海のはじまり|やっぱり私は、月岡くんと2人でいたかった
激重な第9話。
つらくてつらくて、1回しか見れなかった。繰り返し見るのは無理だった。
それぐらい重いテーマを、丁寧に、大事に、残酷に描いていた。
人生は選択の連続で、わたしたちは常に選択しながら生きていて
価値観や感じ方が違うから、人によってその選択はまちまちで
置かれている状況や環境、条件によっても選択は異なって
だから、選択に正解なんてない。
自分が後悔しないように、とか
自分がワクワクする方を、とか
いろんな表現があるけれど、正解がないから正解にするために必死なんだ
今回の選択の一つのものさしは、「幸せ」だった
弥生さんが中絶を経験したときにノートに綴った言葉が
現在の弥生さんへブーメランのように返ってきた。
情けは人のためならず、なんていうけれど
本当にその通りになった
人に影響されないと自分を表現する水季さんが
人の言葉に影響されて出産を決めた
その影響力がどれほどのものだったかがここでわかった。
人からもらった言葉を、また次の誰かへ贈ったのだから。
きっと、とても大事にしている言葉だったんだろうな
このくらい自分を主軸に考える時があってもいい、
いろんなことを考えてしまって決められないときは、
自分のことだけを考えて決めたらいい。
芦田愛菜ちゃんが何かの番組で言っていたけれど
わたしたちの運命は最初から決まっていて、
決められたゴールへ辿り着くための道を選択しているにすぎないのだそう。
だから、何を選んでも結果は変わらない。
そう思えたら、選択したり、決断したり、
今まで苦しんでいたものが少しふわっと感じられるんじゃないか。
好きな人とは、2人でいたい。
3人目が増えたら楽しいかもしれないけど、でも、
いまはまだ2人でいたい。
ちょうど、わたしたち夫婦はそんな話をしているところだった。
交際0日で結婚したわたしたちは、
入籍したときでようやくお付き合い2ヶ月くらいだった。
中学から一緒で、ずっと知っていたから素性はわかっているけれど
性格とか、好きなものとか、嫌いなものとか、
そういうのは全然知らなくて、いまでも毎日気づきや発見がある。
この人とだったら子育てはできると思う
とても協力的だし、子どもも好きだし、収入も安定している。
条件的にも、人柄的にも、
総合的に考えて子育てを一緒にすることはできると思う
でも、子どもがいなくても、3人じゃなくても、
いまはとても楽しいし、まだ2人でやりたいなと思うことがたくさんある。
旅行へ行きたいし、思いつきで延泊したいし、
無計画に、ふらふらと、いろいろなところを巡りたい。
3人でいるの、嫌じゃないけど、
3人になるの、想像できないわけじゃないけど、それはそれでうれしいけど、
でもやっぱりわたしは、夫と2人でいたい。
そんなこと考えてるから、弥生さんの心の叫びが突き刺さった。
もう戻らない。もう戻れない。
2人には、戻れない。だって、3人目がいたんだもん。
3人目がはいってきたら、2人と1人なんだもん。
自分の子どもだったとしても、そうなりがちなのに
他人の子どもならなおさらだ。
とても、重いテーマだった。