売れる!スモールビジネスの成功戦略(著者:森田昇さん)
キャリアコンサルタントのななまる😊です!
私は、休日の昼下がりに本を読むひと時が好きです。本を読んでいる時は、自然と本の内容のことを考えるので、頭の中でぐるぐる回っている他の考えがなくなります。コーヒーの香りを楽しみながら、のんびりと1ページずつ読み進めていく。そんなゆったりタイムを噛み締めながら読んでいます。
今回は森田さんシリーズの第3弾になります。
前回まで読んでいた"就職・転職"とは目線を変えて、"ビジネスで成功するための戦略本"になります。キャリアコンサルタントの資格を取得した先のお話が主になりますが、資格を保有していなくても個人でビジネスを起こしていこうと考えている方に向けて、有益な内容がたくさん書いてありました。
その中で、私自身が"学んだこと"や"心に残ったこと"をまとめました。
少し長くなりましたが、ぜひ最後まで見ていただけると嬉しいです😄
Reading:売れる!スモールビジネスの成功戦略
今回は、一般社団法人リベラルコンサルティング協議会の代表理事:森田昇さんの著書を読みました。
読もうと思ったきっかけ
今回こちらの本を読もうと思ったのは、以下の2つの理由からです。
「①赤・青を読んだので黄色を読んで制覇したい」
赤い本・青い本を読んで残りは黄色の本でした。ここまで来たら揃えてしまいたい、制覇したい欲が出てきます笑。色とりどりの本を並べてコレクション化したいという思いがありました。
「②キャリコン✖️◯◯✖️◯◯に惹かれたため」
きっかけ・動機付けとしてはこちらの理由の方が大きいです。「X(旧Twitter)」でキャリアコンサルタントの方々がこちらのワードを使われているのをよく目にしていました。私自身も何度か投稿したことがあります。その解説がこちらの本でされていると目次で確認したので、即座に本を購入することにしました。また、キャリアコンサルタントの資格を取得した先のことについて、「現場で使えるキャリアコンサルタント」を目指す私にとってはピッタリな内容だと思ったので、手にとって読みました。
3つの学び
①キャリコンは稼げる、しかしキャリコンでは売れない(p21~)
私は、本を読む時に重要な文章だと思う所にオレンジマーカーを引くようにしていますが、重要すぎて追加で赤線を引きました。
最近、キャリアコンサルタントとしてどのように歩んでいきたいかを考えています。その中で、副業禁止の会社に勤めているので即行動に移すのは難しいですが、ビジネスの場で活かしていくことも模索していました。1年間かけて、苦労して取得した資格なので、資格の勉強で学んだことを活かしてお金をいただきたいとは思いますが、それだけだは売れません。
キャリアコンサルティングは「カウンセリング+ガイダンス」で成り立つと養成講座で習いましたが、試験を通して学んだことは「カウンセリング」が主で「ガイダンス」についてはほとんど習っていません。『話を聞きます』という「カウンセリング」的な商品を提供する場合は、資格の勉強で学んだことを活かせると思いますが、特殊なケースを除き、身近な方(友人・家族・同僚)で対応可能なことから、商品として売る・稼いでいくのは難しいと思います。
では、何をするか。「自分自身の過去の知識や経験」を教えていくことです。キャリアコンサルタント登録証の送付状には以下の文が書かれていました。
我々は、「キャリアに関わる課題解決に寄与する専門家」なので、課題解決に寄与することで価値提供が出来そうです。そして、スモールビジネスとして始めやすいのは「過去の自分を救うこと(p101)」です。誰しも過去の自分が抱えていた課題があります。そしてその課題を乗り越える過程で得た”知識や経験”があります。そのやり方は千差万別、どれも全く同じということはありません。そこに1人1人の個性があり、価値提供する武器になると思います。
②キャリコン✖️◯◯✖️◯◯(p56~)
今まで、なんとなく「キャリコン✖️◯◯」を見てきましたが、そういうことかと理論がしっくりきました。自分の中にあるどの部分を強みとして出していくか、見せるようにしていくか、色々な切り口があると思います。
そして、◯◯を見つけていくための1つの方法として、「天職の輪(p60~)」について丁寧な解説がされています。私は大元の「Will」「Can」「Must」までしか知らず、このワークをしていくのが苦手です。それぞれの言葉が漠然としており、何をどこまで考えるか曖昧になり、いつも中途半端に終わっています。こちらの本では約25ページほどの解説が載ってあり、大元の言葉が分解されているので、何をどこまで考えるかが明確になります。就職・転職活動においても活かせる考え方になっていると感じました。
せっかくの機会ですので、私自身の「それって一体何のため?✖️3」を書いていきます。(※変更する可能性があります)
Q1:国家資格キャリアコンサルタントを取得しました。それって何のため?
