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北海道最北端には何がある?利尻島を目指し稚内へ

はじめに

今年の夏は利尻山に登ることにした。利尻山は利尻島にある独立峰で、まあ山がそのまま島になっているようなところだ。

利尻山は日本百名山の一つでもある。日本百名山の中では最北に位置する。百名山というだけでなく、その特徴的なピラミダルな形、海と島の織りなす風景とともに、非常に人気の高い山である。

実際、過去利尻山の麓でキャンプしたときに一緒になったおじいさんは、その山の風景に惚れ込み、20年間毎年この利尻山を眺めに来ると話していたほどだ。

「いやー、やめられなくなっちゃったな〜」と笑っていた。

動画等で利尻山の情報を知り、自分も登ってみたいと思った。海を渡って登山をしに行くという体験に興味があった。冒険っぽくていい。

また、利尻島は東京からの直通便がなく、どうしてもアクセスに時間を要する。今後ライフステージの変化とともにまとまった時間が確保できないかもしれないことを考えると、今のうちに登っておこうとも思えた。

羽田から稚内へ

まずは、羽田空港から稚内空港へ飛んだ。
先程も述べたように、利尻島へ東京から直通便はない。行き方としては

①羽田→稚内、稚内からフェリーで利尻島へ 
②成田or羽田→新千歳→利尻島へ 

の2通りが主流だと思われる。

前回、僕は②の行き方で利尻島に上陸し、体調を崩して登山を諦めた。だからというわけではないが、今回はのんびり①の行き方を選択。

新千歳から利尻への飛行機は本数も少ないため、まあ、稚内で一泊して次の日にフェリーでゆっくり目指すことにした。

フライングウニとホットシェフ

稚内空港にてお出迎えの出汁のすけ

稚内に着いた。空は白く曇っており、気温は20度台。涼しすぎるとはまではいかないが、ギラつく太陽も湿気もなく快適だ。

ホテルに荷物を預け、夕食へと繰り出す。旅行が始まったという感じだ。

事前にいくつかお店を調べていたが、この日利用しようと思っていた温泉施設に近い「うろこ亭」に向かうことにした。

うろこ亭は魚屋さんに併設された食堂。海鮮だけでなくお肉系の料理も食べれる。なんでもござれ系だ。

旅行一発目の食事ってことで景気良く海鮮丼にホタテを付けたものを注文。

パチパチと旅館お馴染みの固形燃料が燃え、ホタテとバターをぐつぐつ温める。ホタテに火が通るまで海鮮をつつく。よい兆候だ。魚も当たり前にうまい。

ムラサキウニ

稚内・利尻・礼文エリアはとりわけウニが美味しいことで知られている。特に利尻島はウニ丼が美味しいらしい。

このうろこ亭のメニューにもウニがいくつかあったが、とりあえず小手調べに小さいサイズのものを注文した。利尻までウニはとっておくつもりだったが、フライングウニとなってしまった。

ウニは口に入れると溶けてしまうほど柔らかく、甘かった。海鮮の磯っぽさやクセが全く無い。もちろん添加物等も加えられていないので、嫌なエグみもない。うますぎる。
濃厚な美味しさで、思わず笑みがこぼれる。こりゃ利尻のウニも楽しみだ。


ヤムワッカナイ温泉 港の湯へ

お腹も満たされたので、お風呂を目指す。今回のホテルは大浴場がないためだ。部屋風呂もそこそこ大きくてきれいだったから、別にそこでもよかったけど、せっかくなら大きなお風呂に入りたい。それに稚内での宿泊はこの日だけだし、本州最北端の温泉に入りたいじゃない。

うろこ亭から海沿いをてくてく歩く。

鳥がたくさん
ゴールデンカムイで得たニシン漁の知識

温泉に到着。
お風呂も施設自体もとても広くてびっくりした。料金は大人一人680円。都内の施設に比べると驚くほど安い。

今回はほぼほぼ初めてサウナにも挑戦してみた。外気浴が涼しくて非常に気持ちよかった。天気がよければ港が一望できるらしいが、今回は真っ白。白い空を鳥が飛んでいる様子しか見れなかった。これもこれで最果て感があってよかった。

休憩スペースはゴロッと横になれるクッションや、椅子があり、コミックなども読める。いやいはや至れり尽くせり。満足でした。

夜の稚内をうろつく

ブレる港

温泉にじっくり入り、サウナでスッキリした。

ホテルまで暗くなりだした海沿いを歩く。風が心地よく、本州とは気温が全然違う。

大好きなオレンジの光

途中でセイコーマートに立ち寄り、ホットシェフのポテトを買う。北海道に訪れるたびにこのポテトを買うのが楽しみなのだ。うまいうまい。

ウニと温泉とポテトで多大な満足感を得て稚内の一日が終わる。

次の日はいよいよ利尻島上陸だ。

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