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岩屋サオ士 大臣
岩屋サオ士は、
「俺は絶対に売国奴じゃない!!」
と言って、かぶりを振った。
「いや違う。お前は売国奴である」
岩屋の眼前に指先を突きつけて、善良な国民は問いつめた。
眼を泳がせて岩屋は、
「違う!違う!そうじゃない!!俺は、スポーツマンなんだよ!売国奴じゃないんだ!!」
売国奴ではないと否定した。
善良な国民によって、岩屋は袋叩きにされて、道頓堀に投げ込まれた。
川の流れにのまれて、溺れそうになった岩屋は、わが子の名前を叫んだ。
それは隠し子の名前であり、岩屋はこのスキャンダルで議員バッジを外されて、銃殺刑でこの世から消えた。
撃ち殺される直前に、またしても誰かの名前を絶叫した。それはアニメのキャラ名で、必殺技が野ぐそビームの女性だった。岩屋サオ士は、息絶えた。