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【母と娘のパリ日記-10】パリ/マレ地区でお買い物


母と娘のパリ日記。

すべて忘れたくないほど、楽しかったパリ旅行。
いつか「こんなことがあったね」って
この日記を見て、母と懐かしく思い出せるように
楽しかったこと、困ったこと、出会った人たちのこと
ほかの人から見たら、それいる?って情報まで
私たちにとって大切な思い出を記録します。
あたたかく見守っていただけると嬉しいです。


前回は、ディズニーランドパリから帰ってきてから
エッフェル塔のシャンパンフラッシュを見に行ったお話。

今回は、ついにパリ最終日
飛行機は夜なので、夕方まではパリにいられる。
ということで、デモの影響で行きそびれていたマレ地区へ行った。


色々あったお部屋とお別れ

ついにパリ最終日。あっという間の5日間だった。
思い返せば、初日にいろいろあってお部屋を変えてもらって
やっとこの部屋にたどり着いたのだった。
そう思うと、この部屋とのお別れが寂しくなる。
(初日のお部屋事件は、こちらをご覧ください)

毎朝開けると、クロワッサンの良い香りが漂っていた窓。
スーツケースも広げられないミニマムルーム。
1階の部屋にはなかったバスタブ。

部屋にメルシーとアデューを伝えて、フロントへ向かう。
スーツケース2個と、ボストンバック2個、それに大人2人が乗ると、
ギッチギチになるエレベーターともお別れだ。

フロント近くにあるバゲージルームに、荷物を預ける。
このバゲージルーム、部屋を開けるのはフロントのスタッフなのだが、
あとはご自由に!って感じで、自由に荷物を置くスタイル。
荷物の引換証を渡されることもないので、
ほかの人の荷物を簡単に持ち出せてしまえそうだった。
荷物をすべてワイヤーロックで繋いで、
帰るまで無事に置いてあることを祈って外出。

日本の「オダ」と言えば誰?

毎日歩いたホテル近くのポワッソニエール通り

8時頃ホテルを出発。
この時間はあまりお店が開いていないので、
とりあえず開いているモノプリオペラ店へ行く。
歩くと少しかかりそうだったので、Uberで向かうことに。

Uber運転手のお兄さんに「ジャポン?」と聞かれた。
お兄さん、日本文化が大好きらしい。嬉しい出会いだ。
オダエイイチロウ知ってる?」と聞かれたが、
日本で有名な「オダ」と言えば、信長しか知らなかったので
母と信長か?と話していると、「ワンピース!」と教えてくれた。
アニメに疎いわたしでも、聞いたことがある。
ワンピースの作者の尾田栄一郎さんね!

尾田栄一郎さんが大好きで、日本に興味があるらしい。
「日本来たことある?」と聞くと、
「まだないけど、絶対行きたいねん!」とニコニコ。
パリでは日本アニメファンが多いらしい。
いつか日本に遊びに来てね!待ってるね~!

モノプリオペラ店

オペラガルニエの目の前の通り沿いにある
モノプリオペラ店に到着。パリに来てから、3店舗目のモノプリだ。

モノプリと言っても、店舗によって品ぞろえが全然違う。
オペラ店は、ほかの店舗よりお菓子やおみやげものの品ぞろえが多く
最後のおみやげを調達しに来た。

この旅の思い出として記録。

モノプリ以外で買ったものも一緒に撮った。
お皿はMerci、カトラリーはSabre

【上段中央】 サブレ
職場へのおみやげはモンサンミッシェル柄のサブレ。
モンサンミッシェルには行ってないけど。
個包装だと思って買ったら、そうではなかったので
ばらまきみやげというよりは、おうち用の方がいいかも。

【中段左】 パンオショコラ
海外スーパーで、パンを買って帰るのが好きなので
今回はフランスっぽくパンオショコラをチョイス。
モノプリのプライベートブランドだけど、美味しかった!

