セルフレジ
私は機械全般が苦手だ。
多分、初めて使うものは、だいたい失敗する。
最近ではどこのお店でも
セルフレジも増え、
頑張ってバーコードをかざしても
反応しなかったり、
ピピっと突然2回同じ商品を押してしまって、結局お店の方が来てくださりお世話になってしまったり…(>_<)
そんなこんなの日々ですが…
極力なんとなくセルフレジを避け、
店員さんを通して会計することが多かった。
そんな日々を続けていた半年前から
人を通してしてくださるレジのお姉さんと出会った。
私より年上の方なのか、年下の方なのかは少し判断が出来ないけれど、
とにかく、女性でお姉さんだ。
その店員のお姉さんがいつも
レジを担当してくださる事がたまたま多く、
いつも挨拶してくれる様になり、
いつしか覚えてくださるようになり、
いつしか世間話をするようになり、
いつしか暫くそのスーパーに行かない期間があったとしても「元気にしてるかな?」と思っていたよと笑顔で久々に会った時はお話してくれたり。
「元気にしてた?」と言っていただく何気ない会話がいつしか日常生活を少し明るくしてくださった。
人と人との関係、私はとても苦手な分野だが、でも心のどこかで、私にはやはり必要で穏やかになった。
そんなこんなの、
店員さんと客である私との関わりから、
やはりセルフレジではなかなか人との関わりも少ないし、
こんな心情にはなれないだろうなと固定概念みたいなものがあった。
だけど、事態は急変した。
先日、100円ショップに行き、そこは、完全にセルフレジしかないので私も断念して、頑張ってバーコードを探しまくり頑張っていたところ、
隣のセルフレジに70代後半から80代前半?位のお婆さんが
多分お婆さんの身長と同じぐらい?の
園芸用の緑の長い棒?
を一本持ってらっしゃって、
そのお婆さんが、
「これは、どこを(バーコード)かざしたら良いの?」と
尋ねられたので、
とりあえず店員さんをと
探すもたまたま店員さんその時いらっしゃらず、
とりあえず私はバーコードを探した。
そしたら棒の先端にバーコードらしき白いものが見つかり、
私
「多分ここの先端をピッとしたら良いと思いますよ〜」と返事した。
すると、お婆さんは、
「ありがとう」と
その棒をグルリと回した。
その瞬間
私の頭にその棒が直撃するというハプニングが起きた。
だけど、私はいつも思いがけないハプニングは日常茶飯事なので、
そうは驚かなかったが、
一瞬音がビシッと鳴ったからか、後ろでレジを待っていたお客さんや、反対のレジのお客さんの話し声や動作が
一瞬止まった。
なんだか瞬時に
その止まった一秒が耐えられなくて、
私はなぜか笑った。
すると時が再び動いた。
ちょうど、その瞬間店員さんが来てくださり、そのお婆さんは無事に対応していただけて一安心した。
そして、100円ショップを出て
いつも通り、フラフラ歩いて帰っていたら、
後ろからさっきのお婆さんの声が聞こえたので、足を止めた。
「ほんまに、さっきはごめんな…痛かったやろ…」と申し訳なさそうに仰るので、
石頭だから全然大丈夫ですよという事を何度もお婆さんにお伝えした。
途中まで帰る道が同じだったみたいで
なぜか少しお話しながら帰った。
帰り道お婆さんがとにかく笑顔でお話してくれて本当に嬉しかった。
だから、私もなんだかその日はとても穏やかな気持ちになれた。
人と人との関わりは苦手だけど、時にこんな温かくなる気持ちを知ってしまったから、
やっぱりどこか求めてるのかもしれない。
セルフレジは人との関わりはないから楽だけど、通じるものがないからそんな心情にはなれないと思っていた。
だけど、私は間違っていた。
今回のケースは特別かもしれないが、セルフレジでも、隣にいるお客さん同士の関わりも時にはある事を知った。
要は、セルフレジだからとかでなく、
私の心の視点次第なんだろうなと思った。
そう、こだわる事でもないと思った。
何事も固定概念みたいなものは持たないようにしようと改めて思った。
とにかくスーパーでは、
私が頑張るべき事は、
現代という時代に遅れてしまわないように
バーコードを探して、一回だけしっかりピッとして、
お金を違うところに入れないように気をつけることを日々頑張ろうと思います。
本日も読んでくださってありがとうございます(*´꒳`*)
画像はみんなのフォトギャラリーからお借りしました。
さんかくまゆげ(zhita)様ありがとうございます😊
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