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下の子が生まれてから、上の子が言うことをきかなくなってしまった

こんにちは、ほんたんです。
今日はいただいたご相談に答えていきます。質問内容は以下のとおりです。

  • 下の子が生まれてから、上の子が変わった

  • パパではなく、ママにやってもらいたいと言うようになってしまった

  • お風呂や寝かしつけはパパとは嫌だと拒否されてしまう

まとめるとこんな感じです。
すごく可愛らしいお悩みだと感じました。上の子は下の子が生まれてきて、ママが取られたと思っているんでしょうね。詳しく説明していきます。


お母さんが好きでたまらないからこそ我慢できない

ずっと自分だけに愛情を注いでくれていたお母さんが、新参者の下の子に奪われてしまったと感じているのでしょうね。深い愛情をお母さんに向けているからこそ、恋愛よりも深い嫉妬が生まれているんだと思います。

下の子が生まれるとどうなるのか、児童心理学の本には次のように書いてありました。

下の子が生まれると、必然的にお母さんの愛情は二分されます。でも、上の子は「半分」とは思わないのです。 8割くらい、あるいはほとんど全部、もっていかれたと思うものです。  

おかしなたとえですが、夫に愛人ができたとき、愛情の「半分」をもっていかれたと思う妻はいません。夫の愛が全部奪われたと感じます。

『花咲く日を楽しみに』
佐々木正美著
https://a.co/iVIe9od

親からすると、「お兄ちゃん(またはお姉ちゃん)らしくしなさい」と思うかもしれません。しかし、子どもからすると、望んでお兄ちゃんやお姉ちゃんになったわけではないんです。気付いたら下の子が生まれて、上の子らしくしなさいと言われたって納得できません。


じゃあどうすればいいのか?

どうすればいいのかというと、「なんでも上の子からしてあげよう」という気持ちで接してあげてください。

  • お風呂に入るのも

  • 遊んであげるのも

  • 寝かしつけるのも

上の子が先です。
たったこれだけです。

あとは上の子をお母さんの助手のようにして、手伝ってくれたことをほめるのも効果的です。

たとえば赤ちゃんがワーッと泣いたとします。
すぐに親が駆けつけるものですが、そこを一旦、上の子に手伝ってもらう。何の役にも立たないかもしれませんが、「上の子」として立たせてあげる。

「やだ、ママ行かないで」と上の子が言えば少しだけでも叶えてあげる。すると、「泣いてるから行ってあげて」と言ってくれるはずですよ。そうなれば、「さすがお兄ちゃんお姉ちゃんだね」とほめてあげられて、自信を持たせることができます。


すぐには上の子らしくはなれない

根気強く、上の子らしいふるまいをほめてあげることが大切です。「お兄ちゃんお姉ちゃんが一番だよ」「さすがだね」という姿勢を続けていれば、いつか必ず変わってくれます。

何週間、何ヶ月か経てば、「上の子らしくなったな」と実感するはずです。

気を付けないといけないのは、「上の子なんだから我慢しなさい」と叱りつけているうちは、いつまで経ってもわがままや乱暴は止まらなくなってしまうということです。


おわりに

いかがでしたか?
簡単にまとめてみます。

  • 上の子を優先してあげる

  • 叱るのではなく、ほめてあげる

  • 時間が経てば上の子らしくなる

すぐに解決するのは難しいと思いますが、根気強く続けていけば上の子らしくふるまってくれるようになります。そしてお母さんお父さんのことを助けてくれる頼もしい存在に成長してくれるはずです。

ゆっくり、時間をかけて、上の子を優先してあげてください。きっといい子に育つはずですよ。

最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!

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