十六夜杯:【短歌】
十六夜杯始まりました:)
この度は審査員を務めさせていただくことになりまして、
七田はこんな首を詠むよ
と自己紹介程度に読んできた頂ければ光栄です:)
沢山の皆さんの作品に心を揺さぶられる用意万端です。ふふふ。
では。
◎一首目
月渡る静けし闇に慣れ行けど
打ち誦んずるは君の唄かな
つきわたるしずけしやみになれゆけど
うちずんずるはきみのうたかな
【季語】:月渡る ‐ 秋
* 打ち誦んず ‐ 口ずさむ、声に出して呟く
◎二首目
君にとておろおろ欠片盗みしも
掴み得たるは袖の月なり
きみにとておろおろかけらぬすみしも
つかみえたるはそでのつきなり
【季語】:袖の月 ‐ 秋
*袖の月 ‐ 涙にぬれた袖に映る月
*おろおろ ‐ すこしづつ
*とて ‐ ~と思って。
◎三首目
とまりきと愛ほし思すもうちつけに
君は蜉蝣ゆくへゆかしき
とまりきといとおしおぼすもうちつけに
きみはかげろうゆくえゆかしき
【季語】:蜉蝣(かげろう)‐ 秋
字余り
*うちつけ ‐ あっという間
*ゆかしき ‐ 知りたい
いつも文語調なので。。。分かりやすく可愛い首を一つおまけに詠ませていただきます:)
神隠し雲に闇にと場所を変え
月住む兎と団子つまもう
かみかくしくもにやみにとばしょをかえ
つきすむうさぎとだんごつまもう
もちろん季語は: 月 ふふふ。
俳句はこちらになります。
俳句 短歌を通して私を知っていただけたら光栄です。
素敵な秋を…
沢山の皆様の素敵を心よりお待ちして居ります:)
ありがとうございました。
七田苗子