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だって、だって、ねこじゃらし
見慣れた草、ねこじゃらし。
写真は夏の青々。
エノコログサという。
犬の尻尾。
粟の原種なのだという。
そう。
食べられるのだ。
彼らは食べられるのだ。
豊富なねこじゃらし。
安心のねこじゃらし。
TVがアウトドア料理を体験?できるカフェを流していた。
一辺倒な鳥のさえずりBGM。
ずっと一定で鳴かれると私は気になると思うんだが、いい雰囲気だと思うのだろうか。
森の中は時間による。
鳥たちだっていつも同じ場所にはいない。
濃い気配が
静寂を支配する。
果たして道を歩くあなたは
電柱に止まる雀や烏に何を思う。
毎日見かける猫じゃらしが、食べられることもしらぬまま
健康にいいからと袋から取り出される穀物類。
そもそも。
車の中だ。
自転車に乗る私は思う。
通勤時間は短い。
しかし、許されるなら小道を曲がり、あの鳥たちを追いかけたい。
自転車を止め土手に降りて川で遊びたいし、草花を摘んで編むのもいい。
お日様の色も、空の色も、遠くにそびえる山々も、ほんのひと時も止まってなどいないのに、いつ見ても新しいのに。
最近、夫に付き合って、TVを見た。
不思議なことがいっぱい流れていた。
よくわからないことも、面白いこともあった気がする。
どうでも良かった気もする。
今日の気分はねこじゃらし。
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