【母と娘のパリ日記-13】羽田空港ステイ、関西へ帰ろう
母と娘のパリ日記。
すべて忘れたくないほど、楽しかったパリ旅行。
いつか「こんなことがあったね」って
この日記を見て、母と懐かしく思い出せるように
楽しかったこと、困ったこと、出会った人たちのこと
ほかの人から見たら、それいる?って情報まで
私たちにとって大切な思い出を記録します。
あたたかく見守っていただけると嬉しいです。
前回は後ろ髪引きちぎられる思いで飛行機に乗り込み、
ゴビ砂漠など大陸上空を飛ぶ航路で日本に帰国。
今回は羽田到着後、伊丹に乗り継ぎができないので、
羽田空港に一泊して、関西に帰る完結編。
楽しかった旅もついに終わりだ。
羽田到着
ついに日本に帰ってきてしまった。
もう飛行機を降りてしまうと、日本だ。
ボーディングブリッジに降り立った瞬間、
湿気がまとわりついてきた。
私たちがパリに行っているたった5日で、日本は夏になっていた。
パリの気温に合わせて長袖を着て帰ってしまったことを
後悔しながら、入国審査に向かう。
入国審査は顔認証ゲートを利用できるので、あっという間に完了だ。
パスポートをスキャンして、カメラに顔を見せるだけでOK。
この顔認証ゲート、家族であっても1人ずつしなくてはならない。
わたしの前に並んでいたおじさん、連れのお姉さんに
ぴったりくっついてゲートに進んでしまった。
カメラに2人映ったせいかエラーが発生して、ランプが光ったので
係員さんが「1人ずつしないとダメなんだよね~」と注意すると、
突然おじさん激怒。
「なんだその口の利き方は!敬語で話せ!」と凄む。
せっかく無事に日本に到着して、みんなほっとしていたのに、
急にその場がピリついてしまった。
おじさん、びっくりするからやめてよ~。ほんま頼むで!
おじさんたちを見ていたので、母とわたしはちゃんと1人ずつ
ゲートに進んで、難なくクリア。
入国スタンプは希望制なので、欲しい人だけ
入国審査官のところに向かう。
母もわたしも、いつどこに行ったかの記録が欲しかったので、
スタンプを押してもらった。
さて、あとは荷物を受け取るだけだ。
フランスでは、荷物があっちゃこっちゃ向いて出てくる自由形だったが
日本はちゃんと受け取りやすいように、係員さんが整えてくれている。
さすが「お・も・て・な・し」の国だ。
無事に荷物を受け取り、これでエールフランスでの旅は終わりだ。
今夜はTokyoSTAY
時刻は20時。
到着ロビーに出ると、またジメっとした暑さ。
今晩は、羽田空港直結のホテルに泊まることになっているので
すぐにでもホテルに行って、お風呂に入りたいところだが
ホテルに行く前に、しなければならないことがある。
いま受け取ったばかりのスーツケースの配送だ。
大きなスーツケースを持って、羽田から自宅まで帰るのは
なかなか大変なので、行きと同じように
羽田から自宅まで配送してもらう段取りにしていた。
そのために、まずはスーツケースの整理からだ。
到着ロビーのソファーを陣取り、スーツケースをオープン。
明日までに必要なものと、溶けてしまいそうなバターを取り出す。
空いた空間にはネックピローやおみやげなど、
後日到着しても大丈夫なものを入れる。
このスーツケースの整理だけで汗だくだ。
なんとか整理し終えて、配送カウンターに持ち込む。
また準備編で書くつもりだが、
今回はJAL ABC空港宅配サービスを利用した。
JCBカードを海外で利用し、そのレシートを提示すると
割引価格でお得に発送してもらえるので、おすすめ!
受付のお姉さんが手際よく準備をしてくれている間、
隣のカウンターにいる外国人のおじいさんが気になった。
とても流暢な日本語を話している。おそらく観光客ではないだろう。
どうやら荷物を滋賀県長浜市まで配送するらしい。
予想外に関西の地名が出てきたので、二度見してしまった。
わたしの荷物は、最短で明後日の午前中到着らしい。
本当は明日到着だと嬉しかったけど、20時過ぎてるもんね。
このスーツケース、行きも私より2日早く旅立ち、
帰りも私より1日遅い。かなりの長旅だ。あとすこし頑張れよ~!
配送手配も終わり、再び身軽になった。
これでやっと空港ホテルに向かえるぞ!
ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港
羽田空港での後泊に選んだのは、羽田空港第3ターミナル直結の
ホテル ヴィラフォンテーヌ グランド 羽田空港。
今回予約したのは、温泉入浴券と和朝食が付いている
海外から帰ってきた人にぴったりのプラン。
いつも羽田空港から浜松町駅までモノレールに乗ってるときに
見えていて、ここだったら飛行機見れていいな~と
泊まってみたかったのだ。
到着ロビーから、直結で便利。
思ったよりは歩いたが、暑くもなく、寒くもなく快適。
ホテルロビーにある機械でチェックイン。
並ぶこともなく、ノンストップでお部屋まで行けた。
20時半過ぎ、お部屋に到着。
暗くて景色はよく分からないけど、どうやら空港ビューではない。
ちぇ~。せっかく飛行機たくさん見られると思ったのに。
でも日本のホテルは清潔で快適で最高だ!
さて、晩御飯をどうするか。
TVでホテルのレストラン、周辺施設のレストラン案内を見る。
ルームサービスを取ってもいいけれど、せっかくだから
どこか行きたいが、もう閉店時間が迫っている。
迷っている暇はない。とりあえず部屋を飛び出した。
ホテル併設の羽田エアポートガーデンに向かった。
地下はレストラン街になっているのだが、もう閉まっているお店もある。
いまの気分は和!とにかくお出汁をください!!
開いているお店の中から選んだのは、
鳥開総本家というお店の親子丼!
ラストオーダーまで数分。ギリギリセーフ。
左隣に座っていた外国人観光客が、美味しそうに食べている。
日本、美味しい国でしょ?たくさん食べて帰るんだよ~!
わたしが選んだのは欲張りなこのセット。
親子丼、手羽先、唐揚げ。最高~!!!
親子丼を口に運んだ瞬間、日本人の血がドクドク流れているのを感じた。
あ~これだ。この出汁を求めていたんだ。
パリではまったく日本食を恋しいなんて思わなかったのに、
DNAには抗えない。最高に美味しい!!!
久しぶりのお出汁で細胞まで満たした。
母とやっぱりお出汁やな~と盛り上がっていると、
右隣に見覚えのある男女が座った。
さっきエールフランスで隣の席だった夫婦だ。
「じゃん」って標準語使ってたから、
てっきりおうちに帰ったと思っていたら
あなたたちも、このホテルにお泊りだったのね!
ほかにも開いているお店、空いている席はあったのに、
また隣になるとは、すごい偶然だ。
お部屋に帰って、着替えを持ったらすぐ
ぽんぽんのおなかのまま、ホテルの最上階にある温泉へ向かった。
天然温泉「泉天空の湯 羽田空港」
ホテル宿泊者以外も利用できる、24時間営業の温泉。
羽田空港直結なので、アクセスも良い。
温泉のほかに、食事処やリラックススペースもある。
パリのホテルでもバスタブがついていたので、
毎日お湯に浸かってはいたが、正直綺麗ではなく
そんなにリラックスはできなかった。
普段のわたしは、正直お風呂が面倒くさい。
柚香光さんがお風呂へ向かう葛藤を鮮烈に作詞した
名曲「分かっている」に激しく共感したひとりだ。
柚香さんのおっしゃる通り、行かねばならないと分かりながら
夜が更けていく。まさしく風呂が来い~!と叫びたくなる。
だが、この日ばかりはお風呂を楽しみにしていた。
パリを1日歩き、長時間フライトを終え、バキバキに疲れていた体が
ほぐれていく。
天然温泉なので、とろりとしたお湯で芯から温まる。
露天風呂やジェットバスもあり、いろんなお風呂を楽しんだ。
お風呂上りには、空港を望みながら
ゆったり寝転ぶことができるスペースもある。
このリクライニングチェア、ほぼフルフラットになるので超快適!
リクライニングチェアには、ひとり1台ずつTVも付いている。
しかしこのスペース、TVの音は全く聞こえず
とっても静かで過ごしやすい。それには理由があった。
なんとチェアにスピーカーが内蔵されており
どういう仕組みなのか自分にしかTVの音は聞こえない。
TVが点いていても、起き上がると何も聞こえないのが不思議だった。
ブランケットも置いてあり、ここで眠っている人もいた。
24時間営業なので、深夜に到着したり、早朝便を利用する人にはおすすめ!
