なみさ

鍼灸師 HSC/HSP 敏感・繊細な方に刺激の少ない経絡治療をしています。日々の想いを書きとめています。

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マガジン

  • インクルーシブ教育、特別支援教育について考える

    特別支援教育とインクルーシブ教育についての考察。

  • 英語学習記録

    2020年3月から、オンライン英会話(ネイティブキャンプ)を始めました。世界の鍼灸師とつながる事を夢見て、勉強しています。英検2級取得、2023年11月準一級合格

  • なみさについて

    私の事、過去の事、たわいもない事。

  • 鍼灸師の仕事の事

    40歳で専門学校に通い、はり師、きゅう師の免許取得。2年の勤務の後、一人鍼灸院を開業。経絡治療を軸に、施術します。東洋医学、養生、または、経営についても、書きます。

  • 息子の発達障害の話

    2003年生まれの息子が、中学生で、発達障害と診断され、高校は、特別支援学校から、専門学校に入学した話

最近の記事

5歳児検診は分断教育を促進するのではないかという懸念がある

昨日の記事で一番言いたかったことを書き忘れていました。 早期発見がいいように見えますが、早期発見することで「発達障害」という診断を受けると通常教育を受ける道が閉ざされる可能性があるという事です。インクルーシブ教育とは逆を行く危険性があります。 診断を受けると小学校に入学する際、通常学級か支援学級か、支援学校か選択する事になります。診断がなければ、よっぽど親が希望しない限りすんなり通常学級です。 というのは、発達障害が増えたのは学校で発達障害探しをしているからかもしれません

    • もし息子が5歳児検診を受けていたら発達障害と分かったのだろうか

      5歳児検診を28年度までに100%にするというニュースを読んだ。今は5歳児検診は任意で14パーセントしか受けていないという。私の子供もみな受けていない。 このニュースによると、発達障害を早期発見する事が目的のようだ。一見いい事に思える。しかし、いろいろ問題はある。 例えば、うちの息子、5歳児で保育所に通っていたが、運動的な遅れはなかった。むしろ外で走り回っているのが好きだった。太鼓や歌など、集団行動は好きではなかったが、なんとかこなしていた。理解もあったし言葉も年齢相当だ

      • 名前も知らないあの人

        ちょっと嬉しい事がありました。 だいぶ昔にも書いた事があるのですが、スタディサプリというアプリでメッセージをしている方からお返事がありました。 その方は2020年5月にメッセージをしたのがきっかけでたまにやり取りをするくらいです。ですが、丁寧に長めのメッセージをくれてそれがまたモチベーションアップになっているのです。 知り合った(知っていないけど)時はまだ英検も受けていませんでした。2級に合格した報告、鍼灸院のホームページの英語のページを作った報告、娘のホストファミリーと

        • 通常学校か支援級か。

          ヤフーニュースでダウン症の娘さんをハワイの高校に通わせる記事を読んだ アメリカでは州にもよるかもしれないが、障害があっても学ぶ権利というのは尊重されていると感じた。日本でダウン症の生徒が普通学級に通っている話は少ない。 中学校、高校となるにつれて難しくなっているという現状だ。 奥山佳恵さんの息子さんが小学校では通常学級で過ごせていたにもかかわらず、中学は支援級に通う事を決めた記事も読んだ。 きっと子供は保育所から一緒だったらうまくやっていけるんだと思う。分断しているの

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        記事

          やはり早く寝ることが重要

          私はもともとは夜型人間でした。予定がなければぎりぎりまで寝ていたい。休みの日は目覚ましをかけずに寝たい。実際、20代の頃は休みの日はお昼くらいまで寝ていました。結婚しても子供を産んでもそれは変わらず、できるだけ朝寝ていたいのでした。 それが3年前、英検2級を受けると決めて3カ月。どうして時間を確保しようかと考えた時、6時に起きて7時半までの息子が起きてくる時間を確保しようと決めた。アメリカに住んでいた日本人のオンライン英会話の先生と時間を合わせるためでもあった。そうしたら、

          やはり早く寝ることが重要

          息子は小さい時から鍼灸院に行っていた、その時の事。

          最近うちの鍼灸院に幼稚園に通っているくらいの年齢の子供が来ている。 どの子も可愛い。今日の女の子は、4歳で2歳から時々来ている。だから慣れている。来るなり靴下を脱いでベッドにのぼる。「きょうはなにするんでしゅか」と私に聞く。「いつものしていいですか?」と私も答える。子供たちは鍼が好きだ。気持ちがいいみたいだ。 私の子供たちもみな鍼がすきだった。下の息子が3歳の頃から時々通っていた。彼はぜんぞくの持病があったので、発作が出た時には行っていた。でも息子はじっとしているのが苦手だ

          息子は小さい時から鍼灸院に行っていた、その時の事。

          私はお酒が飲めない

          昨日は高校時代の友達2人と大阪で会いました。ランチをしてそのあと少し買い物をして、ケーキを食べながらまたしゃべりました。 2人はお酒大好きです。1人は地ビールにはまっています。もう1人は、プロ級の料理の腕前で、いつも食べながら「この隠し味か」などどつぶやいています。3人でヨーロッパ旅行に行った時は、2人はワインを堪能していましたが、私はワインより高いミネラルウオーターで乾杯しました。残念すぎます。 お酒が飲めたらいいなーとずっと思っていました。20代の頃は家で練習をしたこ

