夏、女子高生、ゾンビ、「ナツノカナタ」の世界は終わらない。
延々に続く夏を女子高生が旅をするゲーム「ナツノカナタ」が最終アップデートを終えました。嬉しくもあり悲しくもあり放置していたのですが先ほどクリアした次第でございます。
メインストーリー自体は割と前に完結していましたが各キャラの掘り下げパートを供給し続けてくれていたのです。今までありがとうございました。
若干のネタバレを含みますので注意お願いします。
さて、このゲームの内容ですが至極簡単に言ってしまうと女子高生、ナツノがゾンビのいる世界で旅をしながらサバイバルするというものです。そしてプレイヤーはパソコン越しにナツノへ指示を出し導いていく、といったものです。
そんな世界でナツノは様々な人と出会い、別れ、再会して生きていきます。
これがですねー中々一筋縄ではいかないストーリーになっているんですよね。
そして他のゲームのように超常的な力に目覚めたりとかないんですよ。
あくまでただの女子高生、まあゾンビと戦える時点で大した肝っ玉ではありますけども。
そしてナツノちゃんももちろんなんですが登場する女の子全員かわいい…
そしてそれぞれのキャラクターがすごい立っています。全員それぞれの魅力がある…
彼女たちそれぞれとナツノちゃんがバディを組んで旅するパートがあるのですがその道中の掛け合いも見事でそれぞれの女の子がきっと好きになります。お腹の減り方や戦う強さも個性があり少ない情報と立ち絵という限られた情報でも十分に没入感があります。
そして途中から出てくる「メグル」という名の女の子。
一人で旅をしながら絵を描いているという彼女はナツノが道中で手に入れた特殊なアイテムをお役立ちアイテムと交換してくれる存在なのですがまずビジュアルがですね
あのですね、めっちゃ好みなんですよね。
性格も飄々としていながらも他人からの評価を気にしてしまう何とも魅力的なものなんです。憧れと庇護欲を同時に感じてしまいうわああああああ!
たまにいうちょっとした病み発言もかわいい。現実にいてコンカフェとかにいたらお金どぶどぶ使っちゃう。私のお金で絵筆買って…
そしてメグルちゃんは最後のアップデートでストーリーが追加されたキャラクターでもあります。
えーその中でですね。
マスク取るんすよ…おいおいおいおい顔が良すぎねぇか?
なぁにその顔。顔が良すぎないか?
笑顔が一番かわいいね!かわいいね!
その笑顔を守るために私にできることは何??
なんなのぉぉぉぉおぉおおおお!うわあああああああああああああああああ!あんまり笑いなれてなさそうな笑顔なの?おいしいご飯いっぱい食べさせてあげたいです…
画質が悪いのは私の腕が悪いから。画質がいいメグルちゃんに会いたいのならゲームをプレイしましょう。そういうこと。
ふぅ
内容にはあまり触れませんがその中で大きな出会いがありメグルちゃんは精神的に大きく成長します。消えたいとか来世は○○になりたいとかいう気弱な発言も無くなります。ちょっと寂しいですね。でも幸せならそれでオッケーです。偶には会いに行こうね、ナツノちゃん。
このゲームは前半こそ世界の謎を解く、という大きな目的がありそれに向かって進んでいきますがその後は、ほぼ変わらない日常を送っていく、というものです。しかしのその中でも人々の内面は変わったり、変わらなかったりします。
永遠の夏、崩壊していく世界、ゾンビ、そんな非日常の中でも彼女たちは普通に暮らしている、そのメッセージ性というのは物にあふれ死ぬ方が難しい現代社会に生きる私たちに刺さるものだと思いますこのゲームの中ですらプレイヤーの立ち位置はそのようなものですしね。
そんな世界の中で彼女たちは時に冷静すぎるように思います。
けれども現実ってそんなもんじゃないですか?二度と会えない友達と別れる際抱きしめて泣きわめいたりしますか?
映画や漫画ならそうでしょうが現実でそんなことはほとんどないと思います。分かれに慣れた世界に住む彼女たちなら猶更です。
その非情にも見えるリアリティがこのゲームの魅力でもあると思います。
あと材料とってきてご飯クラフトしたりするのも楽しい。キャラごとに好き嫌いもあるよ。凝ってる。
日常の中、安寧に暮らす私から見ると非日常を日常として生きる女子高生たちの姿は儚くも光輝いて見えます。
まああの何が言いたいかと言いますと
このゲームやりな