遠野南部馬っこフェス2024レポート
2024年10月5日(月)、岩手県遠野市の上早瀬橋たもとで初開催された『遠野南部馬っこフェス』に遊びに行きました!
岩手県の遠野地区は民話の里として知られ、カッパや座敷わらしの伝説の残る、ちょっと神秘的な雰囲気のある地域です。
また古くから言わずと知れた馬産地であり、南部曲がり家という玄関先に馬小屋がくっついた家屋形態が表すとおり馬が家族の一員として大切にされてきた土地柄です。
「おしらさま」という馬と結婚したかった娘の昔話も語り継がれており、まさに馬と結婚したいと言い続けている筆者にとっては聖地のような場所とも言えます。
▼おしらさま(遠野市立図書館)
そんな遠野が誇る馬の魅力を多くの人に伝えることを目的として、このイベントが開催されました。
会場および周辺情報
今回会場となったのは遠野市内の早瀬川河川敷広場というところで、上早瀬橋のたもとの辺りです。
お天気にも恵まれ、河川敷のロケーションは家族連れにとって絶好のお散歩スポットといったところ。
前日は雨だったので用心して長靴(私は乗馬ブーツ)で行きましたが、わざわざ土手を歩いたりしなければ普通にスニーカーでまったく問題ない状態でした。
飲食関係の屋台も5軒ほどあり、ご飯系・おやつ系バランスよく販売されていました。
少し暑いくらいだったので、かき氷があったのもありがたかったです。
馬グッズの出店とかワークショップなんかもあるともっと楽しいでしょうね。
元々この河川敷は公園みたいになっているようで、備え付けのテーブルとベンチもありました。
今回は混んでいなかったので、それで十分みなさん座れていました。
地元の猟師さんのお店という異色な1軒もあり、クマをはじめ、仔鹿、テン、タヌキ、キツネ、といった毛皮に触らせてもらうことができました。
普段はブルーベリー栽培をされているそうで、ジャムやブルーベリー100%のジュースも売っていました。
公式情報がほぼ最初に貼ったチラシのみ!という状況で県外から向かうのはなかなか勇気が要ったので、実際行ってわかった周辺情報を少し記載しておきます。
JR遠野駅からはバスで6分程度なので、交通の便を考えればタクシーで向かってもそんなに値は張らないと思います。
駐車場は、橋から国道方面に向かって徒歩すぐのところにあるパチンコ店跡地を案内されました。
次回開催時も同じようにそこが使えるかはわからないので、要確認です。
橋の周りの土手に停められそうに見えるかもしれませんが、馬の入退場導線になっていたり、一般の通行の妨げになるのでやめましょう。
目の前の動物病院の敷地に停めている方がいて注意されていましたので、気をつけてください。
次回開催時にはチラシに駐車場の案内も載せてもらえるといいなあと思いました。
それから、トイレは橋の下に仮設が3基並んでいました。
暑くて水分不足だったので私は4時間のうち一度も使わなかったのですが、今回に関してはまったく混んでないので並ばず利用できる状態でした。
ただちょっと困ったのが、手を洗う場所がないこと。
馬とか馬車の手すりとか流鏑馬の弓矢とかいろいろ触って手がドロドロになるのですが、いざ屋台で何か買って食べようと思っても手が洗えない…。
もしかしたらどこかに蛇口があったのかもしれませんが、私は発見できませんでした。
アルコール消毒液とウエットティッシュを持っていたので、今回はそれで対応しました。
2〜300mあるのでちょっと歩いて行って帰って来るには嫌な距離ですが、トイレや食事で困ったら最寄りのコンビニに行くのも手かもしれません。
イベントプログラム
10:00〜14:00って書いてあったので10:00に会場に着いたら、9:30から入場パレードがあったらしく、それは見逃してしまいました。
また、実際のイベント進行もこの貼り紙とは少し異なっていました。
10時 開会宣言・市長挨拶
※以後、流鏑馬走路が空いている時間帯には随時流鏑馬体験可能
11時 子ども流鏑馬デモ(4人+介添え奉行×3走)
11:15 馬力デモ・地駄曳きデモ
13時 子ども流鏑馬デモ(4人+介添え奉行×3走)
13:10 地駄曳きデモ
13:20 子ども流鏑馬、地上での弓矢型訓練デモ
13:25 馬力デモ
14時 撤収
場内配置は早瀬川上流から順に以下の通りでした。
◆流鏑馬走路
◆十和田乗馬倶楽部の弓矢・流鏑馬体験受付
◆馬力・地駄曳き馬の控え所、トイレ
◆乗用馬生産組合のポニー体験乗馬&ミニ馬車のりば
◆飲食・出店コーナー
◆遠野馬の里の体験乗馬・エサやり・蹄鉄輪投げ
開会宣言
10時に着いて、まず遠野市長の挨拶からスタート。
流鏑馬走路の方では、矢を持たずに走らせて馬を慣らす「素馳(すばせ)」が行われます。
機会があればいつか流鏑馬やってみたいなあと思っていたので、体験申し込みに向かうことにしました。
会場案内マップやイベントパンフレットなどもまったくなかったので、テントが建っているところを見に行って判断するというクエストが楽しめました!
