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EC決済とは|よく使われる決済サービスとおすすめ決済代行サービス10選を紹介
こんにちは!NA×NAです。
ECベンダーとしての視点から、業界のトレンドや課題を的確に把握し、最適な情報配信を行っています。ECサイト(オンラインショップ)の立ち上げから、売上UPや顧客満足度向上など、EC運営のサポートしています。
EC業界に限らず、幅広い分野・業界の知識を活かして正確な情報配信を心がけています!
ECサイトの運営において、決済サービスの選定は非常に重要です。
顧客にとって便利で安心できる決済方法を提供することが、購入率の向上や顧客満足度の向上に繋がります。
決済サービスには、クレジットカードやコンビニ決済、キャリア決済など、さまざまな種類があります。それぞれに特徴があり、事業のニーズに応じた最適な方法を選ぶことが大切です。
本記事では、主な決済サービスの特徴を解説し、ECサイトに適した決済方法を導入するための選定ポイントや決済代行サービスの選び方を紹介します。
決済サービスとは
決済サービスとは、商品やサービスの代金を支払うために利用される仕組みやシステムのことです。主に、ECサイトや実店舗で顧客が商品を購入する際に使用される決済手段を指します。
決済サービスは、顧客と企業の間で金銭のやり取りを円滑に行うために必要不可欠な要素です。
支払いの安全性、利便性、迅速性を確保する役割を担います。
決済代行サービス
オンライン決済の場合、顧客は選択した決済方法で支払いを行い、その情報は決済代行サービスを通じて処理され、購入金額がショップの口座に振り込まれる仕組みとなります。
一般的に、決済サービスには決済手段の提供、セキュリティ管理、取引処理、顧客サポートなどの機能が含まれます。
ECサイトでは、複数の決済方法を提供することが重要であり、顧客が自分に合った支払い方法を選べるようにすることが、購買を促進し、顧客満足度を高めるためのポイントです。
決済サービスの種類と特徴
ECサイトで利用される決済サービスには多くの種類があり、それぞれに特徴と利点があります。以下に代表的な決済方法を紹介します。
1. クレジットカード
クレジットカードは、オンライン決済の最も一般的で広く使われている方法です。顧客はカード番号とセキュリティコードを入力することで、即座に支払いが完了します。
特徴
顧客にとって利便性が高く、即時決済が可能。
支払いの遅延が発生しない。
クレジットカード会社によるセキュリティが確保されている。
2. コンビニ決済
コンビニ決済は、顧客が注文後に近くのコンビニで支払いを行う方法です。多くの場合、専用の支払い番号が発行され、その番号を使ってコンビニで現金支払いを行います。
特徴
クレジットカードを持たない顧客やオンライン決済に不安を感じる顧客にとって便利。
支払い方法が直感的で簡単。
3. 代金引換(代引き)
代金引換は、商品を配送する際、配送業者が顧客から支払いを受け取る方法です。商品が届く際に現金またはクレジットカードで支払います。
特徴
商品が届くまで支払いが遅延することがなく、確実に支払いを受け取れる。
クレジットカードを持たない顧客にも利用されやすい。
4. 銀行振込
銀行振込では、顧客が指定された銀行口座に商品代金を振り込む方法です。通常、振込先の情報は注文確認メールなどで提供されます。
特徴
安全性が高く、手数料が低い場合も多い。
クレジットカードや電子マネーを使わない顧客に対応可能。
5. キャリア決済
キャリア決済は、スマートフォンの通信キャリア(例: ドコモ、au、ソフトバンク)を利用して支払う方法です。顧客の携帯電話料金と一緒に決済されます。
特徴
クレジットカードを持たない若年層や携帯電話をよく利用する顧客に人気。
支払いが簡単で、入力情報が少なくて済む。
6. 電子マネー
電子マネーは、事前にチャージしておいた金額で決済を行う方法です。代表的なものとしては、Suicaや楽天Edy、ICOCAなどがあります。