A1:「思いやり」のある人になりたかったため。
Q2:「思いやり」のある人になりたかったのは何のため?
A2:"優しいだけ"の人から脱却したかったため。それまでの自分は、相手のことを受け入れるところまでは出来ていたが、衝突を避けるが故に自分の意見を言うことは少なかった。結果、相手と深い仲になることは少なかった。そのため、「衝突する覚悟」が欲しかった。
Q3:「衝突する覚悟」が欲しかったのは一体何のため?
A3:相手のことを理解するため。自分の中で受け入れたことと実際に相手が思っていることは違うことがある。今まではそこを確認することが少なかった。また、自分が相手に対して意見を言うことも少なかった。そのようなすれ違いは相手に伝わってしまう。相手と向き合うこと、衝突することを覚悟して自分の意見を伝えることで、「自分に正直に」生きたかった。
と、書いていくと自分の根幹にあるものが見えてきそうですね。
(私の場合は、もう少し「それって一体何のため?」の問いかけが必要です笑)
③セミナーを開催するべし(p147~)
セミナーについては、今までの人生の中でほとんど参加する側だったため、この視点は持っていませんでした。今回読んだ中で新しい知見を得たという点ではこちらの内容が個人的には一番の内容でした。
こちらのnoteも情報発信の1つの手段ですが、セミナーは直接的に私自身や商品価値をお伝えできる機会だと思います。現職の中でセミナー講師として働く機会はほとんどありませんが、セミナーに関する勉強を今のうちからしておきたいと強く感じました。キャリアコンサルタント界隈では、セミナー講師に関する交流会や研修が沢山あるため、積極的に参加して、自分自身としても実践をしていきたいと思いました。
心に残ったこと
私自身は、現在20代で知識や経験を貯めている道中ですが、その中でも何かしら相手に伝えることが出来ることがあるのではないかと感じています。
「クオーターライフ・クライシス」は、私が最近注目している言葉です。20代から30代にかけて大きなライフイベントの決断が迫られる機会が多いと感じています。私自身が現在直面している「転職活動」や「資格取得」、「結婚や子育て」など幅広い課題が存在しています。
私もそうですが、色々な選択肢が増えた現代ではどのような人生を歩んでいくか迷うことが多いです。また、選択していく上で「お金」の問題は外せません。そのような複雑な要素が絡み合う中で「クオーターライフ・クライシス」の意思決定をしていく必要があります。"私"という1人の人生の中でこれまでに得た知識や経験を十分に発揮して、何かしらの価値を伝えていけたらと思います。(天職の輪を使って棚卸するところから始めます。)
全体を通して
気がつけば4,000文字を超えていました笑。
ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
それだけ、内容が濃く中身が詰まっていた1冊でした。「キャリアコンサルティング」に捉われず、視野を広く持つこと。進んだり立ち止まったりしつつも、動き続けること。そのようなことを教えていただきました。
今回、黄色の本を読了し、「赤・青・黄色」を制覇することが出来ました。
次回は何色の本になるのか今から待ち遠しいです。
3週連続で沢山の学びをいただきました。
森田さんありがとうございました😊