なな艸花仕事 3 茶会での植物監修 花遊び編
北鎌倉にある古茶室宝庵で4月27日に開催された裏千家のお茶会に今回、企画から関わらせていただいたのですが、それがとても楽しかった!
お客様の動線を考慮しながらの構成から始まり、全体のバランスを考えながらどう飾っていくか、重菓子のカラーに合わせた器と花の選定などなど。
トップの写真は、お茶席にご案内する前に、みなさんに花遊びをしていただいているところです。
1週間前に竹を切り出し、鎌倉彫の木地師の方に花器に加工してもいました。そこにお一人1本づつ生けていただくという趣向。
瓢箪のかたちや四角や丸。可愛く切り出されています。
植物は白のツツジ、シャガ、シラン、ヤマブキなど季節の花をご用意。
着物を着た男性はキリリとカッコよかったです。所作がとても美しい方でした。
雨でしっとりと濡れた庭の緑を背景に、少しづつ花が増えていきます。
以前お花の教室をしていた時に、植物を生けることに緊張される人が多かったなと思います。おしゃれに上手に生けたいと誰でもが思いますよね。私もそうだったから気持ちはよくわかります。
でも本来植物に触れることはもっと楽しくあるもの、リラックスをするものという思いが心のどこかにいつもあって、今回、このように気軽に植物に触れ、生けることを楽しんでいただく機会を作れたのは本当に幸せだと思いました。
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野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。