野草食日記 367 喫茶養生記と桑茶
先日建長寺さんで、
月1で開催されている公開講座、「鎌倉・食を学ぶ会」に初めて参加して、喫茶養生記の下巻に記されている桑についてのお話を聞いてきました。
喫茶養生記は以前住んでいた扇ヶ谷にある寿福寺にゆかりがあること、3代将軍実朝も桑粥を食べたかもしれないこと。
私は学生時代日本史が専攻だったので、歴史にもとても興味があります。
ワクワクしながら耳を傾け、あっという間の2時間半でした。
昔々大学の講義の90分はとても退屈だったのに!
講座に参加してつくづく思ったのは、やっぱり食にまつわること〜美味しいものを食べることは勿論、食文化の背景などなど〜が私はやっぱり好きなんだなということでした。
よくネットなどで見聞きする、小麦粉、肉、卵、乳製品、塩や砂糖、油脂など、身体に良くないとされがちな食材や調味料。そういうものもすべてひっくるめて食や食文化って楽しい。
どんな食品にも、それが自然に沿って作られたのならば、それぞれに役割があり、善悪などないんじゃないかな?!
そんな風に常々思っています。
要は自分に合う合わないの選択をした上でバランス良く食べていればいいのではないかしら•••。
そんなことを今日お風呂に入りながら、つらつらと考えていました。
源頼朝が越後から送られてきた鮭をプレゼントされて喜んだと知ると、そうだよね、美味しいよねと俄然頼朝さんに親近感が湧いてしまいました。
時間も飛び越えて人と人を繋げる食の話題はオールマイティーですね。
野草の勉強や観察会のために使いたいと思います。