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南に行けば寒くないと思っただろう?それは甘いよ

普通に考えたら北に行くほど寒い。
しかし、必ずしもそうとは限らない。

自分は今年の8月に引越しをしたが、東北から関東に越してきた。つまり、北から南方向に移動してきたことになる。

一般的な感覚だと、越す前より今の方が寒く感じないはずだ。実際、東北に住んでいた頃は最低気温がマイナスなのは普通だった。関東であれば(北の方でなければ)最低気温がマイナスはそうそうないと思う。
つまり、データ的にも今の方が寒くないはずなのだ。

しかし、今の土地の方が寒く感じる。
それは何故か?
これは恐らく生活スタイルの違いによるのだと思う。

引っ越す前はどこに移動するにも車だった。
電車もバスも不便だったため、車で移動せざるを得なかったのだ。
車で移動するとなれば、基本的には暖房をガンガンにかける。だから移動中に寒い事はなかった。

もちろん、部屋も暖房をガンガンにかける。外は寒い事が明らかだから、暖房をケチるという発想には至らないのだ。

つまり、室内も移動も暖かいシチュエーションばかりだった。

しかし今はどうだろう。
変に東北で住んでいた経験があると、あの時に比べれば寒くないから暖房はまだいいか。と、変な我慢が発生する。

そして、移動スタイルも変わる。
公共交通機関が発達しているため、通勤は電車になった。すると駅までの15分くらいを歩くことになった。東北ではあまり経験のなかった寒空の下の徒歩移動だ。
また、休日のお出かけも、車を使わなくても徒歩圏内で済む場合もある。
外を歩く機会がなんと増えたものか。
冬に外を歩くなんて、そりゃあ寒い。

という訳で、生活圏が変わると寒さの感じ方も変わるというものだ。
せっかく南下してきたのに、前より寒く感じる機会が増えるとは思ってもみなかった。
意外な落とし穴である。

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