全知全能の神は存在するでしょうか? その2

また、全知全能の神は存在しないでしょう、とバチ当たりの考えを書きます。

全知全能の神の能力を考えると、
真に真に、想像を絶する途方もない能力です。

自分が肉眼で見える物だけでも、真に膨大な物があります。

木の枝や葉っぱ、雑草の1つ1つ、人々の顔、服装、行動、
道路、車、自転車、各々の家、田畑、川や下水の水と生物、等々。

眼に見えない、コロナやインフルエンザのウイルスもあります。

地球全体を考えると、さらに膨大です。

全知全能の神は、宇宙の全体のことを137億年にわたって、知って保持していることになるでしょう。

忘れるのでは、全知全能と言えません。

これをどういう方法で保つかを考えてみます。

宇宙の物資によって保持することはできないでしょう。

それをすれば、その保持する物質について知ることになるので、
それを保持する別の物質が必要です。
このことが連鎖的になるので、いくら物質があっても足りなくなります。

全知全能の神は、宇宙について知っていることを、物質ではない何かによって保つことになります。

そうすると、物質の状態は、物質ではない何かに反映されることになります。

それは、物理学に反する現象が起きていることになるでしょう。

次に、全知全能の神は、神自身について知っているのか、を考えます。

神は、自分のことは知らない、とすれば、全知全能と言えないように思えます。

だから、神は神自身のことを全て知っている、と仮定します。

すると、「神は神自身のことを知っている」、それをまた、神は知っていることになります。
それを、さらに神は知っていることになります。

これも連鎖的になってしまい、表現することが不可能です。

全知全能の神は、真に膨大なことを知っていながら、それを活用していると思えない、
ということもあります。

それは、無駄な愚かな行為と言えます。
全知全能の神に相応しくありません。

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