【INUI教授プロジェクト】④ 第一章Introduction『冬音』
【冬音】~ Introduction
冬音がここに来た理由は、小人を探すためです。
小人が…この敷地内に入ってゆくのを見て、追いかけなきゃって。
それで乾教授に頼みこみました!!!
こんなプロジェクトがあるだなんて入学するまで知らなかったけど…
小人を見た日に学部の先輩にお伺いしたら、社会を断ち切った生活が大自然の中で出来るって!!
小人はね、静かな場所でないと姿を現さないんです!!!
先輩方が三人もう参加されているという事で、始めはちょっと監視カメラで様子を見させてもらったんですが…やっぱり小人の姿がカメラにも映ってて!!!
行くっきゃないって!!もう最初から自分の中では決まっていた事なんだけど。。。うふふ。
プロジェクトの先輩方は皆優しいですよ。
でも、、、小春さんは冬音の事嫌いみたいで…冬音ちょっと寂しいんです。。。何かいけないことでもしたのかな。。。冬音もよくわかんない。あっ、夏樹さんはものすごく優しい人!!一緒に小人探しもしてくれたし!!!文秋さんも優しいですよ。色々植物について教えてくれたり。
問題は梅子ちゃんかな…やっぱり。
冬音、動物には好かれる方だって思うんですけど、梅子ちゃんはすごい目つきで威嚇してきて…小春さんのワンちゃんだからなのかな…。
あっ、小春さんがそうさせてるって訳じゃなくって。。。その、他の女子がいるのが嫌なのかなぁ~なんて思ってるんですけど。。。
雄なのに梅子って…あまりにも可哀そうって。。。それには小春さん、ちょっと酷いなって思ったのは本当だけど、でもそんな冬音の想いが気に食わなかいのかな梅子ちゃん…。かわいそう。。。
でも、、、冬音見えるんです。真っ黒な小人が。。。梅子ちゃんの後ろで不気味に笑っていて。。。森の小人さんも梅子ちゃんの足音を聞くだけで、さっと隠れちゃって。。。
冬音、小さくて何もできないし…だから夏樹さんが色々助けてくれるんですけど。。。もちろん文秋さんも助けてくれますよ!冬音も少しだったら薬草とか、魔法薬の調合とか!!だから、文秋さんが食材探しに行くときに、そっと後をつけてこっそり学んだり。。。うふふ。小人になる気分で過ごさないと、小人の匂いが冬音から漂いませんからね!!ビックリされて、もう後をつけて来るなって言われたんですけど、でも、それって冬音の目的を邪魔するものじゃないですか?勿論やめませんよ。文秋さんも多分冗談ですよ、冗談。だって文秋さん優しいもん。
小人ですか?いますよ沢山!!今の所出会ったのは16人くらいかな。。。あぁ、梅子ちゃんの黒い小人も入れて17人か。。。でも、あの梅子ちゃんの小人さん。。。どうにか追い払わないと…ここで大変な事が起きちゃうかも知れませんね!うふふ。
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