世界超限大戦 [68] ソロス VS トランプ
ソロス
「私たちの瞳には、私たちが映り込んでいる。
、、、辺りを引き込む影の中で、、、
、、、黒い姿が疼いている。
君と私の表象と認識は、、、
、、、多層に織り重っているのだ。
このような世の生存法則からは、、、
決して、、、逃げられやしない。
耳触りのよい一文で、表現してしまえば、、、
やはり、私たちは支え合って生きている。
物事に付帯する善悪の表裏は、、、
ほとんど相対的な錯覚に過ぎないのだよ。
極すれば、、、偽りの牢獄と、ごく普通の幸せ、、、
二つの意味は、大して変わらないだろう。
死んでしまえば、仕方がないことだが、、、
人間は一人では、生死の確認さえできない、
とても曖昧な生き物だ。
君の瞳に映っている私は、、、生きている。
もちろん、死んでいないということだ。
これが、君に命を証明された、私の状態だ。
さてさて、、、
このような事情がある場所で、、、いまだに、、、
狂っている人が、いると思えるのかい?」
トランプ
「、、、います、、、」
トランプは、右手で頭を支えた。
続く
ゆっくり進んでいくしかないな。 と、感じる今日この頃。 スキ、コメント、サポート、どれも頂けたら嬉しいです。