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誰かの都合によって作られた"美の基準"から抜け出すために

※この投稿は過去のInstagramから引用しています。

最近、ようやくどんな姿の自分も
受容、肯定して、平等に愛せるようになった。
太っても、痩せても、
どちらにも感情が動かなくなった。

痩せたら嬉しいという感情を持ち続ける限り、
反対に太ったら悲しい感情も存在し続ける。

この写真はどちらも同じ月の写真。

みんなに伝えたいのは、特に女性の体は
一か月のうちにも、何度も変化する。
ホルモンや月のものの影響を受けて、浮腫んだり、肌が荒れたり、情緒が不安定になったり、
体温や食欲、味覚まで変わる。

これは私たちの気分や性格とは関係なく起こる。

それからSNSは綺麗に撮れたものや
写りがいいものを載せる場所であるということ。
身体って、魅せ方や立ち振る舞い、姿勢、
意識だけでも本当にまるで自在に変化するし、
自分に似合う色や服を身に纏って、正しい姿勢で、自信を持って立ち振る舞えばそれだけで美しく映る。

実際の体重や体脂肪率、
ウエストのサイズなんて、一体誰が気にするの?
一体それによっていつ、ジャッチされるの?

自分のコンプレックスは、
口に出して公言するまでそこには存在しなかった。
生み出してるのは自分で、
他人は自分が思っているほど
人を見ていないし、気付きもしていない。

そして誰も、完璧ではないということ。
どんなスーパーモデルにもニキビは出来る。
細いことが正しいことでも、正解でもない。

コンプレックスや劣等感から解放されるには、
"完璧"なスタイルになることを追い求めるのではなくて、自分は既にありのままでも価値がある存在だと認めて、受け入れること。

追い求める"完璧"なゴールは
どこにも存在していないし
誰かに近づくためや、人と比べて競うこと、
自分自身を失ってまで他人になろうとするその競争に終わりはない。

痩せれば全てが叶い、
上手くいかもしれないという幻想を捨てて、
今ここにある自分自身を見つめてみて欲しい。

痩せたいと願う人の本来の願望は
痩せることではなくて、
自分自身を愛し、認め、幸せになることのはず。

社会が決めた"美しい"の基準。
商売のために生み出されたコンプレック。
不足や欠乏感を与え続ける過剰広告。

全部全部私たちには、もういらない。

2020.12.19

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福井なな
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