なな艸花仕事 12 お茶室の庭メンテナンス
北鎌倉にある宝庵は昭和初期に建てられた古茶室。
https://www.houan1934.com/about-us
昨年の6月から、こちらで庭メンテナンスの仕事をしています。
ゴールデンウィーク明けあたりから、庭の植物が育つ勢いが増し、だんだんと人の手が追いつかなくなってきました。
月2回、ボランティアさんたちが参加してのお掃除会でかなりスッキリするものの、2週間経つとまた元に戻ってしまいます。
昨日は、天気が回復したので、手入れに行ってきました。
ツルウメモドキの枝が四方八方に伸び、隣に咲いている金糸梅との境がない状態になっていたので、枝を剪定。
カオス状態になっていた足元もすっきりさせました。
そのあと、数寄屋造の茶室前にある大きなスダジイ周辺を手入れ。
あちこちから顔を出しているヌスビトハギは、ひっつき虫系の種をつけるので数を減らし、そろそろおしまいのどくだみも整理しました。
でも、何となく「もさっと感」が抜けず、どうしたもんかなぁと眺めていたら、何本も伸びていたスダジイのひこばえが目に留まりました。
それらを剪定し、苔むした石に覆い被さるように枝を伸ばしていた紅葉の枝をカット。
苔石の上の枯葉を除き、石の極に生えている植物を整理してみたら、途端に辺りが神々しい雰囲気に包まれました。
こんな瞬間、嬉しさと達成感が入り混じったなんとも言えない気持ちになります。
私にとって庭メンテナンスは、規模の大きな植物アレンジメントのようで、毎回学びつつ、楽しみつつ。
緑の香りと鳥の鳴き声を感じながら、心安らぐひとときでもあります。
宝庵のお掃除会はどなたでも参加可能です。
北鎌倉の素晴らしい緑の空間にいらっしゃいませんか?
次回のお掃除会のご案内です。
掃除の後には美味しい軽食のご用意もあります。
https://www.facebook.com/events/492184051522636/?ti=icl