【下段左】 ワッフル
Bonne Mamanのワッフル。
海外輸入雑貨店とかでたまに見かけるボンヌママン。
日本だとクッキーのイメージだが、フランスではいろんな種類の
焼き菓子があったので、マドレーヌと悩んだ末、ワッフルにした。
塩気が強めで、バターの香りがしっかり感じられて美味しかった。

【下段中央】 クレープ
St.Michelのクレープ。
こちらも日本ではクッキーをよく見かけるが、
クレープは初めて見たので買ってみた。
生地は焼かれた状態で、4つ折りにして入っているので
そのままでも食べられるが、フライパンでサッと温めてから
バターを塗って、お砂糖をかけて食べると美味しい。
温めると、有馬温泉の炭酸せんべいみたいにパリッパリになる。
日本の柔らかくてもちもちのクレープとは別物で、これも美味しかった。

【下段右】 テーブルナプキン
たくさん種類があったけど、
エッフェル塔とにわとりさん柄の2種類に厳選。

【中段中央】 お塩
あとカルディなどで、よく見かける高いお塩CAMARGUE。
パリだと1/3ほどの値段だった。

日常で使うものを海外で買うと、使うたびに旅先を思い出せるから嬉しい。

【左上】 メガネ拭き
袋の中にメガネ拭きが折りたたんで入っている。
フックが付いているので、かばんなどにも付けられて、外出中に便利。
メガネ拭きは、袋とつながっているので落とすこともないので安心。

【左下】 ボディソープ
海外特有の香りが強いボディソープ。
本物のフルーツのような爽やかで甘酸っぱい香り。
母がグアバの香りだと言っていたけれど、帰ってきてからよく見たら
コーヒーとアサイーの香り!?
どちらの香りも感じないが、とにかくいい香りがする!

【中央】 天然毛のヘアブラシ
幼いころから、天然のイノシシ毛のヘアブラシを愛用していて
もう何度か買い替えをしているのだが、最近は気に入るものが見つからず。
ふと目に入ったこのブラシ、求めていた形だったので即決!
フランスで買い替えが見つかるとは!長く大切に使おう。

【右】 折り畳み傘
これはオペラ店ではなく、Sebastpol店で見つけた折り畳み傘。
フランスの観光地のモチーフがたくさんプリントされている。
大きく、作りもしっかりしているので、雨が強い日に愛用中。

調味料の種類も、見たことがないほどたくさんあった。
缶詰や瓶詰の食品も、日本よりたくさんの種類があり、さすが美食の国。
この調味料、どうやって使うねん!みたいなものも多く、
母と面白いものを見つけては、何に使うか想像してほぼ大喜利状態。
旅とは、こういうしょうもないことを一緒にできる人と行くべきだと思う。

ここの食料品を見ていると
バケットとバター、お野菜とハムでも買って
アパルトマンに持って帰って、ササっとサンドイッチを作って、
セーヌ川を眺めながら食べたいな~なんて夢が膨らむ。
買って帰りたかったけれど、日本にはセーヌ川もないし
もう荷物もパンパンなので、また次回のお楽しみ。

最後にバターを購入。これは母たっての希望。
初日から、絶対にバターを買って帰る!!と意気込んでいたが
ホテルの部屋に冷蔵庫がなかったので、
最終日まで我慢して、やっと買えた。

バターもたくさん種類があって、どれが良いか分からなかったが
パッケージをみて直感で購入。まさにジャケ買い。

エシレは日本にもあるけれど、高くて手が届かない。
でもフランスだと安かったので、初挑戦!
母とあれやこれやと作戦を練って、日本に買ったら
半分ずつ交換することにして、それぞれが気になるものをチョイス。
結局Grand Fermage以外は被った、似た者親子であった。

すべてをすぐには食べきれないので、
冷凍しつつ、ちょびちょび食べている。
どのバターも、日本のバターより塩味がマイルドで
ミルクの甘さ、香りを感じられるような優しい味。さすがフランスだ。
上のGrand Fermageというバター、中にジャリッとした粗塩が入っていて、
ミルク風味のアクセントになって美味しかった!
このバター、日本でも買えるらしい。
最近だと成城石井やBIG BEANSにもあった。
値段はフランスの3倍ほどだが、恋しくなったら買える!