否応なしに各コーナーのスタッフさんたちとはあれこれ会話することになります。
そういう意味では、馬関係のつながりをつくるのに絶好の機会かもしれません。
流鏑馬体験
流鏑馬関係は、やはり流鏑馬といえば!の十和田乗馬倶楽部さんが運営されているようでした。
▼十和田乗馬倶楽部公式サイト
受付で記帳して体験料を支払い、防具とヘルメットを装着。
ここからが普通の乗馬と違う所!
腰に紐を巻きつけ、斜め下向きにストック用の矢をはさみます。
抜く時は下向きに引っ張ります。
腰紐がゆるいと矢が全部落っこちてしまうので気をつけましょう。
まったく弓矢を持った経験などなくても、和弓の扱いを丁寧に教えていただけます。
ただ引いて放てばいいわけでなく、放つまでには動きの段階がいろいろあって、粗大運動に難がある私はなかなか覚えられず自信がないまま練習の規定本数5本が終了してしまいました。
初心者向けに子ども用弓矢が用意されているので、指で矢を支えきれなくても大丈夫なように補助金具がついていて安心です。
非力なので甘んじてこの補助金具を使わせてもらいましたが、同時に体験に入った男性は指で支えていたようにお見受けしました。
また、以前どこかで弓道の弓を引こうとした時にはものすごく力が必要で引ききれなかった記憶があり心配していましたが、この弓は弱い力でも十分に引くことができました。
というか、弓矢って「弦を引っ張る」のではないのだということに今回教わって初めて気づきました。
全体をいったん頭上に掲げてから下ろしてくる中で、左手で掴んだ弓柄を前に押し出すと、自然に弦を引いている状態になるのです。
ちょうど素馳が終了したとのことで、いよいよ流鏑馬体験のため走路へ移動します。
体験用にお馬ちゃんが用意されているのかと思いきや、子ども流鏑馬デモンストレーションで使う馬をそのまま借りて体験も行うもよう。
未経験者でも〜と言いつつ、なんと乗降台はナシ!ス、スパルタ!!
前の男性はいとも簡単に跳び乗りして出発していましたが、私はというと…
実はちょっと乗馬をやっていた若い頃ですら、跳び乗りはおろか、台があってもまともに乗り降りできたことがないのです…。
いつも馬のお尻に足をぶつけてしまい、ゴメンネ(汗)と謝ってばかりでした。
とりあえず挑戦してみましたが、予想どおり馬の高さまで体を持ち上げることすらできません(泣)
見かねたスタッフさんが支えてくださり、なんとか這い登って辿り着いたのは…
鞍よりも後ろの馬のお尻の上ぇー!!!
