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2万字の文字起こしを記事にする=「片付け」と似ているから楽しい! と気づいた
わたしは、会社で担当しているオウンドメディア記事の執筆・編集作業が大好きです。
社員のインタビュー記事を書くことが多いのですが、あるとき、記事企画〜インタビュー〜執筆〜編集から記事公開までの全工程を「見えない家事」レベルで分解してみたら、記事を書くことは片付けによく似ているかも、と感じました。
「クローゼットの片付け」と比較しながら説明してみたいと思います。
1)整理するものを全出し
記事:インタビュー約1時間の文字起こし
→約20,000字
クローゼット:着ないものあるはず…な状態
→約100着くらいの服(があると仮定)
2)いらないものを捨てる
記事:記事には使えないと判断した部分(アイスブレイクや合間の脱線コメントなど)をザクザクと削除していきます
→約15,000字
クローゼット:サイズが合わない、くたびれていて着られないものを捨てます
→約70着
3)さらに捨てる
記事:記事にしようと思えばできるけど、「今回は使わない」と決めた部分を削除します
→約9,000字
クローゼット:たとえば1年以上着ていない、または今の自分にはもう似合わない、と感じた服を捨てます
→約50着くらいに
4)残ったものを整える
記事:構成を入れ替えたり、説明を追加したり、表現を言い換えたりしながら整えていきます
→約5,000字
クローゼット:夏服冬服、お出かけ着や普段着、などのカテゴリ別に仕分けします
→約20着
5)完成&終了
記事:整理した原稿を最終的に整えて、目次もつけて、完成
クローゼット:引き出しなどに収納して終了
文章もクローゼットも、
・いらないものを捨てる
・さらに捨てる
・残ったものを整える(入れ替えたり組み合わせたり)
この工程が似ているのでは…と思いました。
インタビュー記事の作成は、約1時間話してもらった内容の中から、
「わたしはここを残したい」
「この部分を特に厚く伝えたい」
と決めて、大事なものを残していく作業だと感じています。
そして、クローゼットの片付けなどの「モノの片付け」も、「今の自分が大切にしたい服はこれ」と絞り込み、残す作業です。
服も文章も、「不要なものを減らし、大事なものを残す」ことで、わかりやすく(服は探しやすく、文章は読みやすく)なるのではないかと思いました。
そして、片付けも編集も、「たくさんあるところから大事なものを残すために捨てる」を繰り返すこと。
片付けが大好きなわたしにとって、「約2万字の文字起こしから記事をつくる」作業はとても楽しく、大好きな仕事なのだと気づくことができました。