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コロナ隔離・あってよかった物
家族の濃厚接触から新型コロナウイルス感染症になり、合わせて2週間の隔離生活を終えた私。普段も教育者や親、女性としての自分の目から見える景色を書いていたけれど、今回は濃厚接触者・感染者として見える景色があまりにも違ったので、幾つか文章を書いてみた。その3部作、最終としてこれを書いてみる。「コロナ隔離で、要る物、後遺症、メンタルについて」
ちなみに、こちらは渦中で書いた物↓↓
コロナ隔離で要る物・あって良かった物
私の場合、ある夜突然家族が発熱。翌朝病院に行きコロナ確定。
完全丸腰の状態からの自宅療養・家庭内隔離だった。恐らくほとんどの方がこんな風にコロナとご対面することになると思うから、その場合ということで見ていただきたい。
<あって良かったもの>
●飲料水
我が家はたまたまデイキャンプに出かけた時に2リットルの飲料水6本のケースを買っていた。キャンプで2本くらい使っていたので、丸4本はあった。隔離中4人が各部屋に一本ずつ持ち込んで、飲料水や薬服用で使った。
隔離の中では、基本一人一本ずつ必要。でも1-2日で終わった。
●体温計
確定して数日したら保健所の方から毎日健康観察の電話が入る様になる。体温を毎朝毎晩測って報告しないといけないので、体温計は必須。家にあったものが大活躍した。最終的に一本を消毒しながら使い回していたので、出来ればもう少し数があった方が、感染者とそれ以外みたいに分けられて良かったかも。
●アルコール
これはコロナが流行ってから我が家は常備していたので、家にあるだけのスプレーボトルに入れて、特に感染者が使うトイレや通路、ドアノブはシュッシュとしながら過ごした。
●除菌シート
お世話する中で、必ず持ち込む物や持ち出す物、体温計の使い回しなどあるので、家にあっただけのアルコール99.9%の除菌シートを総動員して使った。これはコロナ禍で常備していたので良かった。
●フリーズドライ味噌汁・袋ラーメン等
感染者は食べられるものから食べるけど、我が家では味噌汁を朝夜ともなく飲みたがったので、以前買っていて残っていたフリーズドライ味噌汁だったら24時間お湯さえあれば提供出来て良かった。家族が次々と感染する中で、常備していた袋ラーメンもすぐ出来るので活躍。
(その後、人にカップラーメンの差し入れをお願いした)
●マスク
言わずと知れたマスクだけど、家に十分ストックがないと買いに行けない期間があるので家庭内隔離では大変困る。我が家には大量のストックがあったから心配なかった。
●ゼリー飲料
これは発熱時に慌ててたくさん買っておいたものが数日役立った。発熱した人は喉も痛がるので数日は食べ物が食べられなかった。味の違うものを幾つも買ってみた(一応栄養も偏らない様にいろんなパターン買った)。きっと最後の方は飽きただろうけど…3日くらいは朝晩ゼリーだった気がする。
●紙コップ
家にパーティーの残骸として残っていた紙コップは大いに重宝。ストローがあれば尚良い。感染者は喉の痛みと熱で苦しむけど、水分は必要。こまめに水分を摂取するためにはストローは役立った。感染強めの時期には紙コップだと安心。
●大きなビニール袋(ゴミ袋的な?)
