過保護はまったく悪くないし、むしろ良い。
こんにちは、ほんたんです。今回は、過保護はぜんぜん悪くないという話です。
「子どもの望んだとおりにしてしまうとわがままになってしまい良くない」と思っている親が多くいます。しかし過保護で子どもが悪くなることはありません。説明します☟
1.過保護と過干渉はちがう
子どもを悪くしてしまう原因は次の2つです。
それぞれ説明していきます。
放置、放任
過干渉
放置や放任について
文字通り子どもを放っておくことです。たとえば学校に行かなくても好きにしなさいという状態です。思春期になってからは、子どもが深夜に帰ってきても、一晩ぐらい帰ってこなくても何も言わない。部屋でタバコを吸っていようが、子どものことに無関心で、親が自分のことしか考えていない状態のことを言います。これは論外です。
次に過干渉について
過干渉とは、子どもが自分でできることなのに親が先回りしてやってしまったり、着せ替え人形のように子どもに洋服を買い与え、おしゃれをさせて親自身が満足しているような状態。こうしたことは、子どもの希望にこたえるためではなく、親が自分の感情を満足させるためにやっていることが多いのです。
この過干渉と過保護を混同している人が多いのです。
まとめると…
子どもが望んでもいないことをやらせすぎるのが「過剰干渉」
子どもの望んでいることを聞きすぎるのが「過保護」
となります。
ここから先は、過保護について詳しく説明していきます。
2.過保護は本当に悪いのか?
過保護とは、子どもの言うことをよく聞いてあげて望んだ通りにしてあげることです。
たとえば抱っこの例だと…
抱っこしすぎたら、子どもはずっと抱っこを求める子になり、しっかり歩かない子になるんじゃないか、などと心配するお母さんがいますが、そんなことはまったくありません。
子どもが望むとおりに抱っこしてあげるほうがしっかり歩きます。おんぶや抱っこをしすぎたから、この子は歩くのが遅れたなどということはありません。そんなデータは無いんです。
保育園や幼稚園から帰ってきた子がお母さんに、「抱っこして」と甘えることがありますが、子どもはその日にあったつらいことを、抱っこされることで帳消しにしたいと思っているからです。だから「抱っこ」というのですね。
そんなときは、喜んで子どもを抱きしめてあげればいいのです。そうすれば、つらいことなどケロッと忘れて、明日に向けて出発できるのです。
思春期になって、幼い甘え方をしたり、乱暴な口をきいたり、攻撃的な行動に出るときには、心が傷ついている、あるいは強い欲求不満がある証拠です。そんなときには、とにかくいうことを聞いてあげることです。
子どものために時間をさいてあげる。
そうすることで、子どもは保護されている、 歓迎されているという安心感から、だんだん安定することができるはずです。
子どもの望みをかなえてあげる。満たしてあげる。これが年齢に関係なく、子どもと向きあううえでもっとも大切な心がけなのです。
3.過保護にしてみた結果は?
ここからは少しだけ実体験について書いていきます。ぼくは児童心理学を勉強するまで、「過保護はいけないこと」だと思い込んでいました。
「抱っこして」とか「おんぶして」と言われても、それは子どものためにならないと思っていました。子どもがわがままになってしまうんじゃないか、と漠然とした不安というか、娘の将来のことを思うと心配になっていました。
しかし、実際に過保護を試してみると効果はバツグンでした。抱っこして、おんぶしてと言われたら、すぐにやってあげるようにしてみたら、少しするとと「もういいや」と言うようになったのです。
子どもは自然と成長していくものです。流れに逆らわずに、子どものやりたいことをやらせてあげると、その方が成長は早くなるということを学びました。
娘は小学3年生ですが、いまでも不安なことや嫌なことがあると「抱っこして〜」とふざけてきます。そしてふざけながらすぐに抱っこすると、「恥ずかしいからやめて〜」と嬉しそうに嫌がります。その一瞬のコミュニケーションで、子どもは「じゃあ、またがんばろう」と思えるようになるはずです。
4.さいごに
小3娘は昨日も劇団の練習前に、不安になったのか抱っこしてと言ってきました。すぐにだっこすると、「がんばってくる〜」と言ってくれました。
ぜひだまされたとおもって過保護な子育てを試してみてほしいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。それではまた!
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