
天中殺とインターバルショック④
このように、「甲と戌」「乙と亥」のように空間と時間が不自然に融合していることを「不自然融合時間帯」と呼ぶのです。これが天中殺です。
前回このようなことを書きました。
天中殺には空間がないと言っていたのに空間(甲戌)があるじゃん!という疑問を抱く方もいるかもしれませんね。
そこでこんな図を用意してみました。

算命学では12支分類と呼ばれる12支の方位別に作成してみました。
※青龍さんのブログを参考に少し手を加えたものです。
この図で何を言いたいのかと言うと、前回の記事で「パラレルワールドのように複数の世界線があると想定すると説明できるかもしれません。」と書きましたが、図のようにA~Fの世界が存在しており、各世界は天中殺によって連携されているのではないかという考えを示したかったのです。
松村先生はフラワーオブライフを使って最低でも5つの世界が重なっている説明をされています。上記の図はそれの算命学版とも言えるかもしれません。
上の図だと見にくいので、2つの世界に絞ってみました。

破線の箇所が天中殺なのですが、これはF世界の始まりと重なります。甲戌、乙亥はAでは「1-11、2-12」となり不自然融合時間帯なのですが、Fでは「1-1,2-2」となり自然なのです。
Aの世界では不自然なことがFの世界だと自然であり、他所の自然を自分のいる世界に持ち込むから不自然が生まれる。これが天中殺なのだと考えています。また、Fの世界はEの世界から持ち込みますので、全ての世界は単独で存在していないと言えそうです。(最初の図の通り)。
ちなみに、天干(空間)10個と地支(時間)12個の組み合わせは60通りです。120通りではないです。うまく説明出来ないのですが、2個ずつズレてるから60個なんですよね…甲子や丙子はあっても乙子という組み合わせは存在しないんですよ(伝われぇ…!!)
なので60個を一巡したらまたAの世界で甲子乙丑…に戻ります。
さて、「天中殺は空間がない」という表現についてですが、「天中殺では元々の世界の空間がなくなり、異世界の空間が今私たちのいる時間に重なって来た状態」ということだと思います。
天中殺は異世界を引き寄せるぞーとなると、その異世界はインターバルショックとなる可能性があるので、それを図に表すと…。

こんな感じになるのかな、と。
9の位置には異世界の甲戌、乙亥。3と6の位置には今いる世界の甲戌又は乙亥のどちらかが来るのではないかと。
人それぞれに縁のある天中殺があるはずなので、その天中殺を基準にインターバルショックを誘発するにはどんな行動がいいのか、とか考えてみたいのです。例えば私の場合は縁ある天中殺は午未なので、私は今E世界にいてD世界からインターバルショックを起こしたい、ということですね。
もし自分の天中殺を知りたい方は命式を出してみてください。こんな感じで出ますよー。

天中殺欄をご覧ください。この場合は「戌亥」なのでA世界にいますね。