ぷにっと温かくて乗り心地は悪くないですが、このままでは出発できません。
普通に考えたらあとちょっと前にずれればいいだけなので、スタッフさんも「もう乗れてるんで前に行くだけですよ」と簡単に言ってくれますが…
この時点で実は右の大転子と左足首から足にかけての筋を傷めており「これ以上この方向に力込めると骨盤か膝が外れる」という感覚があったので、にっちもさっちも動けないという大ピンチに陥っておりました。
「お尻押しますね!」とスタッフさんが言い終わるかどうかのタイミングで体がポーン!!と前につんのめり、落ちそうになって慌ててしがみついて、気がついたら鞍に座っていました。
「ごめんなさいね〜(なんとか乗れて)よかったでーす!!」と呆れ笑いされつつの出立となりました。
一の矢は完全に停止した状態で射たせてもらい、ニの矢は引き馬で歩きながら的を狙います。
とってもゆっくりですし、的も至近距離です。
弓を構え始めるタイミングも横から教えてもらえるので、普通にやればだいたい命中できるのではないでしょうか。
私はやっぱり手順がわからなくなって構え直したりしてきちんと狙いが定められず、的の縁に当たって弾かれた気がします。
矢の動きが速いので、それすら見えませんでしたが。
下馬もスタッフさんに支えられながら、何年ぶりかの乗馬を終えました。
傍目にはタダの運動音痴がジタバタしてるようにしか見えなかったハズ。
ここまで酷いと、どんな様子だったかかえって見てみたかったとすら思います。
うちの子どもは弓矢体験だけやりたいと言ったので、着いて早々にやらせたら見事にハマったらしく、帰り際にもう一度やりたいと言い出して2回体験しました。
結局私たち親子含めて16人が弓矢または流鏑馬体験をしたとのことだったのですが、思ったより少なくてビックリ。
なかなかこんなお気軽に、しかもリーズナブル(弓矢500円、流鏑馬1000円)にできる体験ではないので、ぜひもっと多くの方に体験してみてもらいたいなあと思います!
弓矢体験だけでも、とっても楽しいですよ。
子ども流鏑馬デモンストレーション
今回の走路は本来の設定より短めに作ってあり、的は2つ。
4人の射手が3回ずつ走り抜けて行きました。
2本とも命中することもあれば、矢つがえが間に合わず矢を放てないことも。
遠野では毎年5月5日こどもの日に、こどもスポーツ流鏑馬大会という日本で唯一の流鏑馬行事が行われています。
この日射手を務める子どもたちはこの大会に出場し、夏の練習期間を経てこの日を迎えた精鋭部隊!
射手が走った後に「介添奉行」という役目の乗り手がおり、扇を持って「よう射たりや〜!(よく射った!)」と言いながら走り抜けて行くのが、遠野南部流鏑馬だけに見られる特徴なのだそうです。
両手を広げて体をひねりながら走るので、なかなかの乗馬技術が必要との解説がありました。
指導者の叱咤激励の声も聞こえましたが、乗り降りすらできない体たらくだった自分からしてみれば、みんなすごすぎ!のひとことです。
こども流鏑馬では、和弓の取扱いをしっかり身につける目的で、地上で弓矢を扱う型の練習方法を確立。その様子も披露されました。
▼遠野南部流鏑馬について(遠野郷八幡宮)
▼こども流鏑馬(遠野郷八幡宮こども流鏑馬実行委員会)
馬力・地駄曳きデモンストレーション
昭和30〜40年代頃の遠野では、写真のような荷車に重い荷物を載せ、前後の車輪を紐でつないで固定して曳かせることで馬同士の力くらべをさせていたのだそうです。
この荷車は実際に当時使われていたもので、この日のために小屋から発掘して持って来たとのことでした。
当時20歳前後で、実際に当時馬力くらべをやっていた方も曳き手として登場していました。
地駄曳きとは、一般に「馬搬(ばはん)」と呼ばれる、馬による荷物の運搬技術のことです。
林業が盛んだった遠野では、この地駄曳きで山から切った木を運び出したりしていました。
1.1tある大きな馬がシャンシャンと鈴の音を鳴らしながら、ゴウゴウと重いソリを曳いて行く様子は迫力満点です。
この地元の馬文化デモンストレーションのあいだ、会場では遠野の人々の馬愛を唄った演歌がBGMとして流れていました。
流鏑馬受付のところでこちらのイケオジに「俺もそういう靴欲しいなあ」と話しかけられ、乗馬ブーツだから長靴より脱ぎ履きしづらいかもしれないですよーとお話しましたが、ヒザ下まであって土入って来ないのがいいんだよなあとおっしゃるので、せば履いでみるすか?などと言ってお気軽に履いてもらって「おーやっぱいいなこれどこで買えるべか?なんぼぐらいだ?」みたいなやりとりがあったんです。
なんと、どうやらそのイケオジが、その会場BGMの演歌を歌っている張本人らしいのです!
