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【転職活動】会社の目標との向き合い方

こんにちは!
キャリアコンサルタントのななまるです!

早いもので2024年も1週間を切りました。
クリスマスも過ぎ去り、いよいよ年末年始モードです。
やり残したことがないように1日1日を大切に過ごしていきたいと思います。

今回は転職活動の続きになります。
前回は9月中旬ごろに投稿しましたので、約3ヶ月ぶりの更新となりました。現在は選考が数社進んでいるところですが、今に至るまでのストーリーをこのタイミングで書き留めておきます。

それではよろしくお願いします。



働きたくない

9月の中旬に受けた企業様からお祈りメールを受理した後、面接官が仰った言葉にずっとモヤモヤしていました。

『本当のななまるさんを知りたい』

私自身は、「本当のななまる」でいたのに、相手には映らなかった。
そんなことを"うーん"と考えながらnote記事にまとめていました。

それから、
・助言をいただき感性で描いてみること
・自分に矢印を向けること
・自己理解プログラムを自分でやってみること

色々と取り組んだ結果、
『(会社の売上・利益だけのために)働きたくない』という1つの結論を出しました。

社会人になり働き始めて数年、どうしても数字のためだけに営業を行うことに嫌な気持ちがありました。決められた期日までに売上目標を達成するために、顧客のニーズに合わないサービスを提案提供している環境が世の中に存在していること自体を苦痛に思う日々でした。

そこで、会社の売上・利益を出すことを目的としない
「財団法人・特定非営利活動法人」で求人を探し始めました。


こちらが10月から11月初めにかけての出来事です。


ある団体の選考を受ける

11月中旬に、ある団体の選考を受けることを決めました。
国が行っている事業を受託し、キャリア相談を行っているNPO法人です。

履歴書・職務経歴書を編集して提出。
書類選考自体はなく、日時を調整して面接を受けました。

面接はなんとも穏やかでした。
面接官はキャリアコンサルタントの資格保有者で、応答を1つ1つ丁寧に聴いていただきました。

自分自身のキャリア支援への思いも伝えることができましたが、選考を通して違和感を2つ覚えました。

①目標に対する考え方
・意外にも、私は(売上)目標を追いかけるのが好きだった
・成果を出したらその分が評価されてほしい。給与に反映されてほしい。
・意味のある残業はしたい→受託事業で予算が決まっているため残業不可

②お金に対する不安
・選考結果待ちの間、求人票の給与で働くことを考えると胃が痛くなり落ち着かなかった
→節約してギリギリのレベルで副業前提でないと遊ぶお金を確保できない
→結婚して子供授かっても育てられない
→ライフスタイルの自由が制限される

選考自体はお祈りをいただきました。
面接中に自分の中でもズレがあると分かったので納得の結果でした。
私が支援をしたい層と団体側が支援している層に違いがあり、思いや活かせる経験とマッチしませんでした。


会社の「売上・利益」のために働くこと

自分自身が生活するためのお金を確保することが出来ないかもしれない。

その窮地に追い込まれることで、ようやく会社が「売上・利益」を出すために働くことに対して腑に落ちました。
理屈では理論では分かっていても、心は理解することを拒んでいたことが疑似体験することでスッと入ってきた感じです。

経営で有名な「ザ・ゴール」という本があります。

業績不振の製造業企業が様々な手法を用いて経営立て直しを行うストーリーとなっており、企業の目標(ゴール)を以下のように定めています。

お金を儲け続けること。それ以外の全ては目標を達成するための手段

「ザ・ゴール」より引用

①「現在」から「未来」にわたって『お金を儲ける』こと
・儲けることで投資してくれた株主にも還元することができる

②「現在」から「未来」にわたって『従業員に安心で満足できる環境を与える』こと
・従業員の利益を守ることも不可欠

③「現在」から「未来」にわたって『市場を満足させる』こと
・市場を創り出す顧客に見放されては儲けることも、従業員を雇い続けることもできない

この3つの目標を対立させずに実現できれば、企業は繁栄し続け明るい未来を持てるようになる。企業とは本来『株主』『従業員』『顧客』の全てを同時に満足させなければいけない。

