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ワーカホリックから卒業するまでの話
あなたのまわりに、仕事を抱え込みすぎている人は、いないだろうか。
どう見ても忙しそうだし、手が回ってないのが目に見えているのに、人に全く仕事を振れない人。
新卒の職場にいた時の私は、そんな感じだったかもしれない。
当時の上司は、わたしに
無理なことは引き受けないこと。
自分のキャパは自分しかわからない。
と言ってくれていた。
まぁわかるのだが、当時の自分は、それを本質的に理解出来ていなかったのだと、今振り返ると思う。
私の当時やっていた仕事は介護現場で、経験のない中、実務を学びながら仕事をしていた。
しかも、ものすごく運動量があったのにも関わらず、食欲は全くと言っていいほどわかなかった。ご飯を食べる時間がもったいないと思っていたのもあって、今思えば結構周りに心配されたような気がする。当時は聞き流していたけれど。
休みの日も仕事のことばかり考えていた。シフトの穴を見つけるのが大得意だったくらい日々シフトとにらめっこしていたし、同じ現場のメンバーによってどう動くかシュミレーションしたり、物品の買い出しを休みの日に行ったりもしていた。
当時はそれを「自分が1番やりたいこと」だと認識していた。でも、どこかで自分には合ってないと思っていたのと、なによりその言葉をかけてくれた上司自身が別のやりたいことに向かっていたのが大きかった。そんな時期に、こんなことを教えてもらった。
「代わりはいくらでもいる、って悪い意味で取られるけどさ。自分の代わりがいるんなら、自分のやりたいことやりたいじゃん」
その言葉をもらったところで当時の自分では全く消化出来ていなかったのだけど、今考えてみるとその意味がものすごくよく響いてくる。
せっかくなら、自分の本当にやりたいことを仕事にしたい。ただ正直なところ、やりたいことって言われても今でもぼやっとしている。
でも紆余曲折の末に転職をして、仕事との距離感を見直すきっかけを作ることが出来た。最初は少し罪悪感もあったけど、今はそんなことも無く、定時ピッタリに帰るリズムを作ることが出来ただけでなく、休みの日に仕事のことを考えることはほぼ無くなった。
最近はフルタイム勤務しながらもnoteを書いたり、旅をしたりとプライベートがものすごく充実するようになったし、仕事中にお腹が空くようになった。食欲がまったくわかなかった当時を考えると信じられない。
ちなみに昨年2024年の振り返りをした時に、私はこう書いた。