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気まずい空気とおいしいケーキ

毎年、1回ある自分の日。

誕生日。


皆さんはケーキを買いに行った時、
ケーキやプレートに、名前やメッセージを書いてもらったことがあるだろうか?
僕はある。


普通なら、誕生日の人の名前や「おめでとう」などのメッセージを書いてもらうと思う。


n回目の誕生日、自分でケーキを買いに行った。


そしてこう思った。
「自分の名前書いてもらうの恥ずかしくね?」


何かわからないがなんとなく恥ずかしい。

部屋の明かりが消され、ロウソクとカメラだけが光りを放つ中、「Happy birthday to you」が歌われる。



「こういう時、どんな顔をすればいいかわからないの。」


勘違いしてほしくないのだが、
僕は祝われるのはすごく嬉しいし、ありがたい

僕と僕の名前が書かれたケーキを囲み、集まってくれた人々が手拍子しながら歌ってくれている間、どうしていいかわからない、落ち着かないだけなのだ。


そこで、
年に1回の権利をバカに使うことに決めた


自分の名前が書かれていなければ
恥ずかしくないのでは?


そうだ。きっと そうなんだ。

自分の名前が書かれているから何か恥ずかしくなってしまうんだ。

じゃあどうする。何を書こうか。

僕は悩みに悩んだ。30分くらい悩んだ。

こんなチャンスは年に1回、
自分のケーキにしかできない。

真ん中にのロゴを書いてもらって" iCake "とか?

店員「絵柄を入れるのは致しかねます、、(却下)」

店員さん、あなたは悪くないです。
悪いのは僕です。


「シンプルに" 焼肉 "とか?」
「"上場記念"は?」
「敢えて " おたんじょうび用 " とか?」

そんなバカなことで誕生日の貴重な1日のうち30分弱を無駄にした。


そして書いてもらったのが

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「「「 ラーメン 」」」



店員
「メッセージやお名前はどうなさいますか?」


「え、えっと、、ラ、ラーメンで

店員
「?、ラーm、ラーメン?ですか?」


「は、はい。弟がラーメン好きで、、(大嘘)

店員さんごめんなさい。
僕のです。僕の誕生日ケーキです。


店員さん、、あなたはどんな気持ちでこれを書いてくれたのだろうか、、

ケーキにラーメンって書いたのは初めてでしょう

(書いていただきありがとうございました。



ついにその時がきた。

以下、家族の反応です

父「は?」
母「は?」
弟「は?」
妹「は?」
祖母「(笑顔)」
叔母「(笑顔)」


結果:結局恥ずかしい


「 笑 え ば い い と 思 う よ 」



タイトルサムネにあるケーゼクーヘン、
美味しかったです。

ななきの

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