金曜日の仕事終わりに来て、ここで食事をして、温泉に入り、
ここで仮眠を取って、早朝便で出国すれば、土日で海外旅行も夢じゃない。
このまま寝てしまいそうだったので、お部屋に戻る。
帰り道に湯上りの牛乳代わりに、自販機でカフェラテを買った。
なんでか忘れたけど、自販機の前で母と爆笑した。
なんでだったかな~。たぶん母が何かしたんだろうけど。
お部屋でカフェラテと共に、
パリで最後に買ったパンオショコラを食べた。
手荷物で大事に持って帰ってきたけど、少し潰れてしまっていた。
お出汁は最高に染みたけど、パンオショコラとカフェラテも
いいんだよな~。
心はパリに残したまま、24時すぎに眠った。
しっかり時差ボケした
目が覚めたが、辺りは暗い。
もう一度眠ろうと思ったが、目が冴えてしまった。
横を見ると、母も起きている。
時計を見ると3時すぎ。
しっかり時差ボケしてる~!!!
ふたりして眠れなくなってしまったので、ベッドでうだうだ。
じっとしていても、もったいないのでまた温泉に向かった。
さすがに4時だったら、貸切ちゃうか~と思ったが
私たち以外にも数組いた。みんな時差ボケ仲間か?
入ったときは暗かった空も
少し日が昇り始めてきて、昨日と違う景色が見える。
露天風呂の前に川があったとは!
温泉から帰ってきても、まだ5時すぎ。
お部屋に帰ると、こちらも昨日は暗くてよく分からなかった景色が
見えるようになっていた。
なんと富士山ビューのお部屋だった!
部屋からも川が見えて、川に何か浮かんでいるのが気になって
母と観察。なんだか動いているようにも見えるが、流されているだけ?
アザラシのたまちゃん?魚?浮き?
結局なにか正体は分からなかった。
富士山も川も見飽きてきたので、普段は眠っている時間のTVを見る。
私は「THE TIME」派だが、実家では昔から「おはよう朝日です」を見る。
しかし東京では「おはよう朝日です」は放送されていないので、
母が選んだのは「めざましテレビ」。
4時台からいつものメンバーが出演している。
みなさん毎朝早くからすごいな~。
わたしは撮りためたパリの写真を見返しながら
インスタのストーリーにパリの思い出写真を投稿。
旅行中、随時更新しているおマメさんもいるが、
私はSNSに投稿するのに時間がかかるタイプなので、
すべて事後報告派。旅行中はSNSにとらわれず、楽しみたいしね!
母はお腹が空いたらしく、昨日エールフランスの中でもらった
パックのオレンジジュースを一気飲み。
空きっ腹に冷たいオレンジジュースを飲んだせいか、
このあと胃が痛くなっていて、可哀想だった。
完全に日が昇り切った7時半過ぎ。
和朝食を食べに、再び温泉併設のお食事処に向かった。
私たちのほかには、家族連れが1組いるだけで、ほぼ貸切状態。
ガラス張りで明るく気持ちのいい店内。窓際の景色の良い席を選んだ。
母は鯖の塩焼き定食、私はあさりうどん定食をチョイス。
東京のおうどんは濃い色のお出汁というイメージだったが、
関西風の金色のやさしい味のお出汁で美味しかった。
私たちが食べ終わる頃、隣に外国人の女性がひとりで入ってきた。
店員さんに、富士山はどこに見えるのか聞いているようだ。
5時過ぎは見えていたのに、気が付くと富士山が消えていた。
靄がかかって隠れてしまったようだ。
残念そうにする彼女に、「今朝部屋から撮った富士山を見せてあげたい」と
母がいまにも話しかけそうな勢い。
でも、わたしたちの語彙力ではどう伝えていいのか分からず、
勇気が出ず、声をかけられなかった。見せてあげられなくて、ごめんね。
朝の空港散歩
朝食を食べてもなお、時刻は8時過ぎ。
伊丹へ帰る便は、12時半発。まだまだ余裕がある。
出発前も、到着後の昨日もほとんど見られなかった
羽田空港第3ターミナルを散歩することにした。
空港は朝から賑わっている。
ここにいる人たちは、今からどこへ向かうのだろう。
フライトインフォメーションを見ると、
午前中に出発する便は、アジア方面が多い印象。
シャルルドゴール空港行きも発見!
時差ボケしているけど、からだは超元気!
いまから15時間フライトでも、全然余裕やな~。
今すぐ行けって言われたら、喜んで行くな~。
日本に到着してもなお、パリへの未練を断ち切れない母娘。
出発前にゆっくり見られなかった江戸小路を見に行った。
時代劇で見るような江戸の建物をイメージした小路に
とんかつ屋さんや、てんぷら屋さんなど
海外の方に喜ばれそうなお店が並んでいる。
中には24時間営業のお寿司屋さんもある!さすが国際空港だ。
朝ごはんを食べたばかりだし、まだ開店前のお店がほとんどだったので
雰囲気だけ味わって、展望デッキへ向かう。
展望デッキ
展望デッキに出ると暑い!
