調子に乗るとすぐに罰が下るいい例
慣れないことはしない方がいい。
そう学んだ。
調子に乗らない方がいい。
そう学んだ。
先日、出先で空き時間ができた。
待ち人を迎えに行くまでの空きなのだが、
どれくらいの長さになるかは読めなかった。
ただ、時間はかかりそうとのことだった。
それならば、と、
鳥を撮ったり、リサイクルショップを回ったり。
そんなことをして時間を潰していた。
あらかた満足したところでも、お迎え要請は来なかった。
そこでコンビニでコーヒーを買っていつもの公園へ。
そこなら駐車場が広大だから、そこでゆっくりしようと。
なんなら気分転換に散歩もできるし。
公園に着き、車を停めた。
まずはコーヒーでもゆっくり飲もう。そう思った。
車を動かさないなら運転席で飲む必要もない。
運転席を前に寄せて前方に倒したら広くなる?
そう思いつき、やってみた。
運転席と助手席の間がアームレストになっているが、
ここにコーヒーを置いて座席をセッティングすることにした。
運転席を一番前まで寄せ、一番前のめりにリクライニング。
するとどうだろうか。
できあがった空間は明らかに運転席より広い。
それにハンドルもないから邪魔がない。
コンパクトカー故に狭いながらも、ゆっくりできそうである。
普段、後部座席に座ることはないからか、
新しく開拓したその空間が新鮮に感じた。
それにいい気になったのか、次は足を伸ばそうとし始める。
運転席を前に倒しているし、そこに足を乗せてみてはどうか。
そう思い、足を持ち上げようとした。
しかしこれが過ちだった。
持ち上げた足の先っぽがアームレストにコンタクト。
その振動は置いていたコーヒーを揺らす。
コーヒーカップはバランスを崩し、たまらず中身を吐き出す。
慌ててコーヒーカップを支えた。
全部をぶちまけることは避けることができたが、
ズボンの裾付近に親指くらいのシミが2つほどできた。
完全に余計なことをした。
すぐにそう反省して、しゅんとした。
幸いにも乾いたらシミは無くなっていたので一安心。
ほんのりとコーヒーの匂いは残ったが。
足を座席に乗せるなんて行儀の悪いこと、
そんなことをするからこうなるのだ。
普段しないようなことをするものではない。
そして何より、
アームレストにコーヒーは置くものではない。
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