大袈裟ぐらいが丁度良い…（12月22日一部修正）

こんばんは。


今日は暑さもあったのか久々に道端でパニックの発作に襲われた。

またいつものが来たか…という気持ちと、どこかもう治ったかも？と最近の調子良さに緩んだ心から少しショックだという気持ちに挟まれた。

相変わらず突然の鼓動のはやさと、大量の汗、止まらない震え…息が詰まった様な感覚と、口の乾き、もうこのまま倒れてしまうんじゃないかという焦りと、それどころではないはずなのにどこか人目を気にして、更に私という人間を自分で孤立させ頭の中はぐちゃぐちゃ。ただただ追い込まれていく。


発作の頂点には、自分のはやい呼吸音と、足早な人たちの靴音しか聞こえない…。
目にみえるものは、なんとなくスローモーションな景色とボヤけた白い世界。

だけど…

ここからは、もう何年も経験してきた私は手段を変えてやっと自分の納得した形のない答えと透明な道を最近見つけた。


パニック障害はもう私の体のどこかに常に住んでいるものと考えるようになった。
もうここまで何年も住んでいるならきっと一生このままで、治る、いわゆる私の身体からはもう消えることはないと考えた。
その方が気持ちも随分軽くなった。

「いっその事、私の中で住んでください」

屁理屈な言葉でなく、私はやっと目に見えない身体の一部を受け入れた。

今までは消してしまうことばかり考えていた。
いらない物は消してしまいたい。
だけど、川の流れの様に綺麗に流れていけない事もあるということ、簡単に消えてしまう事が出来ない現実もある事を身に染みて感じた。

冷静に考えるとパニックさんはだいたい自分の体調の変動にもかなり関わっていて出現度も変わってくる。

◉女性は生理前や生理中。または、生理後。
◉寝不足。
◉風邪気味。
◉その日、または直前の心のストレス度。
◉便秘気味。
◉体力低下時。
などなど。

または、環境も。
◉極度な気温差。
◉雨の日。気圧の関係。
私は特に暑さに弱いです……

などなどなど。

人によって不安とプラスして引き金となるものは十人十色様々ですが、特に私の場合はこれらの項目が多ければ多いほどパニック発作が現れる。
だけど、パニックさんは気まぐれなので、この項目がなくても出る時は出る。
項目があっても出ない時もあるのだ(>_<)

だけど、それも私の一部だから仕方ない。

そこで私が最近パニックさんと一緒に生きていく為に変えた行動は…

大袈裟なぐらいパニックさんの
声、訴えをきいて、
大袈裟なぐらいにそのパニックさんの
訴えに応えてあげること。

それがパニックさんと生きていく上でのルールとした。

とにかく、パニックの発作が起きる前はなんとなく回数を重ねる毎に身体の反応から今日は出るかも？と言う意味のわからない感覚が養われ、そんな日は特に準備するのだ。

小さな不安をひとつひとつ事前に消していく。
例えば、私の場合は発作が起こると物凄く頻尿になるので、これでもか？これでもか？？と言うほどパニック出現前にトイレに何度も何度も済まし安心させる。
そして、家族に今日パニックさんくるかも？と念のために心のお薬として一言話しておく。
今日の様に暑い日なら、私はノボセからの発作にも導かれてしまうので、保冷剤を持参にこれでもか？これでもか？？と言うほど、首の後ろに保冷剤を巻きつけ、手にも保冷剤。
そして、更に道中、炎天下で自販機の冷たいお茶を買い、顔を冷やし、どこかのビルで体を冷やさせていただき…それでも更にまだパニックさんが来そうな気配だったのでコンビニで新しいお水を買い…両手にはもうペットボトルと保冷剤だらけ(>_<)

もう周りからみたらきっと私は何者状態…

まさにパニック様様のビップ対応で…

上手く一緒に生きていく為にはどうやら私はここまでしないと安心出来ないことに最近やっとこたえに結びついた。

これまではこれぐらい大丈夫！
これぐらいは耐えなきゃ！！
きっとこの程度ならパニックの発作にはならないだろう…

そんな甘い考えがパニックさんを爆発させパニック発作の継続力に拍車をかけたのかもしれないです(>_<)反省です…

そのまま、もしかしたらスムーズに時間と共に消えて治っていたかも？しれないですが、
私の場合はそうではなく、なかなかしぶとかったので、考えや行動をようやく切り替えてみました。

そんなこんなの今日でしたが、最近調子良かったのに、
パニックさんしっかり久々に今日は来られ…
また私とパニックさんとの関係を考えていました。　

まあ、いいかな。

発作は苦しいけど、発作中のスローモーションの景色に少し色がついていたの今日少しチラッと見えたから。

パニック発作にならなかったら、カラーの世界しか知らなかった。
だけど、パニック発作によりモノクロというまた見たことのない世界を私は知った。

パニックさんとのやり取り、大袈裟な訴えをきくことと、こたえること…

きっと今までの私には出来なかった。

「またまた大袈裟な…」と言う言葉をよくきく。

案外、今の世の中、大袈裟なぐらいが丁度良いこと、バランスがとれることも結構多くあるんだと思います。

きっとね(^-^)

今日パニックさんと対面した場所に明日はもう一度行ってみよう。
怖がれば怖がるほどきっとパニックさんはすぐに何度も何度もまた私の目の前に必ずやってくる（笑）

これまでが、そうでした。

パニックさん

あなたは私だから会いたくない訳じゃないんだよ。

暴れそうになるなら、
私の心の声とあなたの心の声を合わせて、

ひとつになろう。

一緒に生きていきたい。

一緒に生きていけば、
もっと色々な角度から
あなたも望む美しい景色を
たくさん見れるよ

信じて…

#エッセイ #パニック障害 #HSP  #心
#日記

画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
朱夏様ありがとうございます😊🙏