日本は夏になったんだと思い知らされる。
じりじり照り付ける太陽の下、飛行機を眺める。
空の遠くには、飛行機が何機の列をなして、着陸待ちをしていた。
さすが世界的にも発着数が多い羽田空港だ。
日本、ドイツ、シンガポール、中国と各国の飛行機が肩を並べている。
普段伊丹空港ばかり使っているので、
各国の飛行機が見られる空港は楽しい!
大人になり、自分で旅行の計画を立てられるようになってから
意識してこだわっていることがある。
それは、旅先のフラッグキャリアを選ぶこと。
海外旅行のときは、飛行機に乗った瞬間から、
その国を感じたい、わたしのこだわりポイントだ。
会社の同期には、飛行機に乗ったら旅先の映画を
現地の言語で見て、気分を高めるという面白い子もいたな~。
数年前の年末に乗ったシンガポール航空は
機内にクリスマスリースが飾ってあったり、
機内でシンガポールスリングが飲めたり、
飛行機の中からシンガポール気分で楽しかったな~。
いつかルフトハンザ航空にも乗ってみたいな。
飛行機が好きな理由
小さいころから、飛行機に乗るのも、
展望デッキで飛行機を見送るのも大好きだった。
あの飛行機は、どこへ向かうのだろう。
ハネムーンに向かうカップル、観光に行く友達グループ、
仕事で乗るビジネスマン、海外に引越しする家族
だれがどんな目的で乗っているのだろう。
みんな楽しい目的だけではなく、辛い目的もあるかもしれない。
だけど、そんなことすべてを包み込んで、飛行機は飛ぶ。
また飛行機に乗れば、街の夜景を眺めるのが好き。
あの明かりの下に、たくさんの人がいて、それぞれに人生がある。
そんなことを考えながら夜景を眺めるのが
小さいころから好きだった。
大学時代、この話を部活の先輩に話すと
メルヘンな変わったやつだと勘違いされたこともあったな~。
飛行機には、たくさんのドラマが詰まっているから
面白いし、夢がある。
だからわたしは飛行機が好き。
飛行機を眺めながら、そんなことをここでも考えていた。
空港のドラマも面白い
結局15分程眺めていただろうか。
さすがに暑くなってきたので、屋内へ戻る。
展望デッキから、江戸小路へ降りると
たくさんの種類のあじさいが飾られていた。
フランスにもあじさいはあったけれど、
やはり日本のあじさいは繊細で美しい。
小さい花をたくさん付けた見たことがない種類もあり、
フランスもいいけど、日本もやっぱりいいな~とじっくり楽しんだ。
時刻は9時前。
ホテルに帰る途中にあるエアポートガーデンのお店が
9時オープンのところもあったので、それを待つために
空港のベンチでひと休み。
なにやら怒鳴っている声が聞こえてきたので、
遠目で見ていると、声の主は赤ちゃんを連れた外国人女性。
「ベビーカーが濡れてるねん!」とお怒りの様子。
どうやら預けていたベビーカーが、
貨物室で濡れてしまったことに怒っている。
空港職員は何も言い返せず、ただうなだれるばかり。
お母さんが怒る気持ちも分かるけど、
おそらく貨物室から出てきたら、濡れていただけで
日本の職員さんには落ち度はないんじゃない?と少し同情してしまう。
激怒するお母さんの隣を、スーツケースをどんがらがっしゃんと
引っ張りながら、グランドスタッフさんと外国人青年が爆走していった。
ベンチに座っているだけなのに、いろんなドラマが見られた。
空港って、毎日いろんな事件が起きて大変そうだけど、面白いな~。
さて、そろそろエアポートガーデンへ向かう。
9時すぎにオープンなのは、一部店舗だけで
ほとんどがまだ閉まっていたので
またチェックアウト後にゆっくり見ることにして、
部屋に戻って帰り支度。
フランスのチーズ、恐るべし!