まだ6月の肌寒い時期だったので、保冷バッグに入れていれば大丈夫と思い
半日持ち歩いたら、表面がやや溶けてしまった。失敗。
帰りの飛行機では、保冷材なしで、保冷バッグに入れたまま
スーツケースに入れて預けたら、貨物室でキンキンに冷やされて出てきた。
なので次回は、帰るギリギリ最後にバターを買うことにしよう。

パリ最後のモーニング

時刻は9時20分。1時間近くモノプリを見ていたようだ。
おみやげはもう買い尽くしたので、モーニングを食べることに。

思ったより時間がないので、近くのカフェに入った。
バスやUberで通るたびに、水色の屋根が可愛らしくて
気になっていたCojeanというカフェ。

わたしはパンオショコラとカフェラテ
母はクロワッサンとカフェラテを注文。

足元にツンツンと振動を感じた。下を見ると
先にお店に入っていた人が連れていた柴犬がわたしをクンクン匂っていた。
飼い主さんに「あいさつしていい?」と聞いてから、朝のごあいさつ。
とっても人懐っこくて、可愛い。
この子のDNAが日本人を嗅ぎ分けたのだろうか?
「この子、柴犬?わたしたち日本人やねん」と飼い主さんに言うと
「そう、柴犬のミズキっていうの」と教えてくれた。
ミズキ、日本っぽい可愛らしいお名前だ。

ミズキの飼い主さんのカフェラテが仕上がったので、
ここでミズキとはお別れ。ミズキ、パリで幸せに暮らしてね~。

わたしたちのカフェラテも仕上がった。
本当はテラスで食べたかったけれど、モノプリで買った大荷物があり
整理したかったので、安全な店内席に向かう。

パリで最後のモーニング。
毎朝パンオショコラを食べていたので、これで4つめかな?

パンオショコラをかじりながら、
オペラ通りを歩くパリジャン、パリジェンヌを眺める。
ここを歩く人はどこに住んでいるのだろう、
どんな仕事をしているのだろう、パリが好きだろうか?
パリに住んでる人ええな~!もっとパリにいたいな~!
母と話していると、日本にいる父からLINEが届いた。

「パリ最終日だね」

嫌なほどわかってるわ~!
分かってはいるけど、嫌やな~。帰りたくないな~。
母が「まだまだ足りない」とだけ返信して、
残り少ないパリでの時間を最後まで楽しむため、お店を出発。


地下鉄でマレへ

オペラ駅へ降りる入り口
朝のオペラ駅

マレまでは、地下鉄で移動。
Opéra駅からSaint-Sébastien駅まで、乗り換えなしで約10分。
やっと地下鉄に慣れてきたので、はじめてホームの写真を撮ってみた。
日本のように整列乗車ではないので、みんな自由に待っている。

Saint-Sébastien駅まで向かう車内で、
ギターを持ったおじさんが乗ってきて、急に弾き語りを始めた。
最初は何が始まったのかとドキドキしたが、
パリでは日常のようで、誰も反応しない。
日本人からすると珍しい光景に出会ってラッキーだった!