特徴
支払いがスムーズで、店舗でもよく利用されるため、利便性が高い。
小額の支払いが多く、手軽に使用可能。
7. 後払い決済
後払い決済は、商品を受け取った後に支払う方法です。代表的なものに「NP後払い」などがあります。顧客は商品を受け取った後、請求書に基づいて支払いを行います。
特徴
商品を確認してから支払えるため、顧客の安心感が高い。
信用情報を基に支払いを後日行うため、クレジットカードを使わない顧客にも対応可能。
8. ID決済(〇〇Pay)
ID決済は、スマートフォンにインストールした決済アプリ(例えば、Apple Pay、Google Pay、PayPayなど)を使って支払いを行う方法です。QRコードを読み取ったり、NFC(近距離通信)を使用したりして決済が完了します。
特徴
スマホ一つで決済が完了し、非常に便利。
複数の支払い方法を統合でき、利用者が増加中。
ECサイトで導入する決済サービスの選び方
ECサイトでどの決済サービスを導入するかは、売上向上や顧客満足度に直結する重要な決定です。
以下のポイントを考慮することで、最適な決済方法を選ぶことができます。
1. ユーザーの属性
ECサイトに訪れるユーザーの属性に合わせた決済サービスの選定が、顧客体験を大きく向上させます。
例えば、若年層をターゲットにした商品を販売している場合、スマホ決済(PayPayやLINE Payなど)が人気で、モバイル環境で簡単に支払いができることが求められます。
ビジネスマンや中高年層をターゲットにした商品であれば、クレジットカードや銀行振込といった、安定した決済手段が好まれることが多いです。
ターゲット顧客の購買傾向を理解し、その層に適した決済方法を導入することで、購入率を高めることができます。
2. 商品・サービスの価格帯
商品の価格帯に応じて適切な決済方法を選ぶことが重要です。
低価格の商品であれば、キャリア決済や電子マネーが便利で迅速に決済ができ、顧客が手軽に購入できる点が魅力です。
逆に、高額な商品を取り扱う場合、クレジットカード決済や銀行振込が一般的に使われます。特に高額商品では分割払いのオプションが求められるため、クレジットカードや後払い決済の選択肢が重要です。
商品価格帯に合わせた決済方法を提供することで、購入者が安心して取引できる環境を作れます。
3. 導入・運用コスト
決済サービスには初期費用、月額費用、そして取引ごとの手数料などが発生します。これらのコストが事業運営に与える影響は大きいため、予算を考慮して最適なサービスを選ぶ必要があります。
例えば、取引量が少ない場合、高い月額費用を支払ってしまうのは効率が悪いかもしれません。その場合、取引手数料が低いサービスを選ぶ方がコストパフォーマンスが良いでしょう。
また、決済手数料は取引額に応じて変動する場合があるため、長期的な視点でコストを見積もり、最適な選択をすることが重要です。
4. 決済トレンドやシェア率
決済方法のトレンドを把握し、将来の顧客ニーズを見越して決済サービスを選ぶことも大切です。近年では、QRコード決済やスマホ決済(Apple Pay、Google Pay、PayPayなど)が急速に普及しており、特に若年層やテクノロジーに敏感な顧客には非常に好まれています。
また、後払い決済(後払い.com、Paidyなど)のサービスも人気が高まっています。新しい決済手段は、顧客にとって利便性が高く、購買を促進する可能性があります。
業界全体のシェア率やトレンドを見極めながら、今後の成長を考慮して選ぶことが重要です。
決済代行サービスの選定ポイント
決済代行サービスを選ぶ際は、以下のポイントを考慮することが重要です。
1. 対応決済方法の多様性
決済代行サービスが提供する決済手段の数と種類を確認しましょう。顧客が選べる支払い方法が多いほど、購入意欲を高め決済の成功率も上がります。
主要なクレジットカードに加え、電子マネー、QRコード決済、後払い決済など、多様な方法に対応しているサービスを選ぶことが大切です。
2. 手数料の確認
決済代行サービスには、決済ごとの手数料が発生します。
