勝手に1日1推し 221日目 「ぼくのお日さま」
「ぼくのお日さま」監督:奥山大史 映画
好きーーー。むちゃくちゃ好きでした!!すっごく良かった!!すぐに書かずにおれんほど好きだったです。
何にもないのに何でもある、そんな豊かな作品でした(褒めています)。
見たら分かるから、絶対、分かるからあ。
是非、劇場でのご鑑賞をおススメします!!
湖上のシーンなんてずっと見てたい。永遠に見てられる。いい笑顔!!!
トップ画像の写真なんて、ほんと良くない?可愛すぎる。最高だよ。
一緒にカップラーメン食べたい。
もう1度見ようかなあ。
敬達くん、敬達くん、敬達くん、オンくん、かーわいー!
お日さま色に染まるタクヤの愛らしさ、プライスレス。
もちろん中西希亜良ちゃんの凛とした姿、綺麗です。
瑞々しく眩しい子役2人が本当に素晴らしかった!!
前半、ずっと笑顔で泣いてたんですけど。全私が気付いたら笑顔で泣いてたんですけど。絶対怖かったはず・・・。
好きを頑張る姿の尊さと愛おしさよ、たまらーん(涙)。
淡い初恋の甘さ、ほろ苦さ、大人の恋の難しさ、儘ならなさ。
小さな恋の花で彩られておりました!
光で、構図で美しく晴れやかに、目線で、動きで繊細に軽やかに、空間ごと細かく演出されておりました。
特に!!!リンクでの光と人と物の配置が完璧で、とにかく魅了されました。何気ないようで何気なくないっていうか、絶対計算しつくされた画だと思うのよ。本当に素晴らしかった。美しかった。リンクを滑る訳だから、当たり前だけど、動きも考慮して撮ってたんだろうけど、良すぎて悶えた!製氷車もさいこー!
端っこに位置取る人物の画が絶妙過ぎて、画角~、センス~!ってなった。
実は、しょっぱなからスクリーンサイズぅぅぅ。ってなってたの。何でよ?って。でもでも、がってん。ワイドスクリーンでないのがいいんだ。4×3(?)がいいんだ。
このサイズ感だから普遍的で匿名性の高い本作の魅力が最大限に活かされたんだと思いました!
一回、折り畳み式の携帯電話が出てきたから、今よりは前なのかな?という感じはしたけれど、それでも今かもしれないし、もっと全然昔といっても通りそう。雄大な自然に囲まれた雪国だけど北海道なのか秋田なのか、それともどこでもないのか、どこでもいいのか。
このメルヘンぽさが儚げで美しいノスタルジックな映像と相まって作品を物語ってて、くすぐるよねえ、心を。
音楽や車のヴィンテージ感も時代性があやふやでいい(実際のことろの設定は分かりませんので、個人の見解です)。カセット!!
ハンバートハンバートのエンディングまで最高とか聞いてない!なんだよぉ。また泣いちゃうじゃん。きらいなときはノーと好きなら好きと言えたら~♪
で、今、Youtubeでサントラ聴いてて、また泣いてるじゃん・・・。
さらっと、吃音、LGBTなど、多様な要素が散りばめられているのも興味深かったです。でも、それらはあくまでパーソナリティの1つとして描かれていて、そこがまた良かったなあって思います。声高に唱える作品とは異なり、逆に共生の大切さを感じさせられました。
さくらがフィギュアスケートを「女のスポーツ」って表現していたけれど、本作に限ってはアレも本気じゃないというか思春期の攻撃性だよなって私は思っていて、未発達な子供故の衝動、傷つきやすさと残酷さが出ていたと思います。本作にとって重要なのはこっちだよねって思ったし、スポーツ上の男女バイアスについて触れても、重要なのは個人の選択であってそれ以上でもそれ以下でもないっていう描かれ方も新鮮でした。
そしてそして、池松壮亮さん。流石だなあって思います。2人を見守るコーチの荒川さん、キーマンです。脛に疵持つミステリアスさが魅力的でした。タケルのおかげでまたスケートに向き合えて、タケルの初々しい恋を羨ましくも応援したくもあって、そこのところの演技が上手いよなあ。心に再び灯がともり開かれていく感じ。無自覚にタケル贔屓なのもさ、そりゃあさくらも嫉妬しちゃうっしょ、ってなるよね。
若葉くんはーー、いい芝居しかしない。好きです。大好きです。結局告白してしまう。
なんか、優しいんだよな、ほんと。お日さまなんだよな、あたたかいの、見つめる目がさ。誰もが誰かのお日さまでほっこり。私もお日さまでありたいものです。
しかーーーーし!同時に打ち首獄門案件が勃発していたのもまた事実。「天狗の台所Season2」の予告を見逃してしまったのだーーーー。バカヤロ!忙しくて本編ギリギリになっちまったんだよお。涙涙涙。
あの美しい里山の風景をスクリーンで見たかった・・・オンくんも・・・
悔しいぃぃぃぃぃ。
あぁ、やっぱりもう1度見ようかな。
ということで、推します。