アダルトチルドレンは「未来を夢見てワクワクする」ことに慣れていない
こんにちは。
内観アートで自分を幸せにする専門家/七井美樹です。
個人事業をしていると、自分の事業をどう拡大させていくか、ということを常に考えていく必要があります。
それは事業の規模にかかわらず、自分の力で収入を得ていくためには、絶対的に必要なことです。
私も今、ビジネスメンターと徹底的な「壁打ち」をしているところです。
「壁打ち」とは、ビジネスを進める上での悩みや問題点を話し、フィードバックをもらうこと。
この「壁打ち」で自分の中にある不安を出し切らないと、適切なフィードバックを受けることができません。
でもアダルトチルドレンは、ずっと「一人で平気だもん」というフリをして過ごしてきたので、他人に不安を吐露することに慣れていません。
だから、無意識のうちに「カッコつけ」てしまうのです。
メンターの前ですら、「一人で平気だもん」をやってしまう。
私がメンターに課された宿題は、
「自分がやりたいワクワクすることを全部出す」ことと、「自分が得たい収入を明確にする」の二つでした。
これを行うために絶対的に必要なことがあります。
それは、「子供のように無邪気に、ワクワクして未来を描く」ということ。
ところが、私がいろいろ考えて出した宿題に、メンターはこう言いました。
「それが本当にやりたいことなの?その収入でいいの?」
「こんな小さくまとまっていいの?」
「やりたいことほかにあるでしょ?自分にはできない、と思ってない?」
やりたいことはたくさんあるのに、「自分にはできない」と感じる。
アダルトチルドレンは、この「自分にはその能力がない」と見積もる力が、ぐーんと発達しているのですね。
簡単な言葉で言い換えれば、「自己価値・自己評価の低さ」です。
私は今まで、「ワクワクしながら自分の未来を夢見る」ことを、したこことが、あっただろうか?
アダルトチルドレンは、だいたいのことを否定されて育っています。大きなことも、小さなことも。
子どもの頃、歌が好きでよく歌っていました。
「歌手になりたいな。アイドルになりたい!」と言うと、
「そんなもの、なるもんじゃありません!」と思い切り怒られた。
中高生の頃は、「お茶くみOL」になれればいいや、と思った。
大学卒業時、父から公務員を勧められ、「税関職員」の資料を渡された。「安定した職に就け」と言われたけど、カケラもないりたいと思わなかった。
大学では心理学を学ぶチャンスがあったのに、やりとげることができなかった。私は福祉「で」いいやと思った。
福祉「で」なんて甘く考えていたから、結局その福祉職にも就くことはできなかった。
自分の夢をすぐに諦めるのは、堪え性のない性格のせいだと思っていた。
私はすぐに諦めてしまう、弱い意志のヤツなんだと。
個人事業主になって自分でビジネスをしていくにあたり、改めて感じるのは、「私はワクワクしながら未来を描く練習を、まったくしてこなかった」ということです。
子どもは夢を否定されると、「思い描いたことは実現しないんだ」という思考のクセを身につけていきます。
幼少期から思春期までに身につけた思考のクセの影響は大きく、その後もずっと、「私にはできない」と思うことがデフォルトになってしまうのです。
自分にかけている制限を、自分で気づくことは、とても難しいのです。
それが当たり前になってしまっているから。
だから、「それって、制限だよ!」と気づかせてくれる人が、必要です。
それはメンターでも、カウンセラーでも、コーチでもいい。
友人でもパートナーでもいい。
そして、「うわ、これって自分でかけた制限なんだ!」と気づいて、可能か不可能かなど考えず、「これやりたいな♪」と想像してワクワクする。
そんな練習が、アダルトチルドレンには必要です。
喜びのある未来を作りたいなら。
この、見えない制限。
認知のゆがみ。
これをぶっ壊そうと、私はいま、取り組んでいます。
「できるよ。不可能なことじゃないよ」というメンターの言葉に支えられながら。
想像することが、創造になる。
子どものように純粋にワクワクすることを想像しても、誰も叱る人はいない。
もしメンターがいないなら、自分が自分のメンターになってあげよう。
あなたの想像を、誰にも縛ることはできない。
それを腑に落としていくことが、アダルトチルドレンのレジリエンスにつながると実感(痛感)しています。
自分で自分を癒す「ヒーリングアート」についてはこちらもご覧ください。
アダルトチルドレンでエンパスの私が感じること、そこから回復していく過程で得た幸せになるためのヒントをstand f.mでお話しています。