手数料は決済方法によって異なり、また固定料金や取引額に応じた変動料金が設定されていることが多いです。
手数料をしっかりと確認し、総コストを計算することが重要です。
3. セキュリティ機能
決済代行サービスは顧客の個人情報や支払い情報を処理するため、高いセキュリティレベルが求められます。
サービス提供者がPCI DSSに準拠しているか、または暗号化技術や不正検出システム(例:3Dセキュア)を搭載しているかを確認しましょう。
セキュリティ対策がしっかりしていないと、顧客の信頼を失い、コンプライアンス違反にもなりかねません。
おすすめの決済代行サービス比較12選
KOMOJU
「KOMOJU」は、ShopifyやWixなどの主要なECサイト構築サービスに対応したオンライン決済代行サービスです。
導入が簡単で、初期・月額費用なしで利用でき、決済手数料のみがかかります。クレジットカード決済や銀行決済など、20種類以上の決済方法に対応しており、国内外の市場に合わせた決済手段も提供しています。
最短即日での導入が可能で、既存ECプラットフォームだけでなく自社開発のECサイトにも簡単に組み込むことができます。さらに、不正防止システムを備えており、安全に取引を行うことが可能です。
これにより、グローバル市場への展開や事業拡大を考える企業に特におすすめのサービスです。
PAYGENT
「PAYGENT(ペイジェント)」は、NTTデータと三菱UFJニコスが出資している、主にBtoB向けの決済代行サービスです。
導入が簡単で、クレジット決済やコンビニ決済、携帯キャリア決済など多種多様な決済手段に対応しています。特にネットバンキングや多通貨決済に強く、国内外の市場での利用が可能です。
また、24時間365日のリアルタイム振込や迅速な入金サイクルが特長で、スピーディなキャッシュフローの改善に役立ちます。
APIを利用した自動化や業界最新のセキュリティ規格「PCIDSS Ver.3.0」の完全準拠など、安全性と利便性を兼ね備えており、ネットショップ運営者に特におすすめのサービスです。
PayPal
ayPal(ペイパル)は、世界200カ国以上で利用されるオンライン決済サービスで、総利用ユーザー数は4億人を超えます。
主にBtoC向けのサービスでビジネスアカウントの開設からサービス導入までオンラインで完結可能です。決済金額の3.6%+40円の低価格料金体系と、暗号化キーによる顧客情報保護が特徴で、顧客情報の流出心配はありません。
200種類以上の通貨に対応しており、越境ECにも最適です。
入金は即時、引き出しは最短3日で完了し、余計なコストがかからないため、様々なビジネスモデルに対応しています。
ZEUS
ZEUS(ゼウス)は、株式会社ゼウスが提供する決済代行サービスで、25年以上の実績を持ちます。
14,000を超える導入サイトと400社以上の提携企業があり、幅広いサポートとサービスを提供しています。特に審査期間が短く、最短3営業日で結果が出るため、迅速に導入が可能な事や、即時決済から与信後決済など多様な支払い方法が選べるのも特徴です。
また、売上の随時確認やCSV出力機能も備え、ユーザーの分析等にも役立てることが可能です。
ソニーペイメントサービス
ソニーペイメントサービス(Sony Payment Service)は、高速で安全な決済連携システム「e-SCOT Smart」を提供しています。
直接カード会社と接続するため、約1秒での高速レスポンスを実現し、機会損失を減らします。また、システムの二重化により24時間365日のサービスを提供し、メンテナンスによるサービス停止も最小限に抑えられます。
その他、豊富な決済手段の提供と、業界唯一のセキュリティーサービス導入により安全な取引が可能です。PCI DSSに準拠し、高い倫理観を持ち、不正・トラブルを防ぐ姿勢に定評があります。ECカート用決済代行サービスも充実しており、既存ECサイトにも容易に組み込めます。
https://www.sonypaymentservices.jp/