電車内で通話したり、大声でおしゃべりしたり、弾き語りまでOKとは。
国によって電車のマナーがこんなにも違うのか。
これだから海外旅行は面白い。

マレに到着

最近ガイドブックなどで、おしゃれさんが集まる
パリ最新おしゃれスポットとして人気のマレ。
本当は3日目に来たかったのだが、この近くの広場を起点とする
デモの情報があり、タクシー運転手さんからも
危険だから近づくなとアドバイスもあったので、念のため避けていた。

そのため最終日の今日、やっとマレに来られた。
休みの店舗が多い月曜日だったこともあり、
オペラ周辺に比べると静かな街。

行きたかったお店の開店時間まで、まだ30分あるので
近くを散策することに。

*Maison Plisson【高級スーパー】

駅を出てすぐに見つけたのが、このお店。
見た目はおしゃれなカフェだが、どうやらパンなども売ってるみたい。
時間もあるし、入ってみた。

1階にはパンのほか、たぶんBioだろうな~ってお野菜や
大きなお肉の塊、きれいなパテなど生鮮食品を並んでおり、
どれもめちゃくちゃ質が良い。
どうやら高級スーパーだということはすぐにわかった。
いくら夜には帰国するとはいえ、生鮮食品は買って帰れない。
なので、ここではお買い物はできなさそうだ。

と思っていると、地下につながる階段を発見。

パリでは中庭をたくさん見かけた。

地下にも商品がたくさんあった。
モノプリなどに並んでいるものと明らかに違う
高級そうなジャムや缶詰もいっぱい!
日本食品のコーナーもあり、お味噌なども売っていた。

缶詰くらいなら持って帰れそうかな~と物色。
しかし値段が高すぎて、庶民には買えないものばかり。
ここでお買い物する人は、どんなおうちに住んでいるのだろう?

そろそろお目当てのお店が開店する時間。
結局ここでは、なにも買えるものがなかったので、おとなしく撤退。

*Merci【雑貨】

時刻は10時半。
マレに来た最大の目的、Merciに来た。
ガイドブックやインスタで出てくる、いま流行りの雑貨屋さんだ。
手前はカフェで、雑貨屋さんは奥にある。

大きな倉庫のような建物で、吹き抜けが明るい店内。
1階は雑貨と服、2階は家具と雑貨、地下は雑貨だったかな?
オープン直後だというのに、結構お客さんが入っている。

Merciといえば、トートバッグが有名なのだが
色がそのときによって在庫の色が違うらしく、
今回は私たちの好みの配色のバッグがなかったので、購入ならず。

パリのビストロにありそうな可愛いお皿を発見。
どれにするか迷った挙句、手前のオイスター柄をゲット。
母はオイスターとワイン柄。
このお皿にキャロットラペや、マッシュルームサラダなどを乗せて
おうちビストロ気分を味わっているお気に入りのお皿。

わたしたちがMerciに行ったころ、PeanutsとMerciがコラボしていたようで
Peanutsグッズがたくさんあった。
パリで使っていたかばんはもちろん、かばんの中にある
あらゆるものがPeanutsグッズというほど、Peanuts狂のわたしは
見逃すわけにはいかない!!
めちゃくちゃ吟味した挙句、自分のではなく
夫へのおみやげとしてトートバッグを購入。

まだ11時だというのに、もうすでに朝からモノプリとMerciで
買い物三昧しているので、手持ちのエコバックがはちきれそうだ。
さっき行ったMaison Plissonに、可愛くて大きなお買い物バッグが
あったことを思い出した。

母も私も大荷物でMaison Plissonに戻った。
レジに並んでいるとき、美味しそうなクロワッサンとパンオショコラが
ショーケースに並んでいて、とっても悩んだが
いま買ったらぺちゃんこにする自信があったので、今回はバッグだけ。

奥にあるバッグを指さして、
「あのバッグ2つ、すぐ使うのでそのままください!」というと
近くでわたしたちを見ていたマダムが、ふふふと笑った。
「この子たち、どれだけ買い物するねん!」と思われたのだろうか?
どんな顔が適切か分からず、やや困った眉毛にしてにっこりして退散。

このバッグ、新デザインらしい。
午後に行ったラファイエットの免税カウンターで出会った
日本人スタッフさんに、「これ新しいやつだ!いいな~!」と言われて
なんだか得した気分。

