見出し画像

菜園料理の記録 19 小田急ロマンスカー  懐かしの日東アイスレモンティーの味

千葉県に住んでいた小学校3年の夏休み。
小田急ロマンスカーに乗って家族で箱根旅行に行った。
今は券売機で簡単に買えるロマンスカーの切符だけど、当時は父が駅 (多分新宿駅だったんじゃないだろうか) の窓口に行き、展望席を4枚取ってきてくれた。
子供達のために(多分自分のためでもあったのだろうけど)、お父さんは頑張った。グッジョブ、パパ👌

ロマンスカーにはその頃「走る喫茶室」と言って、車内で食べ物や飲み物を注文すると、制服を着たお姉さんが運んできてくれるサービスがあった。
注文したカツサンドとアイスレモンティーはとっても印象深かった。
我が家ではそれ以来、学校行事に持参する弁当はカツサンドが定番となったのだった。

走る喫茶室は日東紅茶が運営していた。
メニューにはカツサンドも載っている。
紅茶はアイスティーだけでなくホットもあったんだな。
そうか、夏の旅行だったからアイスレモンティーを注文したのか。

さて、話は今に戻る。
2〜3年ほど前から、玄関前で鉢植えのレモングラスを育てている。
はじめは畑に地植えにしたのだが、北鎌倉の寒い冬を越すことができなかった。しかし、新たな苗を手に入れ、鉢植えにして家の脇に置いておくと、暖房の熱が壁越しに植物を温めるのだろう、うまく春を迎えられるのだ。

夏には成長が早くなり、しばらく放っておくとシュッと伸びた葉が途中から折れて姿が乱れてしまう。
先日その折れた葉をカットして見た目を整えた。

葉を整理したあとのレモングラス

整理した葉は、そのまま堆肥にしてしまうのも勿体ないので、熱湯で煮出しレモングラスのハーブティーを作り、その中に紅茶のティーバックを入れてみた。
蜂蜜を加えて味見をしてみると、ロマンスカーのレモンティーそっくりだった。

ひしわの紅茶がうちの定番
農薬不使用の紅茶が
20パック入っていて300円くらい
カルディをはじめ、身近なスーパーでも
手に入れやすいのがいい

レモンティーは多めに作ったので、ペットボトルに入れて凍らせ、翌日夫に持たせてみた。
夫はロマンスカーマニアなので、「なんかさ、ロマンスカーのアイスティーに味が似ているんだよ。」と言って手渡すと、ほぉーと言ったような顔つきで、どことなく嬉しげにカバンに入れた。

「私たちが小学校3年の頃のロマンスカーの形ってどんなのだっけ?!」
と夫に質問したら、すかさず「3100系」と答える。
3100系と検索して出てきた懐かしの車体。

その夜、帰ってきた夫、「あの紅茶、めちゃくちゃ美味しかった!」
私「ね、ロマンスカーの紅茶の味でしょ?!」
夫「うん、日東紅茶の味だ。」
マニアのお墨付きももらった。笑

さて、noteのネタもできたことだし、撮影、撮影っと。

ほんとは、グラスに水滴がついているところを撮りたかったけど、
冷やしがちょっと甘かった。
キバナコスモスの下に入れた葉は
菜園に突如として生えてきた外来のホオズキ。
フウリンホオズキじゃないかとのこと。


野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。