SBペイメントサービス
ソフトバンクグループが展開するSBペイメントサービスは、BtoBやBtoC、オンラインから店舗まで幅広い決済ニーズに対応するサービスです。
40種類以上の豊富な決済手段を提供し、ビジネスモデルや顧客のニーズに応じて最適な方法を選択できます。国際基準の認証やISMSの取得により、高度なセキュリティを実現しており、安全性も保証されています。
また、クレジットカード決済、キャリア決済、コンビニ決済など多彩な決済サービスに対応し、事業者のニーズに合わせたサービスを提供しています。
高いセキュリティと豊富な決済手段を誇るSBペイメントサービスは、幅広い事業者に推奨される決済代行サービスになります。
Square
Squareはアメリカ発の決済代行サービスで、特に小規模事業者や個人事業主向けに設計されているため低い手数料が特徴です。
Squareは、カードリーダーやレジアプリを利用して、スマートフォンやタブレットで簡単にカード決済を受け付けることができます。日本では50万人以上の事業主に利用されており、対面の決済手数料は一律3.25%で、最短翌営業日の入金が可能です。
また、実店舗とECサイトの情報を一元管理できるシステムで、専用のPOSレジと会計ソフトとの連携も可能です。
さらに、Webサイト作成機能も搭載されており、初期費用や月額費用は無料で、手軽にオリジナルのECサイトを構築できます。
GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは、東証一部上場企業が提供する決済代行サービスで、15万店舗以上の導入実績を持ち国内最大級の処理金額を誇ります。
クレジットカード決済、コンビニ決済、キャリア決済など多様な決済手段を提供し、GMO後払いとの連携も可能です。
不正防止サービスや3Dセキュア、トークン決済などの高度なセキュリティ対策が施されており、安心して利用できます。
さらに、広告運用やマーケティング支援も充実し、多彩なオプションサービスを提供しており、ECサイト運営の幅広いニーズに応えています。
顧客の資金繰りをサポートする入金サイクルの自由設定や、年中無休の手厚いサポート体制も特徴的です。
Paid
Paid(ペイド)は、BtoBの取引に特化した後払い請求代行サービスで、与信審査から請求、代金回収まで一元管理できます。
Paidでは、取引先が支払いを行わない場合でも、Paidが100%代金を保証するため、回収漏れのリスクがほとんどなく、企業は安心して業務に集中できます。
初期費用や月額費用はかからず、請求金額に応じた保証料を支払う仕組みになっています。既に株式会社ココナラや、チャットワークなど多くの有名企業が利用しているので、信頼性、安心性の高い決済代行サービスとなっています。
Stripe
Stripeは、スタートアップから大手企業まで幅広く利用される決済代行サービスで、高機能のAPIシステムとソフトウェアを提供し、世界規模の決済インフラを構築しています。
特徴としては、135以上の通貨に対応し、銀行振込やクレジットカード、デジタルウォレットなど多様な決済手段をサポートしていることや多様な言語対応を持ち合わせています。
また、機械学習を用いた不正利用防止や、決済情報や購買履歴のダッシュボード表示、入金サイクルの自由設定など、利便性と安全性を高める機能が充実しています。
初期費用や月額費用は無料で、決済手数料は3.6%となっており、特にサブスクビジネス、ECサイト運営に最適です。
まとめ
EC決済は、オンラインショップで商品やサービスの購入に対して行う支払い手段を指します。
主な決済方法には、クレジットカード、コンビニ決済、代金引換、銀行振込、キャリア決済、電子マネー、後払い決済、ID決済(〇〇Pay)などがあります。ECサイトに適した決済サービスを選ぶには、ユーザーの属性、商品価格帯、セキュリティ、コスト、トレンドなどを考慮することが重要です。
顧客にとって使いやすく、安全でコスト効率の良い決済方法を提供することで、購入率向上やリピーター獲得が期待できます。