お店の前にあるテラスを少しお借りして、
買ったばかりのお買い物バッグに、今日の戦利品を詰め込んでいく。
もう大満足!と思っていたが、このあとも買い物は続いた。
なんと恐ろしい買い物モンスター母娘。


トランペットの音色が聞こえるマレの街を探検

次の目的地のお店まですこし歩く。
まだマレの街をあまり見られていないので、ちょうどいい街探検だ。

道路を工事中のトラック、道が狭いからほぼ占領している。
ベンツってこんな大きなトラックもあるんや~とびっくり。
トラックの後ろを通ると、ものすごい土埃と排気ガスの匂い。
サングラスをしていても、目に土埃が入ってしょぼしょぼ。
オリンピックまでにきれいになったかな?

パリっぽいボーダー専門のお店。

平日の午前中だったからか、ひともそんなに多くなくて
サンジェルマンデプレなどと比べると、
建物が密集していて、ギュギュっとまとまった印象の街。

マレを歩いていると、どこからともなく
フランクシナトラの「My Way」が聞こえてきた。
街の景色にぴったりのトランペットの粋な音色。
どこかのお店のBGMではなく、どうやら生演奏をしているようだ。
「なんておしゃれな街なんや~」と音楽に耳を傾けながら
お目当てのお店を探していると、
遠目にトランペットを吹いているムッシュを発見!
次はエディット・ピアフの「La Vie en rose」だ。
パリの街角でこの曲を聞けるなんて!選曲が最高すぎる!!
日常に音楽があるなんて、さすがパリ。

道行く人たちが動画を撮っていたので、わたしたちも撮らせてもらった。
noteにも載せたかったけれど、動画は載せられなかったので
わたしたちの大切な思い出としてしまっておこう。

*Le Mont Saint Michel【アパレル】

トランペットに夢中になっている間に、
次の目的地、Le Mont Saint Michelというお洋服屋さんに到着。
こちらも母の友人に借りたガイドブックに載っていた
フランスっぽいシンプルなお洋服が集まるお店。

お店の中は、ガイドブックで見た通り
シンプルでマリンテイストっぽいお洋服も多い。
素敵なジャケットがあって、こんなジャケットが似合うようになりたいと
思ったけれど、値段がどうしても手が届かないかな~。

このお店の隣に、ギャラリーラファイエットで気になっていた
お洋服屋さんがあったので、そちらも見てから考えることにした。

*Tara Jarmon Paris【アパレル】

こちらがさっきのお店の隣にある
ギャラリーラファイエットで気になったお店、Tara Jarmon Paris。
今度、六本木に店舗ができるみたい!
ラファイエットでは定価だったが、こちらの店舗ではSoldeをしていた!
※Solde=フランスのバーゲン

街を歩くパリジェンヌを見ていると、みんな流行りのものではなく
シンプルな服を着ていることが多い。
ファストファッションで、どんどん新しい服を買うというより、
シンプルで長く着られる上質なお洋服を選んで、
大切に着ているようなイメージ。
私もパリでそんなお気に入りの1着と出会えたら
多少高くても、買おうと決めていた。

迷っていたワンピースがSolde対象になっていることを願って入店。

このお店は色ごとに服がかかっているのだが、その色彩が美しい。
そしてどのお洋服も、とっても上品でおしゃれで可愛い。
わたしが大富豪なら、ここからここまで全部ちょうだい!と
言いたいほど、どれもわたしのタイプ。
母と1着ずつ、これもええな~、いやこっちもええな~と吟味。

わたしが気になっていたワンピースはグリーン。
グリーンのお洋服がかかっているゾーンに行くと、
お目当てのワンピースを見つけたが、その隣に
もっと気になるワンピースを発見。

Tara JarmonのHPより引用

形は上品でシンプル、柄も幅広い年齢に合う、長く着られそうな一着
しかも探していたグリーン×白のうえ、Solde対象になっている!!!

