鳴蛍しかと(なきぼたるしかと)
ナンセンス小説、ナンセンス詩、ナンセンス随筆などなど。 不条理とナンセンス文学を目指すマガジンです。
じゃりじゃりゼリーを、私は作っているんですよ。 味付けはね、まあ、色々とできます。「お好みに合わせて、いかような味にでもいたしましょう」と、いったところです。でも、当たり前ですが、人気の味とそうでもないものはありますよ。 だいたいこの手の食品はどれもそうでしょうけど、どうにでも味付けできるってところはありますね、正直なところね。 ただ、やはり「じゃりじゃりゼリー」の場合は食感が独特なもので、他の食品とは人気の味が少し違ってくるかもしれません。 ええ、言うまでも
8月11日の朝顔 8月15日の朝顔 8月19日の朝顔 8月23日の朝顔 8月24日の朝顔 8月26日の朝顔 8月29日の朝顔 9月1日の朝顔 9月3日の朝顔 9月8日の朝顔 9月10日の朝顔 花がしぼんだので、隣の蕾の生育を妨げないように除去した。新しい蕾が順調に育っている。
ミント水栽培写真日記0日目 本日2022年7月4日より、ミントの茎をウイスキーのビンに挿して水栽培を試みることにした。室内の北東に向いた窓の下枠で行っているため、朝の短い時間しか陽射しのない栽培環境である。 ミント水栽培写真日記1日目 昨日から初めたミントの水栽培。 茎に気泡のようなものが付いている(ガラスビン越しで見えにくいが)。 これはどうしてだろう。光合成で作られた酸素が茎に付いているのだろうか? ミント水栽培写真日記5日目 茎の先の方に根が出てきた。 ミン
まずは自作の都々逸から あくる日も 気持ち好いまま 酔ってるような 二日酔には なぜなれぬ 二日酔と悪酔い二日酔はつらいものである。どうしようもなく気持ち悪く、耐え難い苦しみにもだえながら、時にはトイレに籠もり、時には嘔吐しながら、辛抱強く症状の改善を待つしかない。 我々はどうして「気持ち好いまま酔っている」二日酔にはなれず、地獄の苦しみを味わなければならないのだろうか。 酒を飲んだ後で睡眠を取らなければ二日酔にはならない。 もちろん睡眠を取らなくても、飲み過ぎ
さてや諸君 既に聞き及んでおろう かの伝説の大入道の我らのもとに刻一刻と近づきしを 大地を踏めば 恐るべきかな閻魔の地獄にも轟かん響きをたてつつ またたく間に千里万里を駆け抜け 疾風のごときの素早さで 今や伝説の大入道の迫らんとす その姿 見上げれば高層楼閣のごとく 雲を突き抜けんばかりにそびえたち ずしりと重き鉄塊のごとき躯体を備えん 大入道の走れば 足もとに建ち並ぶ家々を ミニチュア模型のごとくに容赦なく踏みにじり 行く手に連なる大山 山脈を 次々に蹴飛ばしては砂塵
その人とは初対面だが、今日はまだ出会っていない。初対面は明日だからだ。そうさ、だから明日の話をしようではないか。 いまさら過去についてとやかく語っても、明日の出会いから逃れることはできないのである。むしろ語ることによって過去に引きずられることにもなりかねない。そんな重荷を背負うより明日の出会いを楽しもうという心構えがどれだけ大切なことなのか思い知るべきである。 そのために、まずは今日の此の現実にどっぷりとはまり、抜け出せないほどにはまり込んで、今日という日をどこまでも
夏に緑葉を生い茂らせた柳は 秋からその葉を落とし始める だが冬になってもなかなかに 葉は落ちきらずに残っている ようやくきれいにさっぱりと 葉を一枚も残さず脱ぎ捨てて 枝を鞭のように風になびかせ しなやかに宙を揺れ舞うのは それはもう春が来ようとする まさに今の季節のことである そうして葉をすべて落とすと すぐに次の葉を育てるための 準備を進めているのだろうか 染井吉野の桜の蕾が膨らんで 花を待つ頃に柳の葉も芽差す あとはもう瞬く間に葉は茂り 春の青空に緑色を添えるはず
ちょっぴり恥ずかしがり屋で照れ屋なのが、納豆とうちゃんだ。 納豆とうちゃんの出社時間は早い。 たちまち会社に現れて、だが、すぐさま退社する。 そうかと思えば、給料泥棒のおちゃらけ社員どもがトイレの鏡の前で長い時間かけてだらだと身だしなみを整えたり、用を足した後の手洗いからよく拭かない濡れた指先でスマホの指紋認証に失敗している、その背後で、うっかり気を抜いている様子を鏡越しに見せたりもする。 でもすぐに立ち直って駆け抜けて行くのが納豆とうちゃんの心意気だし、それが勤務評定を