感染者の衣類はまとめて洗濯するつもりだったが、後に「とりあえず分けて3日くらいは置いておくと良い」という情報も聞いた。我が家では取り敢えず感染者には大きなビニール袋を渡しておいて、そこに洗い物をどんどん入れる様に伝えた。市のゴミ袋などだったら、見た目はよろしくないけど後から使えるしストックしておくには良いのかも。
●普通サイズのビニール袋
感染者のゴミはいちいち密閉して捨てるのが基本。ビニール袋は重宝した。
●スマホ・家の電話の子機
感染者が何か必要な時、我が家では家族LINEに送る様に伝えていた。
最初の方は熱でうなされてそれどころではないから、とにかく電話を鳴らすとかで対応。夜間でもトイレなどで部屋を出たら電話を鳴らしてもらい、その都度起きてトイレ周辺を消毒した。
子どもが小さい時やスマホを持っていない人には家の電話の子機で必要な時には「内線」を押してもらうと良いと思う。
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家になかったし自分で調達出来なかったけど、あったら良かったもの
●飲料水やペットボトルお茶
結局濃厚接触者からの感染者なので家族全員外に出られない期間が続いた。飲料水も底を尽きたので人にお願いした。
●食料
まだ全員が感染する前、周りの方々が持ってきてくださったすぐに鍋が出来る様な野菜とお肉のセット(白菜・ネギ・お肉…)みたいなのは、すぐに温かい鍋を食べられて助かった。
その後はすぐに食べられるお惣菜などが届いて感謝だった。私も周りの人がコロナになったら絶対に何かを届けるぞ!と心に誓った。自宅療養は本当に無人島に流された様な孤立感。
●カップラーメン
最終的にほぼ全員が感染した場合、料理どころではなくなってしまった。カップラーメンを人に頼んだ。
●食パン
料理できないので、取り敢えず朝はパンとコーヒーとかで済ませた。食パンがあると心強い。
●紙コップ・紙皿
ほぼ全員感染してお世話する人がいない中では、食器を洗うことも不可能。紙コップや紙皿は便利。
●乳酸菌飲料
乱れた食生活でお腹もしんどくなる。せめて腸には優しく…ということで乳酸菌飲料を飲んでなんとなく安心していた。
コロナ後遺症
最後に、脱コロナした人に聞きたいことNo.1であろう後遺症について。
人によって違うと思うし、実際我が家でも数人なって全員違うのでご参考まで。(2022年1月発症2月完治の家族の場合)
パターン①
<感染当時の症状>
発熱(高熱が数日続く)・関節痛・激しい喉の痛み・激しい頭痛・鼻水
<後遺症>
嗅覚の減少(徐々に回復傾向)
パターン②
<感染当時の症状>
微熱・倦怠感
<後遺症>
嗅覚の減少(徐々に回復傾向)・空咳
パターン③
<感染当時の症状>
微熱・喉の痛み
<後遺症>
特になし
ちなみに私はパターン②。治って調子も戻ってきたけれど、未だに時々咳が出て困る。そして何より真面目に隔離生活を頑張りすぎて部屋に一週間程閉じこもっていたせいか、1日数歩しか歩かない日などもあって、体力の回復に数日かかった。これは全員言っていたけれど、突然日常生活に戻すのは大変。ウォーキングとかから始めた方が良い。最初はちょっとした動作で息切れしたり疲れたりして、驚いた。
最後に一番大事なこと
新型コロナウイルス感染症の怖いところは、最初のレポートにも書いたけれど「対病」でもあるけど「対人」でもあること。大事な家族でも必要以上に近づけないという悲しさ、怖さがある。
だからこそ、メンタルケアも大切。ただ、みんなが同じくらい不安だし同じくらいしんどい。そんなしんどい人たちが狭い場所に閉じこもって接触を避けていたら、そりゃ鬱々ともしてくる。
私はいかにメンタルの環境を壊さない様にするかを考えた。大変だし不安だけど、とにかく心が折れてしまったら二次被害が起こりかねない。
とにかく「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることは基本。これは日常生活でも大切にしていることだけれど、このコロナの間はよく家族の中でも「ありがとう」と言葉を掛け合っていた。これはみんななんとなく心掛けていたんだと思うし、心が弱っている時の親切は尚更ありがたい。心からこの言葉が出ていたんだと思う。
そして、何か面白いことを探してシェア。面と向かって話せない分、LINEの家族グループでは声を掛け合ったり、お昼ご飯はそれぞれの部屋からzoomでオンラインランチをしたりした。遠方に住む娘も巻き込んで、なんとなく非日常を楽しんだ。家ではお互いマスクをして必要最低限の接触だったけれど、zoom上ではみんな顔を見せ合って他愛もない話をした。
新型コロナウイルス感染症。自分が感染した後、療養中にも色々な方から「かかってしまった」と連絡や相談が入るけれど、これからしばらくはまだ大変な方が出てきてしまう状況。
家族内でも「実際ならないならならん方が絶対良いよね」と言い合っているけれど。でも経験してしまったからこそ、何かこれから困るかもしれない方々に出来ることはないかな、と思い文章をしたためてみた。
一日も早いコロナの収束、そしてこれ以上コロナきっかけで傷つく人が出ませんように、と毎日祈っている。
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