          私はお酒が飲めない

          私の知っているもう一人の通級の先生

          偶然知り合った人が通級の先生でした。 その人の話を聞いて、通級のイメージが変わりました。その人も中学校の通級でしたが、本当に生徒の為に動かれていると感じました。まず、休んだ生徒とは親の連絡を取りながら、別の曜日に振り替える事をしていました。保護者とも連携を密に取り、子どもの様子や兄弟がいたらその関係とかも把握しているという事でした。 大学では不登校、大学院ではADHDの論文を書かれたそうです。今ではなく将来を見据えた支援をされているという印象を受けました。 しかし、一方で

          私の知っているもう一人の通級の先生

          私の知っている通級の先生

          昨日通級について書きました。 私の知っている通級の先生は2人です。 1人は息子の中学の時の通級の先生。 もう一人は個人的に知り合った人が通級の先生でした。 2人しか知らないので、これが通級のすべてではない事をお断りしておきます。 通級というのは専門的な知識が必要です。 息子の中学の時の先生は、どれほどの専門性があったのか全く分かりません。というのは1回しか会ったことがなかったからです。その1回は担任との支援計画書を作るために話し合いの場を持っていただいた時です。 そ

          私の知っている通級の先生

          通級という制度

          通級という制度をご存知ですか?私は息子が中学1年生の時に初めて聞きました。同じクラスの子のお母さんから聞いたのかきっかけです。 「2Qっていうのを担任から薦められたけど知ってる?」とそのお母さんからLINEが来て、聞いたことないなと思って調べてみました。2Qじゃなく通級でした。 通級とは普通学級に在籍している児童、生徒が通級の教師の元、学習するシステムです。対象となるのは、発達障害、肢体不自由、言語障害などですが、特別支援学級に在籍していると対象になりません。 1993年

          通級という制度

          生まれてきた意味を探していた

          小学生の頃から私はなんの為に生まれてきたのか、死んだらどうなるのか。気になって仕方がなかった。中学に入っても死後の世界があるのか興味があった。守護霊とか先祖が守ってくれるとかそういうオカルト的な話も好きだった。 前世で成し遂げられなかった事を今世でするために産まれるのだ。 本当か分からないけれど、そう考えるとロマンチックな気がする。 大学の時に仏教の授業で、「袖振り合うも他生の縁」という言葉を教わった。他生とは前世のことらしい。大学は親鸞の真宗大谷派だった。仏教にも輪廻転

          生まれてきた意味を探していた

          公立普通中学校か特別支援学校か

          いろいろなサイト、論文などを読んでみると、息子が特別支援学校高等部を選んだことはよかったと思う。特別支援学校の先生方は個人の特性、個性に忍耐強く寄り添っている。そして自立に向けて考えている。もちろん、普通学校、普通学級でもそれをしようとしている教師がいるだろうが、私は息子の中学校では会ったことがない。息子の中学は特別だったのだろうか?1学年7クラスの市内では一番生徒数の多い学校で、先生たちも忙しそうだった。なにより余裕がなさそうだった。 もう一度息子が同じ小学校中学校高校を

          公立普通中学校か特別支援学校か

          勇気づけとは何か

          褒めるのではなく勇気づけよう。 アドラー心理学を知って早25年。その時に初めて褒めるより勇気づけが人間関係をよくするのだと知った。想像してみて。料理を作って夫から「えらいね」と言われると、なんかもやっとするだろう。なんか上からなのを感じるだろう。褒めるのは上下の関係だ。料理を作って、「うわー、こんなん初めて食べた!おいしいわ。」と言われたら、また作りたい。他のレパートリーを増やそうと思うだろう。そして、私には料理の素質があるのかもと思って、そっちの道も考えるかもしれない。

          勇気づけとは何か

          息子の特別支援学校での成長⑥3年生と卒業後の進路について

          2年生の3学期から卒業後の進路について、考えないといけません。特別支援学校からは障害者枠で一般企業に就職できたらいいと考えていましたが、それはなかなか厳しいとのことでした。なぜなら、それが出来る生徒は毎年2,3名だと進路指導の先生は言います。そして、企業からの求人が特別支援学校に来るのも本当に少なく、毎年どの企業が来るか来ないかは前もって読めないのです。そして、就職に応募したら、就職する方向で動く必要があるらしいのです。就職希望と言っていて、いいのがないから、大学や専門学校に

          息子の特別支援学校での成長⑥3年生と卒業後の進路について

          息子の特別支援学校での成長⑤2年生

          高校2年生になった年、新型コロナウイルスの流行により、学校行事の多くが中止または簡略化されてしまいました。サッカー部の近畿大会も、一度もチームが集まることなく、1年間を終えることとなりました。運動会も、学年ごとに15分の短い時間しか保護者が見学できませんでした。調理実習では、実際に料理を作る機会がなく、手順を学ぶだけになってしまいました。毎年秋に行われていた収穫祭も、学校で収穫した野菜を家族だけに販売する形となり、地域の人々が利用できるような従来の形式は行えませんでした。

          息子の特別支援学校での成長⑤2年生

          息子の特別支援学校での成長④サッカー

          特別支援学校高等部2学期、学校を辞めようかと思ってた息子ですが、なんとか行くようになりました。あのとき、私も辞めても仕方ないかもと覚悟していました。しかし、先生方がよく考えてくださいました。息子は先生をとても信頼していました。 サッカーの県選抜チームも息子にとっては魅力でした。そして1月ごろ、チームのコーチが近畿のチームに選抜試験があるのだが受ける気があるか聞いてきました。それに参加するには、他県まで練習に行かないといけなくなるが行けるかと。息子は行きたいと言いました。選抜

          息子の特別支援学校での成長④サッカー