そんなすごい人とは露知らず、私の脱いだ長靴を履かせたりしてしまいました(笑)
じんわり来る、いい歌だったんですよ…どっかに音源売ってたりするんでしょうか?調べても出てきません…。
タイトルは『遠野の男』とアナウンスされていました。
〜♪
愛馬一途の 心意気
南部曲がり家 青笹育ち
人情深さに 義理堅さ
馬の遠野の 馬の遠野の
勝負師気質
ポニー乗馬・ミニ馬車コーナー
会場内の真ん中あたりの広い芝生スペースでは、受付にアヒルさんがお出迎えしてくれ、ポニー乗馬と2人乗りのミニ馬車乗車体験が行われていました。
いずれもぐるりと1周500円!
どちらも全然並ばずにすぐ乗ることができました。
子どもはさっそくポニー乗馬。
地元の高校生がしっかりサポートしてくれます。
こちらのポニーさん、お名前をたんぽぽちゃんといいます。
なんとただいま妊娠中!
妊娠中なのに働かせていいの?!って思うかもしれませんが、妊娠中にレースに出て勝った競走馬もいるんですよね。
馬界も、ワーママはパワフルです。
出産がんばってね!
お客さんが途切れている間、ずーーーっとたんぽぽちゃんのことを吸っている高校生ボランティアの子がいて(居る間はちょっと近付きづらかったのですが)その子が立ち去ってからスタッフさんに「なんかさっきずっと馬吸ってる子いましたよね」って言ったら「ねえ。なんか病んでるのかねえ?」って言うので、メンタルに効くなら真似してみようかなとか言って私も吸ってみました。
「子どもが真似して変なこと覚えるよ!」と言われた時にはもううちの子どもも一緒に吸っている状況でした(笑)
たんぽぽちゃんは、ちょっとだけ青草の薫りと、それからシャンプーのいい匂いがしました。
お次はすかさずミニ馬車へ。
こちらは白黒の毛づやが美しく、お肉がパンと張ったイケイケのお馬さん!
お名前はキララちゃん(8歳)。
そしてきっと馬にも愛情深いんだろうなあという感じの、笑顔がやさしいご主人。
あんまり何も考えずに乗り込みましたが、スタッフさんから「しっかりつかまってくださーい!」とのアナウンス。
動き出したら、確かに、結構揺れる!
芝生とはいえ河川敷の公園なので地面は凹凸があり、その振動がわりとダイレクトにガタガタガタガタ伝わります。
それがまたクセになる楽しさで、こちらも子どもがハマってまた乗りたいと言っていました。
悪路を2人も乗せて引っ張るのは大変だろうけど、アトラクションとしてはとても良いものなので、キララちゃんがイケイケなうちはがんばってほしいなあ。
JRA助成事業・遠野馬の里コーナー
進んで行くと飲食出店が見えてきたので、もう馬は終わりかな〜と思っていたら…さらに奥に複数の馬影を発見!
近づいてみると、遠野馬の里が運営する引き馬での体験乗馬&エサやり体験コーナーがありました。
そこは備え付けのテニスコートになっていて、1周1回500円!
エサやりはニンジン1カップ100円!
