いつの間にかお菓子作りを「卒業」したわたし。
高校生になり、しばらくが経った頃。お菓子作りに興味を持った。ロールケーキ、チーズケーキ、ババロア、コーヒーゼリー。チョコレートムース。
ときには自分の誕生日ケーキなども。
スポンジケーキから焼いたりして🎂
始めのうちは、難易度が低いものから手当たり次第に、
お菓子を作り続ける毎日。そんなにのめり込めるものなの? と周りから尋ねられてもおかしくないほど、没頭していました。
わたしにとっての「息ヌキタイム」にはもってこいな時間。
甘い香りに包まれながら、お菓子を食べたり、焼きあがるのを待つ時間。なんて幸せなんだと。
でも、さっきふと、思ったのです。
「あ。そういえば、いつごろからお菓子づくり『卒業』したんだっけ?」と。
【熱しやすく、冷めやすい】に似た状況だわこれは。と
何かキッカケがあって、それに火をつけるのも一瞬なわたしだけども。
「忙しいから」とか、「もうそんなにのめり込めるものでもない気がする」と憶測だけで勝手に決めつけてしまって、逃げてるだけなんだ、と。
まだ、やり直せるかもしれない。
感覚でまた、作れるかもしれない。
そんな日がかつてのように、また、来る。
お菓子作りを再開して、今いる福祉事業所で。
「デセール」と呼ばれるポジション(主にお菓子を作る場所)で、働きたい!
言うだけなら簡単。
誰にでもできる。
有言実行するもまた、よし。
ことわざで。
「言うは易く、行うは難し」というのがある。
「あれやりたい、これやりたい」と願うのは簡単だけど、
そこから何も自発的に動かずして、グチばかり。
「何か自分のためになるようなこと、したんですか?」
今のわたしが、自分に問いかけないといけないことなのだろう。
甘い香りに包まれて、焼き菓子を作っていた過去のわたしへ。
「お菓子作りを中途半端に投げ出してしまってごめんね」
「また、再開するから見ててね」と伝えたい。
根気強く、グルテンのように粘り強く。
やってみせる。