「ザ・ゴール2」より引用

初めて読んだ時に、ハッとさせられたことを覚えています。
会社としてお金があることで、従業員への給与支払いもでき、新しい投資もすることが出来ます。変化の激しい市場で生き残ることが出来ます。こちらの理屈と心が以前より腹落ちして結びついた感じがしています。

(日本はバブル崩壊やリーマンショックの影響で内部留保が多い傾向にあります。1従業員としてはもっと還元してほしい気持ちがあります笑)。


「相手のため」と「会社の売上・利益」の両立

結果的に私が辿り着いた答えは、こちら↑でした。
社会人になってから、ずっと"難しいなあ"と思っていることです。

営業として顧客と接する際に、どうしても目標のことが頭に浮かんでしまいます。そこと上手く付き合い、顧客のためになる提案をしながら会社の目標も達成していくスタイルで突き進んでいく。
私がずっと憤りを感じていたことで、私の課題でありこれからチャレンジしていきたいことです。


転職活動では、「相手のためになることが出来るか」を大きな判断軸としてみています。
そこを満たしていないと会社の売上・利益のため<だけ>に働くことになり、私自身が望まない結末を迎える可能性が高いです。

この定性的なスタンスの部分は、正直HPや求人票を見ても分かりません。面接の機会を頂けた際に、目標に対するスタンスや考え方をお聴きして判断していきたいと思っています。


私は何を仕事とするのか、どう貢献するのか

肝心の「何」を仕事とするのか。
プライベートも織り交ぜて考えてみました。

…というよりずっと考えながら走っています笑。

・目先だけではなく、長期的に自分が歩みたい方向へ進めるような選択
・働くことで実績をつくることが出来るか
・プライベートの時間を確保することが出来るか
・ライフステージの変化に対応できそうか(休日・金銭など)

「キャリア支援」という括りの中を分解
・どういう支援がしたいのか
・どのような人を対象にしたいのか
・範囲は、個人 or 企業 or 個人・企業

【現時点】
「何」をについては、人材紹介会社で進めることにしました。
「貢献」については、キャリアアドバイザー(CA)で進めることにしました。

キャリアコンサルタントの活動領域は、
厚生労働省の「キャリアコンサルタント養成計画」によると、「①企業内領域」
「②需給調整機関の領域」「③教育・訓練機関の領域」「④地域における関係機関等」の領域4つに分類されますが、その中で「②需給調整機関の領域」が今の自分には合っているなとこれまで転職活動を行なってきて感じたところです。

人材紹介会社の職種にはキャリアアドバイザー(CA)とリクルーティングアドバイザー(RA)があります。
私はどちらも興味を持っているものの、最初はキャリアアドバイザーとして個人をサポートしていきたい気持ちが大きいです。

私がキャリア支援者を志したのは、"先が見えずにどうしたら良いか分からない。かつての私のような人を救いたい"という原体験から来た思いがきっかけでした。
そのため、まずはその自分自身の思いを叶えるために個人のサポートが行えたらいいなと考えています。


最後に

現在は、人材紹介を中心に転職活動を行なっています。
実際に企業様と面接を行いましたが、今のところ良い感じの受け答えが出来ていて、自分の心も違和感を感じずに来れています。

人材紹介の業界は目標への意識・色が強いと聞きます。
それだけに、慎重に進めていく必要があるとも感じています。

「相手のために」と「会社の売上・利益」の両立、100%を目指すのは難しいかもしれませんが、そこに挑戦してみたい。そんな気持ちが今はあります。

転職活動で完璧を目指そうとしない。
その覚悟のようなものは、この半年近くでようやく身についてきました。
今回、私が転職で1番実現したいことは「業界チェンジ」です。
人材業界へ入り込み、キャリアに直接関わる仕事を行い実績を積むこと。

そこを目指して引き続き転職活動をしていきたいと思います。


以上で本記事は終了になります。
最後までご覧いただきありがとうございました😊

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