見出し画像

高校生の時、大学の授業を受けた話と高校に来られた教育実習生

昨日は、私の大学受験の話を読んでいただき、ありがとうございます。

大谷大学に通いながら、週に1回、河合隼雄先生の講義に出席していました。


その方法を知るきっかけは、高校3年生の時に出会った教育実習生の先生です。
彼は、京都大学の哲学科の学生でした。

私が、河合隼雄先生の授業受けたいんですと言うと、「受けれるで」とあっさり。

そこで、教育実習の期間が終わってから、連れて行ってもらいました。
京都河原町の駅から、京都大学まで、なぜか、二人で歩いて行って、キャンパスに入り、素知らぬ顔で、大教室に紛れ込み、講義を聞く。

簡単な事でした。

今は、警備の関係などで、できないかもしれません。昔は、出席も取らない今より曖昧だった気がします。河合隼雄先生の講義では、出席カードを配って、授業の終わりに回収でした。

その経験から、大学って、そんなに簡単に入って、もぐり学生になれることを知った私は、その後、一人で、大谷大学と、追手門学院大学に行きました。2校とも、受験を検討していた大学でした。

当時、大学のオープンキャンパスというものはなく、ネットもなかったので、リクルートが無料で出している、大学の資料などを読むか、大学に資料請求をして、大学を決めていました。
実際に足を運ぶ高校生は、周りにはいませんでした。

私は、高校を休んで、行きました。
そして、まず、掲示板を見て、入れそうな授業を探します。
概論とか、一般教養的なクラスで、なおかつ大きな教室で行われているのを探します。

クラスに入ると、後ろの方に座ります。

授業前に、話しやすそうな大学生を見つけて話しかけます。
「あの。私、高校生で、ここ、受験しようと思うんですけど、」
大学生の反応は、
面白そうな子やなって感じで、親切にいろいろ教えてくれます。

大谷大学の時は、その後、数人の男子学生と、食堂に行って話を聞くことができました。

その後、大谷大学に入学して、その時の学生に再会しました。

「おー、お前、来たんか?」と彼は覚えていてくれました。
その後、恋が芽生えてたら、ドラマになっていたんでしょうけど、それはなく。

教育実習の先生に、教えてもらって、本当に良かったです。

娘の付き添いで、オープンキャンパスに行ったことがあります。学生の話も聞けたり、大学の雰囲気もわかったりしますが、実際の普段の雰囲気を知ることも、大切です。

彼に教えてもらっていなかったら、この方法を知らずにいたと思います。

出会いは不思議ですね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?