娘とツンデレ
子どもと生活を共にすると、独身のときには見ないであろうテレビ番組に出会う。
『いないないばぁ』から始まり、『アンパンマン』『ピタゴラスイッチ』『妖怪ウォッチ』『プリキュア』を経て……
なぜか娘と二人きりな今日、Amazonプライムで『推しの子』を見まくっていた。
お、面白いではないか!
なんだろう。話の展開から作画も含めて、人気がでるのも納得できる。
ただ、中二の娘と父が横に並んで見るアニメなのかは、ちょっと疑問だけれども。
ほんの数年前には、ヒョイっと抱っこしていた我が子も大きくなった。ソファーからはみ出して寝ている姿を見ると、そのうち背も越されるんじゃないかと少し焦る。
そんな娘さんは、相変わらずツンデレで父を悩ませる。
同じ空間に僕がいると、あからさまに嫌そうな雰囲気を醸し出してくる時もあれば、ご機嫌で近づいてくる時もある。
このギャップは、いったいなんなんだと接し方に困ってしまう。
こっちが気を遣って、スペース確保しているのに、いきなり飛び越えてくる娘さん。
いきなり、「眉毛、カットしてみた。上手でしょー」と顔面近づけられても、「この服、可愛くない?」と首を傾げられても、「お、おぅー」としか言えないのである。
でも、素直な笑顔で接してくれると、やはり親としては嬉しい。
とにかく、見守ることが大事なことかなと思うことにする。頼られたり甘えてきた時には、広い心でいればいい。
結局、どちらでもいいのさ。
ツンでも、デレでも。
きみの未来に、幸あれば🍀