広い電子の海で「出会う事」を感じるアンソロジーの話
私はそのマガジンが出る日を楽しみにしていた。
色々やってると忘れてしまいがちな私は、タイムカードを切り、退勤したタイミングで購入ボタンを押した。
それがこちら。
10人の記事が纏められた
素敵な文章の世界。
私にはエッセイは書けないと思っている。
日常の出来事の中から拾うのが下手なのである。
エッセイ。
私の苦手な「現実世界」が目に見える言葉にされている。しかも色とりどりだ。
いつも感覚の世界でくらげをやっている私には少ないと思うもの。
だからこそ、面白い。だからこそ、読みたい。
ふわふわとしたことしか書けない私だから、エッセイを読んでもふわふわとした感想を書いた。
本当に素敵な10記事だった。
たまに読み返している。
有料で各記事200円で購入できるのだが、まとめたマガジンは500円という破格の値段で出してくれている。
500円で10記事も読めるとか凄くない?
記事を書くのってタダでできるんだけど、価値を持たせようとすると凄い試行錯誤が必要になると思う。勇気もいると思う。
言葉を売るってね、自分の心の在り方や生き方を売るってことだと思うのよ。
文章の向こう側に心がある。
だからね、いいんだよ。
だからね、人は文章を読むんだよ。
言葉を紡ぐことは、己と対峙すること。
というか、向き合った言葉ってのは、例え世間的に不格好でも、悪でも、何でも、誰かの心を揺らすものだと私は思っている。
私はそういうものが好き。
書き方の上手いとか下手とか、言葉の正しさとか、それも必要なのかもしれないけれど、なによりその向こう側の心が好きなんだよ。
そういうのもきちんと伝わるアンソロジーだった。
書いた人の色が目の前に広がる。色鉛筆の画像がマガジンのヘッダーなわけだが、まさに色鉛筆!!
記事を読むと、描かれた言葉達が白い紙の上で踊っているような感覚を持つ。
あぁ、文章の向こう側が見えるぞ。と私は思って胸がいっぱいだった。
文章の感じの好き好きはあれ、その向こう側の『知らないあなた』に心揺らすその時間はとても大切なもの。
エッセイがお好きな人は購入してみるのもいいと思う。
無料で読めるエッセイを書いている10人のその他の記事も読んでみるといいと思う。
誰かの言葉にのる心は受け取ろうと思えば受け取れる。世界に散らばるこたえ達がそこにある。
そうそう。
ひとつひとつの記事もとても素敵なのだが、
なにより、その繋がりが見られることが私は嬉しいと思った。
カパッと開けたケースに色鉛筆が沢山並んでいる時の感動に似ている。
色鉛筆、1本でもいいけど色とりどりって凄くワクワクするよね。
たくさんの色たちが1つの紙の上で出会うように、サークルで出会ったnoter達。
混ざり合って、滲み合って、でも確かなその人の色は消えないで。
染まるのとは違う。互いに在るんだと思う。
noteという電子の海はとても素敵な出会いに溢れている。
いままで、たくさんの海を泳いだ。
もっと荒れた場所にもいた。それはそれで楽しかった。
傷つけたり、傷付けあったり、そういうのも人間らしいかと思う。
嘘偽りない、ザラついた言葉で泳ぎ切るのも時には必要だったりする。時にそれもいいと思う。
でもこうやって、なんとなくワチャワチャ集まって、柔らかく、何かをつくりあげるのとかも楽しい。
色々な海があっていい。
noteは穏やかなのだと思う。
たまに嵐があったとしても。
それもまた1つの電子の海。
私が学生の頃、出来なかったこと。
そして今も少し苦手なこと。
そういう繋がり方。
けれどここは楽しくなる。
捻くれている暇がない。笑
たまには捻くれる。笑
何が正解かなんて考えないで
その時その場で心を揺らしていたいと思う。
そうだ。
どうやら私はすごいスピードで購入ボタンを押したらしい(なんか恥ずかしい…)
特典の紹介をしていただいた。
素敵すぎてひっくり返るかと思った。
コメントをはやくしたいのに、夕飯の焼きそばを作らねばならない事にヤキモキした。
結果、人参を入れ忘れ、茹でさましていたたオクラのことも忘れてしまう。
明日、食べますオクラ。笑
MIKIさんとは今回のアンソロジーとは別のサークルで知り合った。
底抜けに明るくて、とてもユーモアあふれる人。
でもきっと、色々な思いをもっているのだ。
だからこそ、その明るい色の言葉の中にキラリと光を見つける。鋭いものもある。
私はMIKIさんの記事の
これが大好きすぎる!!
もう、これは見たほうがいい。
説明は野暮だ。
とにかく見てくれ!!
他のも好きなんだが…私的に定期的にみたくなる。
「あ、そろそろ見とかないとね★」みたいな。笑
そうだ!とってもユーモアたっぷりの報告にもビックリした!!
MIKIさんらしくて、それでいて大切なことで。
思わず笑ってしまうのがMIKIさんの文章の魔法だと思う。笑
元気にスコーンっ!!も願うけど、ただ、ただ、MIKIさんの大変さが少なくて、笑顔がたくさんの日々だといいと思う。遠い土地からパワーを送りまーす!!
あぁ、たくさんの人がいる。
どの気持ちも大切。
たとえ、それが他人を傷つけても。
たとえ、それがどんな綺麗事でも。
たとえ、それが不思議なことでも。
どの色だって大切なんだ。
私はそう思う。
そしてそれに出会っていく日々を
たまにこうして噛みしめる。
noteという電子の海で私は今日もゆらゆらと漂う。
少し変わっているし、よくわからない事も多々言うが、興味のある人は仲良くしてくれたら嬉しい。気軽に絡んで欲しい。たぶん、数日で「なんだ、ただの変なやつか」と思うことだろう。
私は画面の前のあなたが、少しでも「あなた」で在れればいいとそう思う。
私は何時だって此処に在るよ。
いやぁ、やはり、電子の海は良い。
肉体も言葉も道具だ。
その先が、超えた向こう側が好きだ。
私はそう思うよ。
アンソロジー本当にお疲れ様でした!!!
広い広い電子の海で、あなた達と同じ時を泳いでいることを嬉しく思います。
どうかこれからも、それぞれの心地よい距離感で、ゆるゆると関わってくだされば幸いです。
ここまで読んでくれた画面の向こうのあなたに有難う!!