▼遠野馬の里公式サイト
私は初めて見たのですが、蹄鉄を使った輪投げもありました。
2個入ったら先着30名に景品あり!で1回100円となっていました。
土台が斜めになっている上にU字の蹄鉄なので、投げる方向も考えないと棒に引っかかってくれない仕組みになっています。
我々が着いたときにはもう景品は品切れだったので、結構子連れに人気だったのかもしれません。
景品がないのでもう自由に遊んでいいよ〜と言われ、うちの子どもは夢中になって投げておりました。
コレ、蹄鉄型のプラスチックとかではなく、おそらく使用済みのホンモノの蹄鉄。
投げるたびにゴドッ!!と重い音が響きます。
当たると危ないので、決して的以外に向かって投げないように気をつけなくてはいけませんね。
ニンジンをあげられるお馬さんはこちらの1頭のみ。
お名前はムックさん、おじいちゃん馬だそうです。
乗馬はポニー1頭、乗用馬2頭の中から好きな馬をご指名できます。
しっかり防具を着てヘルメットをかぶるスタイル。
そしてこちらは乗降台が用意されています!!やさしさ!!(笑)
大きい馬がいい!!と興奮気味のわが子。
まだ歩くのもおぼつかない頃に初めて一緒に引き馬に乗って以降は、引き馬で体験できる場所があれば一人で乗るようになりました。
帰り際にもう一回乗る!!大きい馬!!と言って、2回乗りました。
ワンコインだったので、値段を気にして「ダメ!1回だけ!」などと言うことなく気軽にやらせてあげられます。
馬好きに育ってくれて嬉しいです。
台があったので、これなら行けるかも…と私も乗ることにしました。
台のおかげで乗降はできましたが、ギリギリといった感じ。
やはり関節はグラグラと不安定なので、あやうく台を踏み外しそうにはなりました。
日常生活ではなんとか自力歩行しているとはいえ、 こうした乗馬などの身体運動で健常者と同じ動きができるかというと、無理があるということを改めて自覚することに。
無理をすると迷惑をかけるし、危険だとわかったので、今後は「障害者乗馬」を掲げている場所以外では馬に乗らないようにしようと反省しました。
反面、予防リハビリという点では筋力低下を防ぐために運動はすべきだし、どうせやるなら好きな馬で運動できたらいいのになあとも思います。
日常通える範囲に障害者乗馬やホースセラピーといったものを提供している施設がないのが残念です。
いよいよ、馬に乗らない馬好きとしての馬の楽しみ方を見つけていかなくてはならない所に来たなあと思います。
おまけ
日帰り弾丸ツアーだったので、遠野の定番観光スポットなんかは今回は行けておりませんが…帰りに道の駅遠野に寄ってみたらすごく良かったのでご紹介しておきます。
▼道の駅遠野 風の丘 公式サイト
高速道路のICに近く、遠野の街中からは少し離れた所にあります。
里山の小高い丘の上に位置し、眼下にはJR釜石線が走っているという絶好のロケーション。
気候が良く風の気持ちいい日だったので、普段は外気の苦手な私ではありますが、この日は子どもにせがまれるまでもなくテラス席を選びました。
遅いお昼ご飯には、ラムロースト丼(ネギ抜き)のハーフサイズを。
ひっつみ汁と漬物がついて1100円です。
ジンギスカンが遠野のソウルフードと謳われていましたが、ニンニクが入っていると消化できなくて胃薬を飲む羽目になる体質なのでどうしようかな…と思っていたら目に入ったこちらのメニュー。
ラム肉と温玉は好物なのでもちろんですが、ひっつみ汁が身体に滲みわたる美味しさでした。
大根が丸々輪切りなのがいいよね〜。
行列ができているのでおそらく有名なんだろうなあという感じのお店も気にはなったのですが、単純に見た目がかわいいというだけでデザートにはこちらをチョイス!
で、実物がこちら。
お店がワンオペで大変そうだったけれど、なんなら写真よりかわいく作ってもらえて嬉しかったです。
何がすごいって、かさ増し感が一切ないこと。
クリームが何層にももりもり入っているし、抹茶わらびもちもビッシリ、グラノーラもあんこもたっぷりで、一番下に再び抹茶アイスの山が!
子どもとはんぶんこでもお腹いっぱいになりました。
お伴に桑茶というものをオーダーしたのですが、おしらさまが養蚕の神様とも言われているだけあって、桑の栽培も盛んだったのでしょうね。
売店の方に行ったら、桑茶のパックは売り切れておりました。
あったら買ってたかも。
まとめ
ザ・ローカルな運営の良い所と、改善の余地あり!なところが様々見えた、初開催の遠野南部馬っこフェス。
これから有名になってお客さんがいっぱい来るようになったら、今回のように待たずに何回も体験したり、馬吸い放題みたいな自由度もなくなっていくのかなーと、先日のやまがた馬まつりを思い浮かべて考えていました。
それはちょっと残念ではあるけれども、たくさんの人に体験してほしいイベントではありますし、遠野市長さんの言うとおりもっと馬を身近に感じてもらえる場として遠野を全国のみなさんに知ってほしいとも思います。
次回は春頃になるのか、1年後になるのかわかりませんが、都合がつけばまた遊びに行きたいです!
ぜひみなさんも、民話の里・遠野の観光がてら、カッパ釣りもそこそこに(笑)お馬さんに会いにいらしてくださいね。
お知らせ>🐴
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馬活する人・佐藤なまこについてもっと知りたい方はこちらをご覧ください。