部屋を出る前に、パリから持って帰っていたチーズを
冷蔵庫に入れていたことを思い出した。
父には空港でワインをおみやげに買うことを決めていたので、
ワインに合うように、バターを買ったついでに、チーズも買っていたのだ。
冷蔵庫を開けると、強烈なにおいが漂った。
チーズというより、う〇ちだ。
わが家の犬が、たまに思いもよらないところで粗相をしていたが、
まさかここにも!?と疑ってしまうレベル。
パリで買ったときは、こんなにおい感じなかったのに
何が起こったのか。腐っているような感じではない。
伊丹へ向かう機内で、異臭騒ぎを起こすわけにはいかないので
母と厳重にジップロックに密閉し、保冷バッグの奥底に入れて
関西の自宅まで、無事持ち帰ることに成功。
母が自宅に帰って確認したところ、なんとヤギのチーズだったらしい。
そりゃ嗅いだことのないにおいがするわけだ。
父は美味しいと喜んでいたらしい。ほんまかいな。
エアポートガーデン探検
伊丹空港へJALで帰るので、第1ターミナルまで移動がある。
エアポートガーデンも見たいので、すこし余裕をもって
10時過ぎにチェックアウト。
昨夜、ご飯を食べたレストランフロア以外を探検。
日本の工芸品やおみやげものなどが多く、外国人観光客向けかな~。
パリでエコバッグも、ロンシャンのバッグも買ったのに、
母はここでもNYのタクシー柄のバッグを購入。
バッグはなんぼあってもええですからね!
なにか買いたいときの魔法の合言葉は「なんぼあってもええですからね!」
さっき空港散歩の帰りに見つけた金粂というお魚のお店。
お出汁や焼き魚の良い香りがしていて、吸い寄せられるように見つけた。
お弁当がとてもおいしそうだったのだが、まだ仕上がってなかったので、
最後にお弁当を買いに向かう。
時間があれば、ここでランチして帰っても良かったのだが、
ランチには少し時間が早いので、今回はお弁当を買って帰ることに。
これが一目ぼれしたのり弁!
空港では我慢して、おうちについてから食べたのだが、
予想を裏切らず、とっても美味しかった~!
また国際線に乗らなくても買いに行きたいし、次はイートインもしたい!
旅の終わり
第3ターミナルを楽しみつくしたので、第1ターミナルへ向かう。
ターミナル間の移動は、無料のシャトルバスが出ている。
第1ターミナルは、よく来ているのでもはやホームだ。
またお店を見てしまったら、買いたくなるものに出会うかもしれない。
もう自戒の意味も込めて、なにも見ずに、すぐに保安検査を済ませて
ラウンジでゆったり出発を待つことにした。
伊丹行きの飛行機に乗ってしまったら、もうおうちは目前だ。
おうちに帰れるのはほっとする反面、
旅の終わりが見えてきて、寂しいな~。
伊丹空港へは定刻通り離陸。
あまり揺れなかったのに、なぜかホットドリンクはなかったな~。
ヒコロヒーさんの本の続きを読むも、なぜか頭に入ってこず
ずっと同じところを繰り返し読んでいた。時差ボケで疲れてたのかな?
頭が回らなくなってきたので、景色を見ていると
見慣れた大阪の街が見えてきた。
夜景ではないけれど、飛行機から街を見るのは楽しいな~。
伊丹空港に到着。日常に帰ってきた。
お店に貼ってあるポスターにやすよともこ姉さん。
VISAの広告には、永久輝せあさんが微笑んでいる。
やすとも姉さん、ひとこちゃんに、ただいま!とご挨拶。
はぁ~関西に帰ってきたな~と実感。
出発前に制限エリア内のトラベル雑貨を扱うお店で見つけた
JALとファミリアのコラボポシェットが
どうしても諦めきれなかったので、到着してすぐに購入。
どれだけ買い物好きな母娘なんだと書きながら気づいた。
でも、バッグはなんぼあってもいいですからね!
いつもの電車に揺られて、いつもの駅に帰る。
いつもと違うのは、エッフェル塔にParisと書かれたTシャツを着て
ほんのすこしパリの風を吹かせてたことくらいかな。
幼いころから見慣れた大好きな街に帰ってきた。
パリは最高の街だったけれど、やっぱりここがわたしの住む街だ。
あ~楽しかった!ありがとうね!とお互い伝え合って
母と娘はそれぞれのおうちに帰っていった。
母と娘のパリ旅行、最高に楽しい思い出になった!
4年越しのパリ旅行を叶えてくれた父、
快く送り出してくれた夫、
母と私の代わりに祖母の健康チェックをしてくれた弟
そして、ケンカもなく楽しく旅行できた親友のような母
みんなに感謝の旅になった。
次はまた家族みんなでパリに行こう!
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