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設備投資とは何か?

経済指標の中に設備投資というのが頻出なのはご存知でしょうか?
なぜ設備投資が重要なのか、簡単に説明します。

設備投資というのは、企業が行うのですが、企業は常に将来の収益性のことを考えています。
収益性というのは、売上とかの儲けの元になるもののことで、収益からコストを引いたものが利益になります。
で、将来の収益性が危ういと企業の存続に関わるため、経営者は手元の資金を将来の収益性に繋げるために、どう使っていくか考えていくことになります。

いろいろ考え方はあると思いますが、一般的に言って、特に製造業では時折設備に投資することになります。
設備なんて、そんなにしょっちゅう変えるものではないし、多額のお金が必要になるため、適宜経営者の判断で行われることになります。

そこで景気判断を見るために設備投資がなぜ重要なのかが理解できるようになります。
簡単に言うと、設備投資をするには多額のお金がかかるし、しかも、設備投資を経営者がする時には、将来の収益性についてゴーサインが出ている可能性が高いのです。
もちろん将来の収益性なんて正確には分からないし、あくまで見積もり計算なのですが、それでも何も考えずに投資するということもないので、景気判断の指標として、将来についてある程度見通せるというのが、設備投資の金額なのです。

設備投資が冷え込んでいる時は、あまり景気は良くなさそうだし、設備投資が活発になると景気にも良い影響が出そうだ、というのが、一言、設備投資というものなのです。
それから、企業が設備投資に多額のお金を使ってるというのも見逃せない要素なのですが、ぼくは、それだけでなく、この経営者の投資判断というのが、この設備投資の味噌なのかなと思っています。

追伸
コストカットの時にも設備投資は行われます。その時は、軽減されるコストを収益に見立てて計算されます。

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