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身体はどう見せたいかで簡単に変わる

※この投稿は過去のInstagramから引用しています。

この二枚の写真で伝えたいこと。

まず一つ目
左は太って見せようとしたときの私で、右は綺麗に見せようとしたときの私。お腹を凹ませているわけではないけど姿勢をちゃんとして、お腹に意識を向けています。

何が言いたいかと言うと、どう見られたいか、見せるか、自分をどう思うかで体ってこんなにも変わります。人前に立つ、見られる仕事をしている人がいつまでも若々しかったり綺麗だったりするのもそれ。自分の体に意識を向ける、気を配る、自分を愛することでなりたい姿には誰だってなれます。それを作り出しているのはあなただから。

2つ目
ビフォーアフターの写真はこんなにも簡単に撮れます。世の中に溢れるダイエットをうたった広告やビフォーアフターに惑わされないように。見せ方、撮り方はいくらだってどうにだって演出できます。体についてちゃんと知ってどうか正しい目を持って欲しい🙇🏻‍♀️

そして最後に
私はモデル体型でもなければ完璧なスタイルでもないです。人より恵まれてもないから食べればお腹は出るし、浮腫むし、気を抜けば太るし、食べ過ぎる日もストイックになれない日もあります。

でも、24時間365日自分の容姿やダイエットに縛られ続けることが本当に美しいことなのでしょうか?他人からの評価や承認が重要で、世に言う細くて完璧なスタイルであることだけが正しい、美しいことなのでしょうか?世の中には一人だって同じ人間はいないです。だから、自分には自分にしかない魅力が必ずあるし、完璧であることだけが美しさとも限らない。

自信というものは、人からの評価で得るものじゃなく内側から育てていくもので、自分を愛するということはいつだって無条件でいいはず。

私も長年自分の体にコンプレックスを持ち続けて万年ダイエットをし過食嘔吐や砂糖依存に悩んで栄養学を学び、それから筋トレを始めトレーナーになって、プロとして体をエビデンスにしなくてはならない仕事を始めてから更に他者評価を気にするようになって体型へのジャッジやアンチにも悩まされてきました。一時期はコメント通知が全部アンチな気がしてSNSの通知音がストレスになったことも。

ただ、苦しい経験の下にあるのは弱さではなく絶対に強さだと思う。痛みを知っているからこそダイエットや自己嫌悪に悩む人の気持ちや、食に支配されたり摂食障害に苦しむ気持ちが理解できるし、それに寄り添うことができるトレーナーになれたことは私の糧。
そんな風にどんな負の経験にも必ず意味があると思う。

そして最近思う。
ボディメイクの終着地点はメディアが唱える人形みたいに細くて完璧になることでも、自分ではない"誰か"や"他人"になることでもなく、自分がどんな体型だろうとそれを認めて、受け入れ、愛せるようになること。

(特に女性には月経や閉経があり、ホルモンによって毎月情緒に波があったり、妊娠、出産などで体型や体質なども変わりやすい生き物です。でもそれは女性にしか得られない経験だし、生きてるうちに何度も新しいステージを体験出来るのはすごく美しくて誇らしいことだとおもう。)

人生に波があるように、人間の体にも太る時期、痩せる時期、ボディメイクがうまくいく時期、やる気が出ない時期が必ずあって、それはむしろナチュラルで当たり前なこと。毎日体型や食事制限に囚われて自分の人生を味気ないものにしないで欲しい。

それが伝えたくてトレーナーらしからぬ醜態を晒しました😂私もストイックでプロ意識の高いトレーナーさんを本当に尊敬するし、体育会系でその道でずっとやってきたような素晴らしいアスリートの人たちからしたら私はトレーナーとして本当に知識も経験も浅いし、足元にも及ばないと思う。でも、私には私にしかできない発信や使命があると思っているし、私は私しかいないのだから、人と比べたり競ったりすることになんの意味がないことにも気付いた。

そんな私をフォローしてくれる人たち、パーソナルの生徒さん、オンラインフィットネスのメンバーのみなさん、食事指導のクライアント様には本当に本当に感謝でいっぱいで、自分の経験や人生を通して少しでも役に立てたらそれが私の幸せです🧡🧡

2020.05.13

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福井なな
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