過去に書いた物語「天才は孤独でしたその1」
これは過去に書いたもの。
確か、孤独に落ちている子が側にいた時に書いたのでした。BUMP OF CHICKENもそのような歌を歌ってまして、聴きながら書いたのよ。
何気に長くて、その3まであるのです。
今日は「その1」を載せようと思います。
「その2」と「その3」は気が向いた日に載せます。
その1____________________________________________
天才は天才でした。
誰もが認める天才でした。
みんなみんな
「凄いね」「本当に凄いね」
と繰り返し言いました。
天才は誉められるのが好きでした。
自分がみんなと仲良くなったいい気分がするからです。
だけれど
天才は心の何処かに何時も寂しい気持ちを持っていました。
繰り返される
「凄いね」
繰り返されるたびに
誉められているのは
能力だけで天才本人の
本当に大切な部分は
どうでもいいんだろうなと思っていました。
本当に大切な部分を本当は好きになってもらいたい。
そう願った回数が100回はありました。
けれど
天才は天才でないと
何だか解らなくなって
自分の存在が消えてしまいそうで
恐かったのです。
そして天才でいる間は
本当の友達でも
なかなか信じられなくなりました。
天才はみんなに慕われながら
孤独になるコトを知りました。
_____________________________________その2に続く
ここからは現在の私。↓
みんなに慕われるのは良いことだし、凄い事は凄いんだけれど、それって時に孤独だろうなぁと「凄くない私」は思ったのでした。
そんなに肩肘はらないで、だらりとしてしまえばいいのに。
ずっと上を目指すのは素晴らしいけれど、今ここから見える景色だって綺麗だよ。
そんな事を思っていました。
私はちょっとだらんとしすぎてるんですけどね。笑
昔から数字ではかられるのが大嫌いです。
そしてそれに血眼になる人を見ると少し苦しいです。
それも確かに大切だけれど
きっとそれだけではないのだよ。
ここまで読んでくれて有り難うございます。
これを書いたのは2009年。
過去の私。やっぱり私すぎるね。笑
と思ったりします。
文書を残すと、こうやって昔の自分が自分に沢山のことを届けてくれます。
それは、たとえ少し恥ずかしいような事だって…たとえ暗く悲しいことだって…大切。
もちろん、楽しい事も夢のある事もね。
noteに書き記した事もそうなっていくのかなぁって思います。
誰かがくれた言葉とか、自分が返した思いとか。
どれも大切にしておきたい。
そんなふうに思います。