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第四章ニ_1 福の神とは

福の神との不思議な出会い

中学3年生のお正月のことでした。祖父母の家で毎年恒例の親戚の集まりがあり、家族と一緒に訪れていました。昼ご飯を食べ終え、いとこたちは別の部屋に移動していきましたが、私はなんとなくその場に残っていました。ふと縁側に目を向けると、そこに黄色い狩衣のような衣装に金色の帽子、黄色いマフラーを巻いた、1メートルほどの小さなおじさんが座っていたのです。

おじさんは、袖口からカンロ飴のような粒を取り出しては、窓の外に差し出していました。すると、どこからともなく二匹のタイがやってきて、その飴をパクパクと食べているのです。まるで見慣れた日常の一コマのように自然な光景でしたが、明らかに普通ではありませんでした。

餌やりが終わったおじさんは、ふと私の方を見て手招きしてきました。近づいてみると、おじさんの目は白目がなく、真っ黒。人間ではないと直感しました。

「だれ?」と尋ねると、おじさんはこう答えました。

「山から降りてきて、神社を通ってここまで来たんだよ。玄関からちゃんと入ったんだ。朝まではお餅の中にいたけど、気づいてた?」

…いや、気づくわけがありません(笑)。でも、どこか福の神っぽい雰囲気を感じた私は、「蛭子さんとか、そういう感じですか?」と尋ねてみました。

するとおじさんは、「あ〜、あ〜、肉体の色薄いね。でも、死なずにちゃんと返ってこれて、よかったよかった」と、よく分からない返事をしてきました。

さらに、「さっきのタイはペットですか?」と聞くと、「エビの餌取ってくる」と言い残して、庭の柿の木の根元にスッと消えてしまいました。

…聞いたことに何ひとつ答えてくれない!(笑)と思いながらも、相手は人間じゃないんだから、まぁそんなもんかと、不思議とすんなり受け入れてしまいました。

これが、私と「福の神らしき存在」との最初の出会いでした。

続く




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目次

第一章:臨死体験 ― わかった、をプロットする人生がはじまる
一 予想を超えた臨死体験 あの世とは
二 ウォークインと魂の人生計画
三 わかったことは現世(うつしよ)には持ってこれない

第二章:見えるということ
一 幽霊ばかり見える日々
• (1)大学病院
• (2)転院
• (3)日常
• (4)人生初の憑依体験
二 見える感じるチャンネルと波動域
三 見える能力と人間力は別
四 先祖と今を生きる私たち

第三章:魂の仕組み
一 前世・今世・未来世
二 因縁とは 万事塞翁が馬
三 守護霊軍団と守護神軍団

第四章:福の神
一 福の神とは
二 「居丈高の福の神 転機」
三 見えないものと生きてきた日本人

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