆう時代じゃない”、本当その通りです。部下たちの成長のために、その場であえて若い女性の営業部長に電話し、謝罪し、契約を成立させる。説教した上で褒める。源太郎という人間の懐の大きさや人間味がよく表現されていました。
長女ゆかの５年日記
職場ではかっこいい源太郎ですが、家の中で見つけてしまった長女ゆかの「５年日記」をただただ見たい衝動にかられてしまいます。”次女りかは結婚も離婚もして、三女みかは婚約者がいる。ゆかはもしかしたらなにかを抱えているかもしれない”といろんな理由をつけ、長女ゆかを心配している体裁でゆかの心の中を知る術があればいいのになぁと妻千鶴にしつこく相談します。千鶴は源太郎が日記に執着しているのを見越して「読みたいなら読めばいいじゃない」と言い、日記を持ってきて中身を見せます。
源太郎：人のプライバシーを覗き見するなんて、そんなことはしたくない。
たとえ、家族といえどもそれは許されない、、、
（といいつつしっかり見る源太郎）
全部真っ白だぞぉ！
５年日記と書いてあるのに、（書いてあったのは）たったの２日だけか。
思いもよらなかった、三日坊主以下だな。これも思い込みかぁ〜…
ずっと見たいけど見てはいけないと葛藤していた娘の日記、それなのに２日分しか書かれておらず、見たいと悩んでいた長かった時間は一体なんの時間だったのか。５年日記というタイトルに先入観を持っていたと気付かされた源太郎でした。名前だけでそのものを想像して判断してしまうことはあるあるですよね。
次女りかの思い出の手羽先の味
次女りかは昔よくいっていた街で、偶然元彼と出会います。話がはずみ、当時よく行っていた手羽先とビールがおすすめのお店へ行くことになります。特別おいしかった思い出の手羽先を食べるりかですが…。
りか：嬉しい〜またこの手羽先が食べられるなんて〜！
元彼：よく食べたよなぁ、これ。
食べたりかの心の声：あれ？あれれ？普通だな。
確かに普通においしいけど前はもっとこうなんというか、、、。
いや、味は変わってないんだ。これだったらうちの近所のお店でいいかな。
元々こういう味だったんだ。わざわざ食べにこなくてもいい味っていうか。
そっか！ただ懐かしかっただけか。思い出補正ってやつか。
手羽先が教えてくれた！わたしの思い込み。
たくさん並んだスイーツやバスでしか行けない山奥のお寿司屋さんなど実際にかけた時間や思い込みで脳がおいしいと判断したがるという話にも少し似ていましたね。元彼と何度も食べた思い出の味、記憶では特別に美味しいものとして残っているけど実際に食べたら”特別ではなかった”というエピソード、私自身も思い出が補正されて美化されている記憶に心当たりがあります（笑）。
ちなみにドラマでは元彼はりかと復縁をしたそうでしたが、りかは「楽しかった！元気でね！」とあっさり去りました。過去を断ち切り、前に進む雰囲気が見ていて気持ちよかったです。
とにかく仕草の可愛い花屋の店員さん
源太郎は部下や妻・娘たちから「とにかく仕草が可愛い花屋の店員さん」がいることを聞きます。
「リボンリボン〜、こちらでいかがですかぁ〜？」ってクネクネしたり、プリっとおしりを突き出したりととにかく可愛い花屋さんが気になった源太郎は後日見に行くことにしました。
興味と期待に胸を膨らませ、花屋へ行った源太郎は唖然とします。
なぜなら店員さんは男性（マジーこと真島茂樹さん）だったからです。
帰宅した源太郎は千鶴から「誰も女性だなんて言ってないじゃない」と言われてしまい、第四話は終わります。
いかがでしたでしょうか？
皆様も先入観や思い出補正にご注意ください♫
今回もハンサムでした！