グリーンと白を探していたのには、理由がある。
宝塚歌劇ファンには色にまつわる独特の慣例が、いくつかある。
宝塚歌劇団には、5つの組があり、それぞれにイメージカラーがある。
自分の応援する組のカラーを身につけて、観劇するのが最近の流行り。
そして、自分の応援するスターが卒業する公演の千秋楽には
全身を白でコーディネートする。

いま応援している彩風咲奈さんは、雪組トップスター。
彩風さん、秋には卒業が決まっているので、
雪組カラーのグリーン、そして千秋楽に向けて白のアイテムを探していた
私にピッタリすぎるワンピース!

というわけで、さっそく試着してみることに。

ワンピースのサイズを探してもらっている間に、
母が見つけてきたブラウスが、また可愛かった。

こちらもシンプルで長く着られそう。
ずっと白のブラウスが欲しくて、日本でも探していたので
こちらも試着してみることに。

まずは、ワンピース。
店員さんがわたしに合うサイズを出してくれたので、身幅も丈もぴったり!
生地もしっかりしていて、これならずっと大切に着られそう。
(体型を維持し続けられるかが気がかりだが)
Soldeでなければ、買うのを躊躇う価格だったが、
パリでお気に入りの1着と出会えた記念に買うことにした。

次にブラウス。
このブラウス、シンプルに見えて着方がめちゃくちゃ難しい。
後ろのチャックを開けて、被って着ようとするのだが
襟のところが狭い。
フランスでは、フェイスカバーがないので
無理にグイグイ頭を入れるわけにもいかない。
一度脱いで、よく観察すると襟が取れる。
正しい着方は、まず襟を取って、ノーカラーになったブラウスを着る。
そして後ろのチャックをあげてから、襟を着ける。
この襟、ボタンを一つずつ留めなくてはいけない。
首回りなので、手元がまったく見えない状態で留めるのが至難の業。
なんとか着られたが、少し大きい。

隣の試着室にいたマダムが試着していたサマーセーターも
なかなか可愛かったな~。

店員さんに「ワンピースはこれでいいんだけど、
ブラウスは大きいから、もうワンサイズ小さいのが欲しい」と伝えると、
このお店ではこれが一番小さいサイズとのこと。
諦めてワンピースだけお会計しようとすると、
「まだ時間ある?20分待ってくれたら、
ワンサイズ小さいブラウスを取り寄せるよ!」と言ってくれた。
時間はまだあるので、お言葉に甘えて取り寄せてもらうことにした。

取り寄せしてもらっている間に、マレを散策したかったので
「20分後、戻ってくるね~」と伝えて、外出。

*Fleux【インテリア】

20分後に帰ると言ったものの、次に目指すお店まで徒歩10分程かかる。
やや早足でマレの街を歩く。

次に向かったのがFleuxというインテリアショップ。
ここもガイドブックやインスタでよく紹介されている。
MerciやFleuxのほか、ウィンドウショッピングで見た
マレ地区にあるお店は、モダンなデザインが多いイメージ。

20世紀少年みたいな目のデザインのものが多かった気がするけど、
ここのウリだったのかな?
いままでパリで行ったお店とは一味違う、
モダンでスタイリッシュな雑貨がたくさんあった。
Paris!エッフェル塔!クロワッサン!のような
Theパリなデザインの雑貨はあまりないので、おみやげ探しには向かないが
アートが好きで、おしゃれな雑貨が欲しい人にはおすすめ!

