「100のドラマから」降り積もれ孤独な死よ~大当たり!~vol.5
気持ち良いですね~!
大当たりのvol.4となりました。
「真珠の耳飾りの少女」=親殺しの絵画
フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」と、ベアトリーチェ・チェンチの肖像との関係が明らかにされ、親殺しの絵画の象徴として、ドラマ内で描かれました。
「我が子を食らうサトゥルヌス」=子殺しの絵画
おそらく、灰川邸事件の主犯格である鈴木潤(佐藤大樹)が購入して灰川邸に架けかえた「サトゥルヌス」。子殺しの象徴です。
つまり、灰川十三(小日向文世)に対し、
「お前は親殺しであるとともに、子殺しでもある」
と、実子である佐藤は十三に言いたかったという事でしょう。
顔アザの男(笠松将)の怒り
顔アザの男が、自身が指名手配されている記事を見て、大激怒していました。
おそらく、神代健流(杢代和人)が整形手術をおこなって、顔アザの男になったのでしょう。
神代は、灰川邸事件の真犯人は鈴木である事を知っており、一人で仇討ちを考えましたが、神代は鈴木に顔を知られている為、整形手術で顔を変え、鈴木に近づこうとしたのでは、と私は考えています。
いやぁー、きれいに当たりすぎて、怖いくらいですねwww
では、2024年少女誘拐事件の犯人は?
このドラマは、縦筋として、vol.1でも書きましたが、大きく3つあります。
2017年 暴行(傷害事件)の解決
2017年 灰川邸事件の真実
2024年 少女失踪事件の解決
2017年の2つの事件は解決したとみて良いでしょう。
では、2024年の少女失踪事件の犯人は誰なのでしょうか?
鈴木潤(佐藤大樹)が2017年に逃げ切れ、2024年に犯行を?
神代健流(杢代和人)が2024年も地下にもぐっているか?
その他の灰川邸事件の関係者か?
灰川邸事件とは全く関係がないのか?
2024年のシーンで、森燈子(山下美月)が沖島マヤ(沖万美)に会いに行った際、燈子が、灰川邸事件で生き残った子供たちの人数を「5人」と話した事にマヤは憤っていました。
「5人」ではなく、「6人」だろう
と憤ったのでしょう。
神代がいるだろうと。
とすると、2024年少女失踪事件の主犯格は、灰川邸事件で生き残った6人の子供たち、もしくは、神代健流ではないかと予想しておきます。
黒木メイサの演技が光る!
仁(成田凌)と五味(黒木メイサ)が、花音(吉川愛)が入院している病院の屋上で話します。
メチャクチャカッコ良かったですよね!
12歳の子どもがいるとは思えない、スッとしたスタイル。
7年間のブランクがあるとは思えない演技。
今後の黒木メイサさんに期待しかないですね。
画角、編集にこだわりが強い!
手術から目覚めた花音と仁が病室で会話するシーン。
仁の一人称視点で花音を見る画角に変わると、画面が小さく揺れていて、仁の花音に対する愛情が伝わってきます。
仁にとって、花音が特別な存在になっている事が、言葉ではなくても伝わってくる、とても良いシーンでした。
また、第4話で、仁と花音は一泊旅行に出かけます。
そこで、2人は相部屋となるわけですが、こちらも仁の一人称視点で花音を見る映像が出てきます。
少しホワイトが可って振り向く花音。
この絵は、「真珠の耳飾りの少女」を連想させていませんか?
つまり、花音の”母親殺し”を視聴者に想起させているのではないでしょうか?
まだ、次回が6話です。
まだまだ、大どんでん返しがありそうな気配の、次週予告。
楽しみですね!