わたしたちにはおしゃれ上級者すぎて、なにも買えず静かに撤退。


フランクに褒める文化っていいよね

Tara Jarmonに戻ると、さっきの店員さんが私を見つけて、
にっこりしている。
ブラウスがちゃんと届いたみたいだ。

レジの奥に綺麗に畳んで、準備してくれていた!
サイズを一緒に確認して、試着する?って言われたけど、
時間もなかったので「これで大丈夫!」と告げてお会計。
結局、Soldeのおかげで2着買っても、
ワンピース1着くらいの値段だったので、お得なお買い物ができた!
(関西人なのでお得に買えたことを、とにかく言いたい)

取り寄せてもらったブラウス、日本に帰ってから見ると
襟の内側にファンデーションがべっとりついていた。
フェイスカバーがない文化なので仕方ないのかもしれないが、
もしパリで服を買う際は、サイズだけでなく、汚れがないか
ちゃんと確認してから
買った方が良い!
結局ファンデーションはそれなりには落ちたが、うっすらまだ残っている。
今回は襟の内側だったので、不幸中の幸いということにしよう。

わたしがお会計をしていると、
隣でサマーニットを試着していたマダムもお店に戻ってきた。
買ったばかりの服に着替えたいから、試着室借りるで~と店の奥へ消えた。
あのマダム、わたしたちを見て
「この人たちめっちゃ長時間買い物してるやん!」と思っただろうな~。

このお店も電子レシートだったので、
わたしのアドレスと名前、誕生日などをメモに書いた。
その様子を見ていた店員さんが、わたしの名前を見て
「Beautiful name!!」と言ってくれた。
日本だとお世辞かな~なんて思うが、海外の人は
「素敵な服ね!」とか「その注文、いけてるやん!」みたいな感じで
フランクに褒める文化があるせいか、全く嫌味やお世辞に聞こえず
素直に嬉しかった。
わたしの名前、日本ではよくある名前だが、海外の方からすると
世界的有名人を思い出させる名前のようで、
英会話の先生などにもすぐに覚えてもらっていたことを思い出した。
世界に通じる名前をくれた両親に感謝だ。

日本では初対面の人に対して、褒めるのは難しいが
身近なひとには、素敵!いいやん!と素直に言えるようになりたいな~。


フランスっぽいものを次々発見

さて時刻は12時。
そろそろオペラ近くまで戻ろう。

Uberを拾うため、大通りまで歩いている間に
いろいろフランスらしいものを見つけた。

まず、道路に虹色のペイントを見つけた。
アルカンシェルだ!!(フランス語で虹)

わたしは好きなスターさんを1人に選べない
浮気性なタイプのファンなので、柚香光さんも大好き。

またまた宝塚ネタだが、
春に宝塚を卒業した柚香光さんの卒業公演の題名が「アルカンシェル」
アルカンシェルのラストシーンでは、パリに虹が架かる
なので、どうしてもパリで虹が見たかったのだが、
最終日に思わぬ形で叶った!

この虹、後から調べてみると
6月はプライド月間で、マレ地区にある広場でプライドパレードがあるので
街が虹色に染まるらしい。
自由、平等、友愛のフランスらしい文化だ。

ゴミ集めをしている飼い主さんに同行中。

次にフランスに来て初めて、カートに乗ってるわんちゃんずに遭遇した。

何度も書いているように、フランスはドッグフレンドリーな街だ。
人間と同じように、犬も生活しているので
カフェでも百貨店でも、公共交通機関にも当たり前のようにいる。
これだけでも日本とは大きな違いだが、もうひとつ気づいたことがある。

犬が服を着たり、カートに乗っていないのだ。
フランスで服を着た犬は1回も見なかったし、
カートに乗ってお散歩している犬も会わなかった。
わが家にいた犬も、服を嫌がり
生涯を全裸で過ごした犬だったので、とても親近感がある。

もちろんフランスの人にとっても、犬は家族だと思うが
あくまで犬は犬らしく暮らしている
シンプルで、個々を尊重するフランスらしい光景だな~と思った。

そして最後に、フランスらしい落とし物。
バゲット。いや、どういう状況で落とすねん!


マレはモダンで、おしゃれな街だったが
ところどころにフランスらしさも見える面白い街だった。

この続きは、また次回。


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